3月3日は桃の節句
女の子が健康で優しく美しく育つようにとの願いが込められています。
これからは、強くたくましくという言葉も入っていいのかもしれません。
脚光を浴びる梅と桜の合間を縫うように、桃の花が咲きます。
時期的にはまだ少し早いですが、いわば春の二大巨頭の間で控えめにしている気がします。
しかし、桃の花は凛として強い美しさがあります。
⇒みんなの花図鑑
春にお墓参りへ行くと墓地内の桃の木を目にします。
今年はまだ行っていませんが・・・
桃には、魔除けの力があるといわれています。
身近なひな祭り「桃の節句」や桃太郎の話でも、桃のそうした力が表されています。
「桃」という漢字の右側部分には「兆」という字が入っています。
「兆」は、予兆するなどの意味がありますが、神の力が入った字のようです。
カメの甲羅の裏側のひびで、吉兆を占っていた古代の占いにルーツがあるという「兆」
兆は割れ目、裂け目の形ですから、良いか悪いか、吉か兆がという判断の分かれ目にもなるのかもしれません。
二つに一つという占いも怖いものがありますが・・・・
桃の花ことばは、その花の愛らしさが示すように女性の優美をたたえるものですが、桃太郎が桃を投げて鬼を退治したことから天下無敵という言葉もあり、また孫悟空が桃を食べ不老不死の力を得たとされている話もあります。
与謝蕪村の俳句に
「桜より桃にしたしき小家かな」
庶民には豪華な桜より桃の方が似合うという意味ですが、桃への愛情と誇りもあるように感じますね。
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