こどぐる

我が家でいま最も注目のドラマ...


　孤独のグルメ

　　主演：松重豊
　　助演：無し
　　　　　強いていえば、飯(メシ)


何のことはない、いかつい中年男が、行った先々で大食いするという話で
しかもドラマといいながらも、ボッチで喰いながら考えていることを
延々と独白するという、何だこれ？のドラマだ。
さらにいえば、食ってる場面以外(仕事や他人とのカラミ)では
稚拙な脚本と素人のエキストラ？と思えるような大根さんもいたりして
本当に、完成度としては、何だこれ？のドラマなのだ。


だが、これが確かに面白い。
確かに(独りで)食っているときって、くだらないこと考えながら飲み込んでるよなぁ
と共感している自分に気が付く。
さらに、初めて入った店のメニューって、確かに何を頼んでいいのかわからなくて
(食べ切れれば)あんな風にあれこれ頼みたくなるよな～っと
同感している自分がいる。
なんというか、主人公(五郎)に対する共感度がものすごく高いのだ。


とはいえ、どんなに好きでもこの番組だけはリアルタイムで観てはいけない。
夜中にとんでもなく腹が空いてしまうこと請け合いだからだ。
だもんで、録画しておいて、飯を食い終わった直後に観るようにしている。
私の場合、これぐらい徹底しないと間食に走ってしまいそうだ。

さて、録画しておくということは、当然家族も見ることができてしまうので、
我が家はみんなゴロー好き。
ゴロー好きはいいのだが、息子が最近『孤独のグルメごっこ』、
略して『こどぐる』にハマってしまったから厄介だ。

外食に行くと、『そんなに喰えねーだろ』っていうぐらい頼む。
まあ、食べ盛りの中学生なので実際には喰いきってしまうのだが、
見ているこっちの方が胸焼けがしてしまうほどの量だ。
エビチリ定食(エビチリ、ご飯大、中華サラダ、シュウマイ、杏仁豆腐)に味噌ラーメンを頼み、
さらには私が食べてるギョウザをかすめ取る...
やりすぎだろっ！


　：
って、書いてて思ったんだけど、考えたら、私も中学時代は大食漢でしたわ。
まあ、時代が時代(どんな？)なので外食は少なかったですが、
家ごはんではお米をたくさん食べたなぁ。
お店で売ってる一番でかい飯茶碗(小さなどんぶりほどもある)で二杯は必ず食べてましたからね。
どうりでメタボの土台ができたわけだわ(笑
まあ、息子も血は争えぬ体型してて可哀そうだが、
半分は自分の大食いを呪うがいいぞ。





＜蛇足＞
さて、こどぐるの五郎ちゃん。
愛すべきキャラクターではありますが、満腹になった後の一服、
これだけはいただけない。
五郎さんが喫煙者かどうかなんて知ったことではないが、
逆にドラマの中の盛り込むべきことでもない描写ではなかろうか。
原作がいささか古いのでそのままになっているのであろうが、
そろそろ止めてもいいのではないだろうか。