イマジネーション・トレーニングの日記〜わたしの藝と稽古の記録

パターンやイメージを探求するために絵を画いています。

イマジネーショントレーニングの実際問題、その2

2021-03-13 22:23:50 | 日記



こんばんは。

「イマジネーショントレーニング法」連載第七回目です。

今日は「イマジネーショントレーニング法の実際問題」の二回目として

「アイデア・デッサン」、「アイデア・スケッチ」について

もうちょっと詳しく説明して、また、具体的な画材についてもお話しましょう。

正式にはこれを「イマジネーション・デッサン・ノートブック」と呼んでいます。

以前にも触れていますが、

アイデアスケッチ、アイデアデッサンとは、

安価な「らくがき帳」などに自由に画いてゆく稽古です。

あれこれ実際にやってみて試行錯誤する場であり、

考える場、

実験する場

研究する場

でもあり

絵を画くことによって絵を画く能力自体をトレーニングする場です。

わたしは「無印良品」のB5の「らくがき帳」を使っていて、

一冊がたしか90円で、現在8巻目です。

また、無印良品の「らくがき帳」は、B4のものも使っています。

大きい紙がいい場合もあり、小さい紙のほうが作業が進むこともあります。

必要に応じて

スケッチブックや

クロッキー帳

水彩和紙

書道半紙

なども使っています。

わたしは鉛筆を使うことは少なくて、主に筆ペン(パイロットの「瞬筆」)を使いますが、これははっきり趣味の問題で、

稽古を始めたころは、無印良品の12色の色鉛筆や、クーピーペンシル、パステルなども使い

また、「ネオピコカラー」という「色ペン」などもときどき使っています。

これは手当たり次第、使えるものを使っているという感じです。

そして「らくがき帳」は稽古の最初のとっかかりとしてはよかったのですが、

画材に水彩絵の具や、アクリル、顔彩、またポスターカラー、などを使うようになってからは、

「らくがき帳」ではちょっと使いづらいので、

「淡月」という「水墨画帳半紙(水彩和紙)」を主に使うようになりました。

一冊20枚で、700円ほどです。

紙がばらばらだとなにをしているかわからなくなってくるので

ダイソーの安価なB4の「クリアファイル」に作品を入れて保管しています。

これを仮に「アンソロジー」と呼んでおり、

「アンソロジー」は現在、20巻ほどです。

わりあいとできのいいものをこういう形で保管して、

写真を撮って、iPadの「ライトルーム」というアプリにも整理しています。

これも広い意味での「イマジネーション・デッサン」になると思います

かなりの量をこなすことが大事で、

自分の絵の才能に悲観的になることはたしかに多いですが

ではどうやったらいい絵が画けるかを具体的に考えるための

「端的具体化」の場として、

自分なりにあれこれやってみるには

毎日毎日の「アイデアデッサン」の作業はとてもいい方法だと感じています。

ずっと考えていて、つぎになにを書こうかと迷っていたのですが、

細かい技法の問題に移るまえに

「イマジネーショントレーニングとはどんな作業か?」

ということの説明をしたほうが親切そうだと思い、

そういうことを次回はちょっとお話してみようと思っています。


(つづく)