『プロメテウスの火』という言葉をご存じだろうか?
よく、原子力をプロメテウスの火と比喩することがありますね。
なんとなく、人間の力では制御できないほどの力を持ったもの、
人間は知らなかった方が良かった力というような意味で用いられますよね。
プロメテウスの火を人間は間違った使い方をして不幸になったとかなんとか。
でもちょっと待ってくださいよ?
子供の頃読んだ「ギリシャ神話」にそんなことが書いてありましたっけ?
私が知ってるギリシャ神話ではだいたい次のような記憶でした。
『プロメテウスは地上で人間が凍えているのを見かねて、ゼウスに内緒で人間に火を与えた。
怒ったゼウスはプロメテウスを山の頂に磔にして鳥に内蔵を食い荒らさせた』
どうにも神話のプロメテウスの火に悪いイメージが無かったので、改めてギリシャ神話を読んでみた。
するとほぼ私の記憶通りじゃないか。
悪い(というか人間を不幸にした)のは、全知全能の神なのになぜかすぐに騙されて醜態を晒す
おマヌケのゼウスなのである。
未来を知る英雄プロメテウスにさんざん裏をかかれたゼウスは、
プロメテウスを磔にするだけじゃ飽き足らず
人間も不幸にしてやろうと悪女パンドラを作って人間界に送り込んだ。
プロメテウスの弟エピメテウスは欲望に駆られてパンドラの箱を開けてしまい
人間界に禍の種を蒔いてしまう。これで人間は不幸になった。
要するにすべての不幸は、ゼウスの私怨・嫉妬から始まったことになっているのだ。
ちなみに未来を知るプロメテウスは、ゼウスがエピメテウスにハニートラップを仕掛けてくることは
とっくに読んでいて「絶対にゼウスの贈り物を受け取んなよ」って言ってたみたいですが
天才軍師と言えど阿呆な武将の制御はできない三国志のように、味方のミスで負けたんですなぁ。
つまり、制御できないのは「プロメテウスの火」じゃなくて『プロメテウスの弟』だったのです。
さて、かなり前置きが長くなって本題を書くモチベーションがあまり残ってませんが(笑
もうちょっと頑張ろう。
原子力の方のプロメテウスの火ですが、これに反対する人をいちいち取り上げる人達(マスコミ)がいること
私は今一つ理解できない。
もちろん原子力反対と叫ぶことは権利の一つだから止められないけど、それを利用推進派に対抗する、
そして拮抗する勢力のように扱うのは、この21世においてどうなのだろうか?
原子力というのは単なる科学技術の一つなのですよ。
それこそ、極端に言えばマッチ1本とそう変わらないもの。
制御できない力?
今は100%はできないかもしれないけれど、それを安全に使っていくのが科学技術でしょう。
マッチを擦ったら簡単に火が起こせる
蒸気で大きなものを動かす
内燃機関でもっと巨大な力を得る
飛行機で空を飛ぶ
宇宙に飛び出す
これらはすべてできない、不可能といわれてきたプロメテウスの火だ。
それを人間のたゆまぬ努力で安全に利用できるものへと変えてきたのだ。
なぜ原子力だけ制御できないと勝手に決めつけるのだ?
そんなことは宗教裁判、魔女狩りと同じで16世紀の考え方だ。
いま主流となるべき考え方じゃない。
批判にさらされた高速増殖炉だって、もんじゅはいい成果が得られなかったが、
たくさんの技術的な積み上げや発見はあったはずだし、次の機会はもっともっと良いものが
造られることだろう。
制御できない力では絶対にないはずなのだ。
科学の発展、研究を止めてはいけない。
車も飛行機もロケットも、たくさんの失敗をした。
人もたくさん死んだ。
そして残念ながら、いまも死に続けている。
だから人間はなんとかその力を制御しようと日々研究と実験を繰り返している。
なぜ原子力だけその枠から外そうとする?
