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樹木のようにCO2からO2 

2021-04-25 20:58:31 | ◇ トピックス          

鉄のサビ(酸化物)で表面が覆われた赤い惑星( Red Planet )と呼ばれる火星
直径は地球の約半分


⇒INDEPENDENT

火星の大気は95%が二酸化炭素で占められていて、酸素はほとんどないも同然です。
ちなみに地球の大気中の酸素の割合は約20%ほどです。、

この火星でNASAが酸素を作り出すことに成功したというニュースがありました。

トースターのような装置が酸素を作り出します。
装置の名前は「MOXIE」
日本語読みでモキシーとなるのでしょうか


⇒NASA

MOXIEは2時間ほどのウォームアップの後、1時間の稼働で約5.4gの酸素を生成しました。
これは宇宙飛行士が10分間呼吸できる量だそうです。
人が宇宙で活動するだけでなく、ロケット燃料の推進剤としても酸素は必要不可欠なもので、酸素を作り出すことができれば、火星からロケットを打ち上げることも可能になってきます。

今回はテストケースですので小型のものですが、将来的にはこの100倍ぐらいの大きさの装置を計画しているようです。
二酸化炭素を吸って酸素を作り出す大きな樹木を火星に作り出すようなものです。
MOXIEの名は、Mars(火星)で OXygen(酸素)をIn place(その場所)で作るExperiment(実験)という言葉の頭文字からきています。

さらにこの計画は、水素と結合して水を作ることにつながっていくものです。
地球から離れたところで生きるための準備でしょうか。


⇒NASA


24日にはクルードラゴンで宇宙ステーションに星出彰彦さんら新たな宇宙飛行士が到着したと伝えられました。
宇宙の話題は華やかで夢や希望にあふれた印象を受けますが、大切なのは地球。
火星での酸素産出もいいですが、地球の環境のこと忘れてはいけませんね。


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