8月16日お盆最後の日、13日に迎えた精霊を再び送り出すための火が「送り火」です。
それぞれの家で、火を灯すことから始まり、各地域で行事として広まりさまざな形で継承されてきています。
◆京都五山の送り火
もっとも有名な送り火ですね。
山には何か精霊との深い結びつきがあるようなイメージがあります。
コロナ禍の状況で今年は規模が縮小されて行われます。
先日誰かによって「大」の字が点灯されましたが、8月16日という日があってこその送り火です。
単に点灯され、美しいというものではありません。
よき伝統は守られ継続されて重みが増し意味が深まり人々に感動を与えるものですから・・・。
生中継がテレビやネットであるそうですから、今年は家でゆっくりと見ましょう。
◆嵐山の灯篭流し
長崎の精霊流しも有名ですが、
灯篭に乗って極楽浄土へ送ろうという行事
残念ながら今年は中止です。
⇒京都観光Navi
◆小川の百八灯・精霊送り
送り火が百八灯という形式で、送る行事もあります。
こちらも中止。仕方ありませんね。
⇒秩父市
◆山口県萩の万灯会
石灯籠にろうそくが灯りますが、今年は中止。
⇒おいでませ・山口へ
小林一茶の俳句
・・・送り火や今に我等もあの通り・・・
「あの通り」ってなんの通りでしょうね。
夜空を見上げる大文字の火か、
川の流れに目をやる精霊流しか・・・・
やがて必ずやってくる死・・・でしょうね
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