私にはまったく理解できない宗教の盲目的信者のようだ。
私は原子力を今の内燃機関のように安全に使っている世界が来ることを
楽しみに待っている。
・・・この年ではちょっと間に合いそうもないけど(^^;
よく、原子力をプロメテウスの火と比喩することがありますね。
なんとなく、人間の力では制御できないほどの力を持ったもの、
人間は知らなかった方が良かった力というような意味で用いられますよね。
プロメテウスの火を人間は間違った使い方をして不幸になったとかなんとか。
でもちょっと待ってくださいよ?
子供の頃読んだ「ギリシャ神話」にそんなことが書いてありましたっけ?
私が知ってるギリシャ神話ではだいたい次のような記憶でした。
『プロメテウスは地上で人間が凍えているのを見かねて、ゼウスに内緒で人間に火を与えた。
怒ったゼウスはプロメテウスを山の頂に磔にして鳥に内蔵を食い荒らさせた』
どうにも神話のプロメテウスの火に悪いイメージが無かったので、改めてギリシャ神話を読んでみた。
するとほぼ私の記憶通りじゃないか。
悪い(というか人間を不幸にした)のは、全知全能の神なのになぜかすぐに騙されて醜態を晒す
おマヌケのゼウスなのである。
未来を知る英雄プロメテウスにさんざん裏をかかれたゼウスは、
プロメテウスを磔にするだけじゃ飽き足らず
人間も不幸にしてやろうと悪女パンドラを作って人間界に送り込んだ。
プロメテウスの弟エピメテウスは欲望に駆られてパンドラの箱を開けてしまい
人間界に禍の種を蒔いてしまう。これで人間は不幸になった。
要するにすべての不幸は、ゼウスの私怨・嫉妬から始まったことになっているのだ。
ちなみに未来を知るプロメテウスは、ゼウスがエピメテウスにハニートラップを仕掛けてくることは
とっくに読んでいて「絶対にゼウスの贈り物を受け取んなよ」って言ってたみたいですが
天才軍師と言えど阿呆な武将の制御はできない三国志のように、味方のミスで負けたんですなぁ。
つまり、制御できないのは「プロメテウスの火」じゃなくて『プロメテウスの弟』だったのです。
さて、かなり前置きが長くなって本題を書くモチベーションがあまり残ってませんが(笑
もうちょっと頑張ろう。
原子力の方のプロメテウスの火ですが、これに反対する人をいちいち取り上げる人達(マスコミ)がいること
私は今一つ理解できない。
もちろん原子力反対と叫ぶことは権利の一つだから止められないけど、それを利用推進派に対抗する、
そして拮抗する勢力のように扱うのは、この21世においてどうなのだろうか?
原子力というのは単なる科学技術の一つなのですよ。
それこそ、極端に言えばマッチ1本とそう変わらないもの。
制御できない力?
今は100%はできないかもしれないけれど、それを安全に使っていくのが科学技術でしょう。
マッチを擦ったら簡単に火が起こせる
蒸気で大きなものを動かす
内燃機関でもっと巨大な力を得る
飛行機で空を飛ぶ
宇宙に飛び出す
これらはすべてできない、不可能といわれてきたプロメテウスの火だ。
それを人間のたゆまぬ努力で安全に利用できるものへと変えてきたのだ。
なぜ原子力だけ制御できないと勝手に決めつけるのだ?
そんなことは宗教裁判、魔女狩りと同じで16世紀の考え方だ。
いま主流となるべき考え方じゃない。
批判にさらされた高速増殖炉だって、もんじゅはいい成果が得られなかったが、
たくさんの技術的な積み上げや発見はあったはずだし、次の機会はもっともっと良いものが
造られることだろう。
制御できない力では絶対にないはずなのだ。
科学の発展、研究を止めてはいけない。
車も飛行機もロケットも、たくさんの失敗をした。
人もたくさん死んだ。
そして残念ながら、いまも死に続けている。
だから人間はなんとかその力を制御しようと日々研究と実験を繰り返している。
なぜ原子力だけその枠から外そうとする?
私にはまったく理解できない宗教の盲目的信者のようだ。
私は原子力を今の内燃機関のように安全に使っている世界が来ることを
楽しみに待っている。
・・・この年ではちょっと間に合いそうもないけど(^^;
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