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福岡市美術館で「サプール2021展 in FUKUOKA」が開催されています。
⇒フクオカーノ
コンゴのサブカルチャーであるサップ(SAPE:SociétédesAmbianceurs etdesPersonnesÉlégantes 優雅でエレガントな人々の社会)を支持する男性をサプール(sapeur)、女性はサプーズ(sapeuse)と呼ばれます。
1920年代コンゴがフランスやベルギーの植民地時代に始まったもので、植民地の労働者たちが社会運動のひとつとして西洋の装いを受け入れ自らのアイデンティティーを示したもので、現在まで引き継がれてきました。
貧困の中でもやりくりしながらハイブランドのファッション性の高い服を着ることは、彼らの生きる喜びであり平和主義を主張しているのです。
「服が汚れるから争わない」(⇒朝日新聞)が哲学だといいます。
⇒BBC
コンゴはアフリカ中央部赤道直下にあります。
コンゴの冠を付けている国は元フランス領のコンゴ共和国と元ベルギー領のコンゴ民主共和国があり、共に1960年に独立しました。
サップは周辺諸国にも広がりつつありますが、一方で生活が困難状況の中で、こうしたファッションに消費する傾向を非難する声もあります。
しかし、彼らは日々懸命に働きながら生計を立て、仕事が終わればサプールとして表現者になります。
先が見えない苦難な状況下で、それは一つの希望の光のようです。
ファッションは生き方なんですね。
⇒GuardianToday
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