45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ネイビージャケットとオフホワイトパンツの着こなし +ONの着こなし ネイビージャケットタイドアップ

2013-05-07 05:21:39 | ネイビージャケットの着こなし
さて、ネイビージャケット+白パンに派手柄を受け止める力があるということで、お試しになられたでしょうか。これにはもうひとつ、上に白Tシャツパンツに派手なマドラスチェックのショートパンツを持ってくるというバリエーションがありますが、これは後日ご説明いたしましょう。
 ゴールデンウィークももう終わり、もう一つだけネイビージャケットにチェック柄を合わせるコーデをご紹介し、今日からもうビジネスが始まっているということで、ネイビージャケットで過ごした休日もおしまい。・・というのも淋しいのでネイビージャケットをビジネスで着る着こなしを。
 おいおい、そんなの誰でも知っているよ、と仰る前に一応メンズ雑誌各誌ではネイビージャケットにどんな色のパンツをあわせて、どんなタイをもってきているか眺めておくのも面白いと思うのですが如何でしょう。
 まずは休日カジュアルの続きから。マドラスチェックの柄が日焼けしたようにくすんでいたら、白パンでなく、白っぽい明るいベージュ、オフホワイトのパンツを選びましょう。シャツの色が少しだけ白いパンツに沁み込んでくるイメージで選べば間違いがありません。何だかタイの露天商の兄ちゃんみたいですがジャケットの素材選びを間違わなければ大丈夫。駅前の美容室、書店、メンズショップ、家電量販店、エノテカくらいまでは平気でいけますね。何より、コーディネートする機会の少なかったシャツを生かせたことが重用ではないでしょうか。


 もっと淡いチェックならどうするかというと、ついついパンツを濃い目にしたくなるところをぐっと押さえて、ライトベージュかオフホワイトのまま、首回りに焦げ茶かチャコールグレーなどの遠目無地に見える暗めのスカーフを巻きます。



 さて、ONのネイビージャケットの着こなし。まず、集英社のUOMOから
ネイビージャケットにグレーのウールパンツ。これは誰でもわかるけど、その色。ここまで暗くするのが、一番手堅くまとめるコツ。チャコールグレーのやや手前、ミディアムグレーよりもやや暗め。この辺がもうネクタイなしでも着こなせそう、ジャケットさんパンツさん二人でよろしくやってくれと言いたくなるほどいいバランス。シャツは白地にネイビーのピンストライプ。で、このネクタイに注目。
 スーツの時とジャケットの時のネクタイ選びはあきらかに違うという見本。ジャケットはすでにパンツとジャケットで色を使っている。だからジャケパンのネクタイは「色数少なめに」が基本。ここではジャケットのネイビーとシャツの白しか使わないシンプルなレジメンタルストライプ。私のイラストの方は少しブルーを加えましたが、無い方が綺麗かもしれません。靴は・・黒ではなく焦げ茶ですよね。ベルトも同じ。その意味でもタイの色は二色にとどめるのが正解。
 というかこれあくまでビジネスでの話。


 ネイビーにグレーでは何だか高校の制服みたいと思われるだろうと、グレンチェックのパンツに合わせたのは雑誌メンズクラブ。一方、ブルーの細かいストライプシャツに白地にネイビーの細いストライプタイを締めたのはMen’s EX ワイシャツが白さを失った分タイで補うという感じ。




 さて オーシャンズも、メンズEXもやや明るめのグレーパンツにネイビージャケットをあわせています。これは、そのまま制服コーディネイトなのですがそうならないのは、ネクタイの発色のよさ、ジャケットの質感、パンツの風合いなどによるところ大。ご自宅にエルメスのソリッドタイとかあったらぜひチャレンジしてみてほしいコーディネイトです。





ネービージャケットと白パンの着こなし (カジュアルタイ)

2013-05-06 10:02:15 | ネイビージャケットの着こなし
 前回の派手チェックを「白パン+ネイビーJK」が受け入れるという話の続きです。
 白パンに、ブルーのシャツ、デニムジャケットを羽織る。シンプルで綺麗なコーデのはずだかどこか間が抜けて見える。ジャケットのボタンを留めたらいい感じではあるけれど、ボタンを開けて寛ぎたい。逆に、海外出張など旅先で白パンに淡いブルーのシャツでネイビーのレジメンタルタイとONの着こなしをしたあとで、午後からOFF。「タイを外したらなんかヘンだ。」
そう思ったら、「タイを替える」という手です。
 ぶるーのシャツをタックアウトで着て、ちょっと一味足りないというときに派派手目なタータンかマドラスチェックのコットンタイをしてみましょう。オジサンならではの事情通のお洒落ができそうです。タイでは飽き足らないときには、派手なストールを巻きましょう。

