北海道知床半島から西へ、オホーツク沿岸の紋別市に今年初の流氷が観測された。
⇒ウェザーニュース
観測史上5番目に遅い記録だそうです。
⇒紋別市
流氷は、モンゴルから中国、ロシアを経てオホーツク海に流れ込むアムール川の真水によって、オホーツク海の表面に塩分の少ない海水面を作り、それがシベリアからの寒気によって凍結していきます。
凍結した氷が割れ、南へと流れて北海道へたどり着いてきます。
例年より遅いのはやはり温暖化の原因があるといわれています。
流氷は北海道の漁業にとっては仕事ができなくなる期間ですから、歓迎されるものではありませんでしたが、現在は流氷見学ツアーとして重要な観光資源となっています。
またアムール川の水は栄養素を多く含む水ですので、流氷が多い時はホタテなどもプリプリした品質のいいものが育つそうです。
この流氷も今世紀末にはなくなるのではと危惧されたりもしていますが、こうした自然のあるべき姿がなくなるというのは、大変なことですね。
そうならないように願うばかりですが・・・・
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