まずうま

”まずうま”っていう感覚ってありますよね？
『あんまり美味しくない、はっきり言やぁ不味いほう、
　　でもなんか食べたくなっちゃう味』
先日いった中華料理屋がまさにそれ。


つくば市のだいぶんはずれにたたずむそのお店。
最近新装オープンしたのか、つくりが古い割りに小奇麗で、
玄関で靴を脱ぐ妙なスタイル。
従業員は華僑か短期入国者(と思われる)。
客のスリッパを足で揃えていたところを見ると
接客は基本的に苦手らしい。ん～本場っぽいかも(？

メニューは\200ぐらいの焼き餃子から\1500ぐらいの
ふかひれラーメンまで多様。
原価に合った値段のつけ方なのか、本場の価格差を導入しているのか
かなりメリハリがついていて、
私の感覚では『これが\500なのに、こっちが\800？？』という
摩訶不思議。


さて本題の味。
昼時なのでセットでマーボ丼セットを注文。
連れのエビチリチャーハンが出てきてからだいぶたって到着。
この辺の順番やタイミングがめちゃくちゃなのはいかにも本場っぽいw
先ずマーボ丼が運ばれてきた。
小さめの平皿にてんこ盛りで、いかにも色気がない。これも本場流だ。
味のほうは、辛味はかなり控えめで渋めの味噌の香りのきいた
四川風とはちょっと違う味。
ん～、これは違うかも。
んで、いつまでたってもラーメンが出てこない．．これも(ry


で、やっと出てきたこのラーメン、これがマズウマなのだ。
最初、『あれ？これ何の味？？』って、何ベースのスープなのか
まったく不明。
いや、喰いすすめても不明ww
油っぽさが鶏(皮つき)ベースを物語るが、乾物(しいたけなど)または
その粉末(化調？)が味を妙に複雑にしていて、
たいして美味くもないんだけど妙に箸が進む。まさにマズウマ。


近いうちにまたいってみて、この『奇跡のマズウマ』が
マグレではなかったことを確かめてみたい。