 TPO的には恥ずかしさが薄まる海外旅行のシーンが一番でしょうけど、国内でも人目を意識したお洒落をしなくてはいけない場面。例えば同窓会とか友達の誕生パーティとか。休日にカジュアルタイをする機会は自分で意識しないとなかなか生まれてこないです。カジュアルタイ自体がクローゼットの奥に隠れてしまっているわけですから。オフの演出は、タイを緩めるとかシャツをタックアウトにするとかして「今日は仕事じゃないよ」と伝える工夫が必要。靴はローファーとかならオン・オフの兼用がききます。
 次はニットタイ。45歳以上なら、一度や二度、派手なチェック以外にも、キュートなボーダー柄のニットタイを買ってしまって一度も使わずにネクタイ掛けにぶる下がったまま、なんて経験がおありではないでしょうか。こういうタイをいつするの?「今でしょ」と真ん中の方も仰ってます。

 このニットタイを仕事で締められるうらやましい環境で働いている方も中にはいらっしゃるでしょうけど、普通のオジサンはまずは海外またはプライベートの場で試してみましょう。シンプルにしすぎて色が足りない、そういうときにストールを巻くかカジュアルタイの存在を思い出してください。
 

ネイビージャケットとホワイトパンツの着こなし その2

2013-05-05 01:59:40 | ネイビージャケットの着こなし
ネイビージャケットのコーデで、私のお気に入りのコーデがこれ。本来は秋冬のカシミアパーカーとの合わせなんですが、コットンジャージーのパーカをあわせたら春夏でも十分使えます。特に今年のように寒い日もある5月の連休。ホワイトデニムにパーカーという寛いだ着こなしにネイビージャケットを羽織るなんて結構ありうる組合せ。どこかリゾートのホテルでの朝食の出で立ちのようで颯爽としていますね。休日ならスポーツクラブの帰りにそのまま食事に出かけてもいいでしょう。大人のパーカーの着こなしとして、ぜひネイビージャケットを活用しましょう。

 
 このように「ネイビージャケット+白パン」はインナーに少々かさばるものや賑やかな柄ものでも器用に取り込んでスタイルにまとめてくれます。
 マルチカラーの少々派手目なマドラスチェックも白パンの力で完全に抑え込まれています。派手柄をネイビー、白パンで着こなすコツは、タックインして派手柄の面積を少なくする。ポケットチーフでフォーマル寄りに。パンツはオフホワイトでスリムなものを。

 きれいな色のシャツをタックインしていく場所は・・これは子供の学校のコンサートとかパートナーのショッピングのお供とか、エンターテイメント向けの着こなしかもしれません。この際、買ったけど着ないで放ってあるチェックシャツを全部引っ張り出してこのコーデで試してみましょう。
 たとえばバーバリーチェックなどネイビーはダメでもジャケットを黒にすればぴったりはまるはずです。

ネイビージャケットに白パンのコーデ その1

2013-05-04 07:21:18 | ネイビージャケットの着こなし
さて、ネイビージャケットのチノパンコーデは、皆様それぞれ好みがあるしすでにご自身の型を持っている部分かもしれませんね。
 それに比べて、白パンコーデ。これは5年前にあたりが流行のピークで、もう俺はいいよという人もいるかもしれません。しかし、海外スナップではすでに定番化していて実際に海外で春夏に繁華街や観光地で写真をとれば、必ず白パンを穿いたオジサンが映っていたりします。

