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こんばんは。
「イマジネーショントレーニング法」連載第七回目です。
今日は「イマジネーショントレーニング法の実際問題」の二回目として
「アイデア・デッサン」、「アイデア・スケッチ」について
もうちょっと詳しく説明して、また、具体的な画材についてもお話しましょう。
正式にはこれを「イマジネーション・デッサン・ノートブック」と呼んでいます。
以前にも触れていますが、
アイデアスケッチ、アイデアデッサンとは、
安価な「らくがき帳」などに自由に画いてゆく稽古です。
あれこれ実際にやってみて試行錯誤する場であり、
考える場、
実験する場
研究する場
でもあり
絵を画くことによって絵を画く能力自体をトレーニングする場です。
わたしは「無印良品」のB5の「らくがき帳」を使っていて、
一冊がたしか90円で、現在8巻目です。
また、無印良品の「らくがき帳」は、B4のものも使っています。
大きい紙がいい場合もあり、小さい紙のほうが作業が進むこともあります。
必要に応じて
スケッチブックや
クロッキー帳
水彩和紙
書道半紙
なども使っています。
わたしは鉛筆を使うことは少なくて、主に筆ペン(パイロットの「瞬筆」)を使いますが、これははっきり趣味の問題で、
稽古を始めたころは、無印良品の12色の色鉛筆や、クーピーペンシル、パステルなども使い
また、「ネオピコカラー」という「色ペン」などもときどき使っています。
これは手当たり次第、使えるものを使っているという感じです。
そして「らくがき帳」は稽古の最初のとっかかりとしてはよかったのですが、
画材に水彩絵の具や、アクリル、顔彩、またポスターカラー、などを使うようになってからは、
「らくがき帳」ではちょっと使いづらいので、
「淡月」という「水墨画帳半紙(水彩和紙)」を主に使うようになりました。
一冊20枚で、700円ほどです。
紙がばらばらだとなにをしているかわからなくなってくるので
ダイソーの安価なB4の「クリアファイル」に作品を入れて保管しています。
これを仮に「アンソロジー」と呼んでおり、
「アンソロジー」は現在、20巻ほどです。
わりあいとできのいいものをこういう形で保管して、
写真を撮って、iPadの「ライトルーム」というアプリにも整理しています。
これも広い意味での「イマジネーション・デッサン」になると思います
かなりの量をこなすことが大事で、
自分の絵の才能に悲観的になることはたしかに多いですが
ではどうやったらいい絵が画けるかを具体的に考えるための
「端的具体化」の場として、
自分なりにあれこれやってみるには
毎日毎日の「アイデアデッサン」の作業はとてもいい方法だと感じています。
ずっと考えていて、つぎになにを書こうかと迷っていたのですが、
細かい技法の問題に移るまえに
「イマジネーショントレーニングとはどんな作業か?」
ということの説明をしたほうが親切そうだと思い、
そういうことを次回はちょっとお話してみようと思っています。
(つづく)