以下は考える会のブログより
2020年2月の弁護士業界【鹿を負う者は山を見ず】の業界
投稿日 : 2020年3月4日
2020年今月の弁護士業界【鹿を負う者は山を見ず】
2020年2月もいろいろございました。コロナウイルスで裁判員裁判も延期になったとの報道がありました。
そのうち裁判官も原告も被告も傍聴人もマスク姿ということになるのではないでしょうか。
2月の官報公告
今月から再処分と初処分、処分された法律事務所の弁護士の在籍人数を掲載しています、
2月 9件 通算7件目から15件目
⑦ 2月4日 青木一雄 19092 京都 戒告 1月14日 初
⑧ 2月13日 菅谷幸彦 24173 第二東京 戒告 1月22日 初
⑨ 2月14日 上野進 15319 福井 戒告 1月23日 初
⑩ 2月17日 山本忠雄 11093 大阪 戒告 1月24日 初
⑪ 2月17日 有馬純也 29434 福岡 戒告 1月23日 初
⑫ 2月19日 豊川永昇 13316 沖縄 戒告 1月24日 2
⑬ 2月27日 渡邉太郎 33397 札幌 戒告 1月31日 初
⑭ 2月27日 冨田創一 44131 神奈川 戒告 1月30日 初
⑮ 2月27日 三浦直子 35669 東京 業務停止1月 2月6日 初
中略
2月の「弁護士に関する記事・報道」
ブログに懲戒請求者の実名公開 高野弁護士を提訴.・産経新聞
2020年2月21日
DV被害女性の住所を伝える、加害男性の弁護士に 転居強いられ市が示談金
2020年2月20日
少女にAV出演強要したAV製作販売会社の顧問弁護士菅谷幸彦弁護士(二弁)懲戒処分の議決書
2020年2月13日
依頼者に無断で過払い金手続き廣田亮彦弁護士 業務停止3月懲戒処分 /大阪
2020年2月12日
日弁連会長選挙は再投票に、山岸候補(二弁)荒候補(仙台)との決戦に
2020年2月8日 弁護士に関する記事
常軌を逸したゴーン氏の弁護士人高野隆弁護士の懲戒の答弁書・超一流弁護士としてあり得ない対応
2020年2月6日
ゴーン氏の弁護人に申立てた懲戒請求に対する高野隆弁護士の答弁書【高野隆のブログ】
2020年2月5日
虚偽供述させた江口大和弁護士(第二東京)に有罪判決 横浜地裁
2020年2月3日
https://jlfmt.com/2020/03/04/41462/
(上記より抜粋)
コロナの蔓延、ゴーンの逃亡とたった2か月もの間に世を揺るがす事件が続出しています。
平成の世で社会が抱えていた問題が昨今表面化した為です。
上記の続きです・・・
鹿を追う者は山を見ず
目先の利益ばかり追求して、それ以外のことが見えなくなり道理を忘れてしまう。ということわざ
弁護士に対する懲戒請求が不当なものがあると、ツイッターで批判をする弁護士がいます。
今後懲戒の審査には懲戒請求者から費用を取るとか、不当な懲戒を申立てられたから裁判を起そうという弁護士の方々もいます、
不当懲戒とは誰が決めるのでしょうか、
綱紀委員会がこの懲戒は不当であると議決をしたものを見たことがありません。
懲戒請求は懲戒事由が一番重要ですが綱紀委員会に審議が付されたということは懲戒事由が書かれてあったということです。
綱紀に付された懲戒であるにもかかわらず、不当だ!不法だ!というのは大間違いです。
まして綱紀の判断も待たずに裁判所に不当懲戒だと訴訟提起するのは「弁護士自治」を捨ててしまったということになります。懲
戒権を法務省に渡してしまおうという弁護士も出てきました。
先人が苦労して築き上げた「弁護士自治」を崩壊させようという意見が多く出てまいりました。
懲戒の判断を裁判所に委ねるということは「鹿を追うものは山を見ず」になっているのではないかと思います。
以上
これまでも懲戒請求を申し立てられて理不尽な思いを経験した先生もいらっしゃった事でしょう。
しかし、それは或る意味自治を得た代償でも有ります。
どうしても懲戒請求者を提訴するとしてもせめてカンパも募らず、綱紀委員会の議決を待つべきだったのでは?
刑事告訴はどうなりましたか?
余命に対してまだ何のアクションも起こしていない様ですけど・・・
本日もありがとうございました
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