 まず、ネイビージャケットに白パン、インナーはブルーでまとめるコーデから。インナーは左のように、ブルーのギンガムチェックにすると、単色コーデでも寛いだ感じになります。ゴールデンウィークの旅行でネイビージャケットをちょっときれいに着こなそうというときに使えます。
 一方、白地に細かいネイビーのストライプシャツを選べば、かなりすました雰囲気になります。そのままホテルのロビーでパートナーの支度が終わるのを待ち、これから有名レストランで食事という感じでしょうか。
 右と左のコーデを見比べると、右が白のデッキシューズ、ベルトも白いのに対して左は、ネイビーのスエードローファー、ベルトもブルーを持ってくるところがお茶目な雰囲気というのでしょうか。単色コーデでシンプルになりすぎたと思ったら首に同系色のスカーフを巻くか、ポケットチーフを。
 白パンを持っていないという方、もちろんホワイトデニムでもOK.それもないなら、まずはオフホワイトのチノで代用する手もあります。遠目には同じ白に映ります。


 ストライプシャツも、縞の間隔が大き目ならば、力強い感じになります。アクセサリーも黄色、ゴールドっぽい色調のスカーフをアスコットスカーフ風に首元に巻くと豪華な雰囲気になります。パリのビストロでこんな感じで食事を楽しむのは如何でしょう。一方ボーダー柄のポロシャツ。これは気軽なお洒落。
 パートナーが急に出かけるから買い物に付き合って、と言われて銀座までというときなど、あわてず騒がずこの出で立ちで。このパンツがオフホワイト。襟元のネイビー地に白いドットのスカーフはネービージャケットやグレージャケットの彩りに持っていると重宝します。


ネイビージャケットとベージュのチノのコーデ (黄色っぽいベージュ)

2013-05-03 09:04:57 | ネイビージャケットの着こなし
 一口に、ベージュのチノパンといっても見比べるとその色は微妙に違っています。
大抵の方は、オフホワイト(白に近い生成り)のパンツ(ジーンズタイプであったり
チノであったり)とやや濃いめのベージュの二本は持っておられると思います。
これに最初に出てきた赤みの強いベージュ。これは白や生成りと合わせました。そして黄みを含んだベージュはブルーのインナーとあわせています。ベージュが淡いときはシャツもダンガリーの薄めのブルーをチラ見せ。
 さて、本日はパンツの黄みがややはっきりしたチノ。これにはデニムシャツを前面に見せるコーデです。前回のブルーよりはっきりした色落ち少なめのきれいな色のデニムシャツをあわせています。今年はカラーチノがブームなこともあって黄色みの濃いめのチノパンもショップで見つけやすいでしょう。

 さらにパンツを濃いベージュにすると、カジュアル感は増します。茶系のベージュにはオフホワイトのカットソーを合わせましたが黄(緑)よりの濃いめのベージュにはやはりブルー。少しだけくすんだブルーのニットのベストかカーディガン。下に着た白シャツの面積を大きく出して全体が暗めになるのを防いでいます。20代の雑誌のコーデですが、色とアイテムの組合せは45歳以上でも使えそうです。靴は替えるとして。

 そして最後が明るめの「黄色っぽい」チノ。この写真と同じPTO1のチノを持っていますが、クローゼットの他のチノやオフホワイトパンツに比べて黄色っぽいライトベージュです。ネイビーブルーをそのまま明るくしたような、ややパープルがかったボタンダウンシャツをあわせています。都会的で大人のコーデ。

 さてチノパンを替えるだけで合わせるインナーも大きく変わるネイビー・ベージュのコーデ。雑誌のコーデでは、網羅してはいても細かいニュアンスの違いまで読み取る機会は少ないのではないでしょうか。
 さてTPOですが、最初のデニムシャツは気取らないカジュアルな装い。休日の買い物から家族との気軽な食事まで、二番目はトラベルやレジャーウエアとしてカッコいい。旅行に行かないまでもエスニックレストランで飯を食うときなど、派手目なベスト一枚が気分を盛り立ててくれます。3番目はポケットチーフを派手目にして休日予約したレストランにパートナーをエスコートするのにふさわしいです。ややパープルがかったシャツが華やいだ気分にさせてくれるのではないでしょうか。

ネイビージャケットとベージュチノの着こなし その2(より着崩すには)

2013-05-02 06:00:19 | ネイビージャケットの着こなし
ベージュのチノパンとのコーデはラフながらも品よくまとめたけれど、ネイビージャケットもっとカジュアルに着崩すなら、次の方法があります。
 ひとつは、パンツの色をより茶系に。インナーはバルキーなサマーニットや凹凸感のあるリップル生地などを持ってくるとプレーンなカットソーとは違ったカジュアル感が増します。

