8月9日 恐山の駐車場
14時38分
激しく降っていた雨は小一時間ほど待ったら止んでくれた。
今年の天気は本当に気まぐれだ。
入口の受付で入山料を払う。
大人700円。 子ども200円。
「恐山」と言っていますがここは「恐山菩提寺」というお寺。
「総門」
昔、バイクで来たことがある。
とら母(嫁)と寅次郎(犬)と一緒だった。
今度は娘と一緒。犬は輪太郎になった。
昔の写真を紐解いてみた。
2010年8月13日撮影。
14年前になる。
当時のブログはコチラ
総門の左脇には「来迎(らいごう)の像」、左端には六地蔵が並んでいる。
日本三大霊山(比叡山・高野山)の一つ。
総門をくぐると正面に見えるのが「山門」。
右側には宿坊があり、泊まることもできるらしい。
「山門」
この小屋は温泉。
この日はこの小屋が男湯で、中を覗いたら中年のおじさんが一人入っていた。
女湯は反対側、混浴もあるらしい。
あまり入っている人は少ないみたいだけど、北海道旅仲間の通称「ジャイアン兄」は
入っただけでなく、服も着ずに着替えを抱えてお風呂場を移ったらしい。困った関西人です。
先に進むとご本尊が安置されている地蔵殿がある。
御本殿を左にぬけると荒涼とした風景が広がる。
「地獄」を現わしていて136もの地獄があるそうだ。
火山地帯のため硫黄の匂いが立ち込め、あちこちからガスや蒸気が噴き出している。
腐食性ガスのため硬貨は変色し、中には形がないものもある。
風車はお供えのお花の代わりらしい。
勢いよく回るもの、すぐ近くなのに回ってないもの。
風のせいかそうでないかは分からない。
親より先に子供が死ぬのは罪なこととされている。
罪人は地獄に落ちてこの地で永遠に彷徨う。
親はここを訪れ石を積んで供養し風車を供える。
娘に一つだけ言った。
「積んである石は絶対に触らない事、崩れても触らない」と。
東日本大震災の供養塔
荒涼とした地獄を抜けるとその先には美しい湖が広がる。
「宇曽利山湖」(宇曽利湖)
美しい浜は「極楽ヶ浜」。
いっつも手をつないでくれる娘には感謝しかない。
(ありがとうね。お父さんはうれしいです。)
宇曽利山湖の青く澄んだ水は強酸性で、生育している魚はウグイくらいだとか。
とら母(嫁)と娘が水中を見て「赤く小さな細長い虫がウネウネと泳いでいると」何かを見て話している。
拡大したらこんな虫。なんなんだろう。
昔バイクで来たときのブログにも書いたことですが、この地を知ったのが恐怖系の漫画「うしろの百太郎」でした。
昔は夏になると心霊系のテレビ番組が連日あって、心霊写真なんかをバンバン放送していました。
怖いながらも興味があって、心霊や幽霊は今の人よりも身近なものだった気がします。
「うしろの百太郎」の中で書かれた恐山。
ここは冬季になると閉鎖され守をする番人だけになるそうです。
うしろの百太郎ではその番人の方の証言として誰もいないはずの恐山で人影を見たというものでした。
ぞっとしました。東北の山の中で、その名も「恐山」これ以上、何も不要なくらい怖いものだと思いました。
夕方近くなり、片付けに来られたここの人に思い切って、そのことを聞いてみました。
「昔、ある本を見た話ですが、冬季になって閉鎖され一人で守りをしているはずなのに、他に人影を見たと書いてあったんですが、どうなんでしょうか?」と。
すると
「いまは二人だ。一人だと何かあったら困るから」と。
続けて
「怖いのは人間だ。人を殺したりするし。ここは怖くない」と。
確かに一番怖いのは人間なのかも知れない。そりゃそうだと思いつつも、それよりも他の話を聞きたかった。
前回の初めてここに来た時、想像していたよりも怖さが無かった。今回はよりその思いがする。観光地化が進んでいるからかもしれない。
でも、それが夜であったり冬季であったらどうなんだろうか。
昔感じた「恐山」の印象がぬぐえなくて、今もそんなふうに思い続けてしまう。
恐山を後にお風呂と寝床を探してしむつ市方面へ車を走らせた。
続く
今はお墓や心霊スポットで全裸で寝ても怖くないかな。
当時の写真、店長、とらはは良い顔しているな
とらじろうもあの世で元気か
お疲れさんです。
つのだじろう氏の漫画は怖いね。
でも心霊スポットで裸で寝れるじじいが一番怖いかな。老害って言われんように気を付けてる今日この頃です。
じいちゃんも当時の写真を見たら良い顔してるよ。
そんな良い顔がこの先もできるよう生きたいね。
じじいもそろそろ始めようか。
家族写真って、なんか良いですね。
共通の時間、想い出まで含めて残りますもんね。
そう考えるのは、自分だけかも知れませんけど・・・。
寅次郎君と3人の時も、娘さんと3人の時も、
素敵ですよね?
今度は、輪太郎君と4人で!
しかし、14年?24年?ですか、
見た目の変化も怖いですが、
袖を取ったGジャンでバイク、
分かる人しか分からない恰好。
これも怖いですが、です!
それと娘さんと手つないだ写真、
これもなんですが、
店長の顔が最高です(笑)
お疲れさんです。
先ず、年数を間違えてたことそれとなしに教えてくださりありがとうございます。
誤記でもなんでもなく、計算間違いです。
単純な計算だけでなくて、自分が生きてきた感覚でどれくらい前か分かるはずなのに、
ポンコツになってきた証拠みたいな間違いでした。 やですね。
自分の写真を載せるって恥ずかしいしのそうですが、オッサンの顔を見せて見る方に不快にさせるのではないかってずっと思ってきました。
今もその気持ちは変わらずなんですが、ただ写真を撮るにしてもブログに載せるにしても、自分が写ったのが全然ないのは寂しすぎるので
少し載せさせてもらっています。
Gベスト、昔流行ったでしょ。
硬派でいきたかったので自分はこの格好がすきでした。今着たら笑われますよね。
失礼しました。