奥田中バスケ部

OKUDA JR BASKETBALL CLUB

子供達から学ぶ

2008-08-20 08:42:22 | スタッフルーム
 H川キャプテン(兄)君のエピソードの中に、学生服洗濯事件というのががありました。
 S君(現在、カリスマ美容師)が、お母さんに「この制服洗っといて。」と制服を渡したそうです。
 この状況を、S君のお母さんは、見逃しませんでした。
 本人にも問いただし、担任の先生にも、相談をして、何があったのか、何をされたのか、時間をかけて、事の起こりを話すように説得し続けました。
 しかし、S君は、何も話してくれなかったそうです。
 先生方が、根負けしそうになっていたとき。「コーチに話します。」ということになり学校から呼び出しを受けました。
 何があったのか、わからない状況で、学校に駆けつけました。
 話の内容は、H川キャプテンに制服のポケットの中につばをいれられたそうであります。
 速攻で、H川君を連れ出し(親に伝えることなく)、S君の家に向かいました。
一昨日のH川君の言葉です。
 「コーチは、ぼくといっしょに何回も何回もあやまってくれました。」
 「キャプテンとして、命令言葉になったり、口が悪くなることもあるだろう。男だもの、多少の拳で傷つけることもあるだろう。だか、男のプライドに傷つけるようなことだけは絶対するな。としかってくれました。」
 「あの時は、ほんとうにありがとうございました。今でも、あの時の言葉は、忘れません。」
 「へぇそんなこと言っていた。それじゃ、たたかれることは、なかったんだ。」と私。
 [いいえ、相当強くやられました。」
 なにげに言っている言葉が、子供達の心に強く残っていくことと、今自分自身が、このH川君が語ってくれた言葉を重く受け止め、子供達と関わっていかなければとあらためて思い知らせられました。