厚顔無恥

公共料金はタダだと勘違いしている人が増えているそうだ。
いや、公共料金じゃないけど、
公共の基金とかそういった類のもの。

一番有名なのが、給食費。
小・中学校の給食費を、
経済的に逼迫しているわけでもないのに、
意図的に払わない場合も少なくないよう。

東京、神奈川あたりで増えているというのが、
公立保育園の保育料未払い。
園は一度引き受けると簡単に断ることが出来ないという立場を悪用して
入園したあとは保育料を払わないという。
保育料は、基本的に親の収入で決まっているはずなので
”払えない”のじゃなくて”払わない”ほうが圧倒的に多そうだ。

奨学金の返還もかなり滞っているらしい。
もともと潤沢な資金があったわけではないから
このままでは制度の崩壊もありえるそうだ。

そして、先日より話題の公立病院の診察料不払い。
医療費の自己負担割合の増加によるところも大きいそうだが、
確信犯的に、事務関係が閉まっている夜間診療を狙ったり
会計前にトンズラすることも多いという。



なんとまぁ、厚顔無恥が大手を振って歩ける時代が来たものだ。
親の顔が見てみたい、ってもう十分大人がやってるわけだが。
給食費なんて、子供がかわいそうだと思うんだけどね～。
バレたら、まず間違いなくイジメの対象だし。
そしたら、『何でそんなことが漏れるんだ！』って逆ギレパターンでしょうか。

こういう行政サービス(？)をＮＨＫの受信料のように考えてるのか？
ＮＨＫの場合、受像機に勝手に電波を送って『金払え』といってるから問題あるけど、
この場合は『食う』『入れる』『受ける』という自らの意思によって
選んだサービスなんだから、払うの当り前でしょ。


そういえば、先日我が子が通う学校で奉仕作業があった。
児童とその保護者で学校の草むしりや掃除をやるというもの。
いちおう『学校からのお願い』ベースということであったらしいのだが、
これを額面どおりで受け止めるどころか、
『任意だからいく必要ないよ』と周囲に協力を呼びかけ、
吹聴しているバカ親がいた。
その子のクラスだけゴッソリ欠席で、ほかのＰＴＡが　(゜д゜)ポカーン

いつから『協力』って言葉がなくなったんだ？
そんなすさんだ学校に自らして、自分の子を通わせる親。
開いた口がふさがらん。
日本ならではの『恥』の文化はどこにいったんだ？