 デニムシャツを合わせるなら、パンツはより黄味がかったベージュにしてブルーとの対比をねらいます。インナーは白Tでもいいですが、グラフィックプリントのライトグレーのTシャツでもおちついた感じになります。(このデニムシャツのチラ見せ、うまくいかない時は、最初はボタンをしめて着てからボタンを外せばきれいに見せられます。)

 黒ジャケのときは、同じようなコーデをしてボタンを閉めたのになぜネイビージャケットだと前を開けるのか?http://blog.goo.ne.jp/omuzim/2
これは、黒とブルーとベージュの強いコントラストに対してネイビーとブルーとグレーとベージュの穏やかなコントラストを意識しているからだと思います。ことに黒ジャケのコーデでは、かなり鮮やかなデニムシャツだったのが、今回は薄青のデニムシャツ(写真はダンガリーシャツ)とそれに融け合うようなグレーシャツを上半身に持ってきて横のグラデーションでまとまりを作っています。それと対比させるベージュのチノパン。上着丈とシャツの着丈とTシャツの丈をあわせると二つが強調され綺麗に見えます。まぁ45歳以上のオジサンは上着丈の短いジャケットを着るのはかなり抵抗があるのでしょうけれど。

 さて、TPO的には昨日と同じ。ゴールデンウィークの小旅行に。海外旅行でも通用するし薄手のコート一枚かインナーの調節で海外の気温の変化にも対応できます。気取らないスペインバールやJAZZのライブハウスを訪ねるにもふさわしい恰好だと思います。

ネイビージャケットとベージュチノのコーデその1

2013-05-01 05:35:26 | ネイビージャケットの着こなし
ネイビージャケットにデニムをあわせるコーデの次は、チノパン合わせです。このコーデは旅行など、手持ちの服が限られて着回しで、印象をがらりと変えたいときなどに役立ちます。ネイビージャケットに、デニムパンツ(色落ちでもリジッドでも)ベージュのチノ、そしてこれから解説する白パン、ライトグレーのパンツと4本あるだけで10日間くらいの旅行はこなせてしまいます。
 さて、連休の狭間ということで、もっとネイビージャケットを活用いたしましょう。最初は白いカットソーです。

 写真はLEONからです。クチネリさんというデザイナーさん、タダの白いTシャツではラフすぎるから、下にポロシャツを着て、襟を出す。Tシャツも少し厚みのあるカットソーを着て下半身のベージュのカーゴパンツとのバランスをはかっています。
エルメスでしょうか、ベージュのコンビのレザースニーカーも色をあわせてシンプルながらカジュアルでシックな装いになっていますね。胸に刺したポケットチーフも一文字のTVホールドでこれがまたネイビーと赤系(茶っぽいベージュ)の挿し色として効いています。
 カットソー、バスクシャツの下にポロシャツの襟を見せる着こなしは、黒ジャケと白パンのところでも出てきました。http://blog.goo.ne.jp/omuzim/2
白パンがベージュになり、黒ジャケがネイビーになるだけでかなり雰囲気が変わります。こんな感じです。

 黒ジャケが白との対比でネイビーっぽく見えたのに対して、ベージュとの対比でネイビーが黒っぽく見えるのが面白いと思いませんか。
 柔らかなカジュアル感がでているコーデです。先ほどのクチネリさんよりやや肌色よりのソフトな雰囲気のベージュパンツを選んでいます。ネイビージャケットもニット系の素材のほうがカジュアル感が増します。ジャケットがもうすこしカチッとした雰囲気ならば、ポロシャツの襟出しで対応するとうまくまとまります。
 さて、これはTPO的には旅行中、それも海外出張のオフの日に美術館を観るなんてシーンにピッタリですね。いや、別にゴールデンウィークの帰省とか箱根の旅行なんかでもいいですよね。オフだからってここぞとばかりに薄いカーキやキャメルのジャケットとか出してきても着回しがきかないから荷物になるだけです。
 さて連休も後半に入る前に、ネイビージャケットを着て出かけましょう。旅行じゃなくても美術館に行くとかいつもと違った着こなしを楽しむ機会はいろいろありますよね。
 そうそう、こういうシンプルな着こなしこそ45歳以上の大人のコーデです。特に靴の選び方が重要になるのがお判りでしょうか。さぁ、いつものローファーもいいですが新しいデッキシューズをパートナーと一緒に探しにいくのもいいかもしれません。