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誰もいない海 そして・・・・

2019-08-29 18:55:54 | ◇ トピックス          

夏の終わりはいつ頃なのか
気温の変化ではなく、心情的に8月の終わりごろのイメージがします。
太陽が燦燦と燃える情熱的な夏
ピークが高いだけに終わりとなれば、寂しさや憂いも深くなることがあります

夏の終わりを歌った曲も随分ありますが、「誰もいない海」という曲があります。
越路吹雪なども歌っていますが、男女のデュオ「トワ・エ・モワ」でヒットしました。
もう50年も前になります。

トワ・エ・モワ/誰もいない海 (1970年)

 

今はもう秋 誰もいない海
知らん顔して 人がゆきすぎても
わたしは忘れない 海に約束したから
つらくても つらくても
死にはしないと

今はもう秋 誰もいない海
たったひとつの 夢が破れても
わたしは忘れない 砂に約束したから
淋しくても 淋しくても
死にはしないと

今はもう秋 誰もいない海
いとしい面影 帰らなくても
わたしは 忘れない
空に約束したから
ひとりでも ひとりでも
死にはしないと

ひとりでも ひとりでも
死にはしないと
ルルルルルルル……

歌詞の中で「死にはしないと」という言葉が際立っています。
これが例えば「泣きはしないと」なら、恋人と別れたひと夏の恋の思い出でもあったのかと想像させますが「死にはしないと」になると、単なる別れではなく死別を暗示させます。
タイトルの「誰もいない海」にもつながっていきますね。
1960年代の日本は、高度成長期の真っただ中
同時に学生運動なども盛んで、様々な事件も起こりました。
そういう背景もあったのでしょうね。



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