1年の折り返し毎年6月末に茅の輪くぐりが行われます。
日々に積み重なる罪穢を祓い清めるための神事です。
鳥居が神と人間の境界を表し、そこを超えれば神の世界に足を踏み入れたことになると言われます。
日常でも、のれんをくぐれば、あるいはその扉を開ければ別世界が広がるというような表現があります。
「くぐる」という行いは、神秘的で変化をもたらすよな力を与える時があります。
そのくぐる場所が狭いほど、簡単でないほどより強くなる。
ということでいくつかその例を。
京都東山にある安井金比羅宮にある「縁切り縁結び碑」
くぐれば、縁も切れるし、結ばれる縁もある・・・切るのも結ぶのも根本は同じ?
大人も這っていけばくぐれそうです。
⇒安井金毘羅堂
奈良東大寺の大仏殿にある柱の穴
幅37cmですので、子どもがやっとでしょう
この穴は、ご利益を得るためにある穴ではなく、この位置が鬼門にあたるそうで、その邪気を逃がすためにあるそうです。
邪気が通る穴をくぐれば、邪気が逃げることになるかもしれないですが・・・・
⇒差の場 NARA FREE GUIDE
長崎県雲仙市の小さな小さな鳥居
淡島神社は女性の守り神のようですが、この四方30cm程度の間をくぐり抜けるのは男性では無理かも?
女性がくぐると安産や厄除け、心身の病気平癒などにご利益があるそうですが、無理してくぐって体調悪くしては何になりませんので・・・
⇒諏訪大社と諏訪神社
広島県宮島の弥山展望台にある「くぐり岩」
自然が作り出す不思議な形は、何か神秘的なものを感じますね・
岩と地面の間が年々縮まっているとのことですが・・・
⇒宮島観光情報
今の自分の何かを変えたい、暗闇の中をくぐり抜けて光のある世界に達したい。
そんな気持ちにさせる「くぐり」でしょうか。
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