野ざらしの狼

旅や身近な事を綴る雑ブログ

クロスカブロットホルダー自作

2024-09-12 15:48:00 | バイク
ついつい後回しにしてズルズル。
そういうのって多いですワシ。
カブと付き合い始めて10年、カブで釣りに行くのも乗り始める理由の一つにしていたが、竿をどうしてカブに搭載するかで棚上げになっていた。
インスタカブ仲間が投稿したダイソー釣具の穴釣りを見て、ググッと気持ちが前向きになった。クロスカブに穴釣り用のロットホルダーを取り付けることにしたのじゃよ。

竿は随分前によっちゃんイカと一緒にポチって、まだ1回も使っていない110センチの振り出しテトラ竿。
仕舞い寸法は63.5センチでリアボックスへの収納は諦めた。竿だけなら上下左右に斜め置きでギリギリ入るがクーラーなどが何も積めないのじゃ。

ハンターカブ用でシート後方にカッコ良くロットが斜めに積めるやつを見つけたが、ja45とはネジの位置が違い、また今付いているリアボックスに干渉しそうなので諦めた。
フロントまわりはどうかと見てみると、ヘッドライトの横に縦で固定出来れば、ハンドル操作に影響は無さそうだ。
ここに固定する方法を考える。


ダイソーのおもちゃバットのグリップ部を切って付けるとか、細身の缶スプレーの肩から下を取り付けるとか考えたが、見た目がどうもよろしく無さそうじゃのう。

そこで手持ちの自転車部品をあさってみると、ボトルケージをシートポストにベルクロで固定する部品が出てきた。
だいぶ前にブロンプトンに付けていたものだ。
そのシートの掴み部分にロットを固定して、ゲージの取付け箇所に座金を付けてクロスカブに固定すればいいぞ‼️
ロットの重量は82gでボトルに比べれば1/10の重量なので対荷重に風圧を考慮しても問題は無さそうだ。

寸法取りをして、ステーを加工する。気温34度で汗ダクよ。

加工した座金をマットブラックで塗装したのじゃ。もう、すぐ乾燥するがな。


仮組するとこんな感じ。
ヘッドライトの取り付け部を座金で挟んで固定するんじゃ。


ベルクロを付けて竿を付けるとこんな感じじゃ!


実際に走ってみてもしっかりしており、ブレたりしないぞ。

リアボックスもダイワの8リットルクーラーがこの通りスッポリと収まり、クロスカブ釣ーリング仕様の完成じゃぞ。

しかし、ここに来て大きな問題が出てきたのじゃ。
9月中旬というのに朝から気温30度、日中は35度を超え、とてもじゃ無いが釣りに行く気がしないぞよ🥵バイビー👋




青春18きっぷ 高松で昼ごはん

2024-09-07 17:28:00 | 旅行
青春18きっぷが未だ余っとる。
JRグループの普通列車が5日分乗り放題で、7月の北海道→兵庫県の旅に4日分使い、残り1日分の乗り放題が出来るわい。
どこいこ?そういえば、鉄旅で四国には踏み入れて、というか乗り入れとらん。
瀬戸大橋を通ってうどん県の高松でお昼ご飯を食べて帰って来るのはどうだ?
調べると、朝6時に家を出ると昼前に高松に到着し、お昼を食べてお城を見ても午後8時過ぎに家に帰ることが出来そう。
9月6日、早速行動じゃ。
ウキウキしているせいか、4時過ぎに目が覚めてもうたが、妻君に気を使い5時15分まで起きるのを我慢
簡単な朝食をとり、身支度を済ませて家を出る。
駅員さんに5回目の入鋏をしてもらい、6時23分発の電車に乗り込んだ。


本日のいで立ちは、日帰りなので白Tシャツにセルビッチデニムで、足元は沖縄で買ったギョサン。
ちなみにギョサンとは、沖縄の漁業関係者がよく履いているサンダルを省略した言い方での、ワシはこの色のギョサンとブルーデニムの取り合わせが大好き。


この格好にボディバッグという、遠出に似あわん格好で、日本海沿岸部から瀬戸内海を越えて四国に行く。まるで近所にふらっと飯を食いに行くかのごとくじゃ。

6時53分に和田山駅に着き、播但線ホームに移動する。ここから寺前までは電化されておらぬのでディーゼルカーじゃ。


兵庫の分水嶺である生野峠を、7時9分和田山発のオレンジ色のディーゼルカーはゆっくりと登る。
8時5分に寺前駅に到着すると向かいのホームに姫路行きの電車が待っとる。
2分差で出発だで。
ここはホームに段差があり、転倒防止のため中央に柵が設置してあるんですんなりと反対側に行けん。みんなわちゃわちゃと乗り込むわい。



8時48分に姫路駅に着き、播但線の改札を出て8番線の山陽線ホームに向かう。
普通、在来線の乗り換えに改札は無いが、播但線は新幹線のように駅内に改札があるぞ。途中に無人駅が多いのでまとめて改札をしようという事かえ?
9時9分の播州赤穂行きに乗り、相生駅で9時32分発の岡山行きに乗り換え、10時38分に岡山駅に到着じゃ。
6番線に移動すると、向のホームに赤いアンパンマン号がおるやないかい。
先頭はグリーン車でキャラクターもいっぱいじゃ。孫に知らせるためにLINEで写真を送る。未だ2歳半なので二人で旅は出来んが、もう少し大きくなればぜひ乗ってみたいものよ。そういえば次の次の朝ドラがあんぱんじゃったな。またブームがきそうやな。


10時53分発の快速マリンライナー23号に乗車。ジーンズの児島を過ぎて長いトンネルを抜けると瀬戸大橋やないかい。
高速道路は何遍も通ったが、鉄道で通るのは初めてだで。


真下の海がよく見えて素晴らしい。見惚れていると、あっという間に坂出のガスタンクが見えて来て瀬戸大橋区間は終了し、11時49分に高松駅に到着じゃ。
5時間26分 乗換5回 255.5㌔


観光協会でさぬきうどん食べ歩きマップをもらい、えきを出て右へ。
早速駅前の人気店めりけんやで行列をみるも目指すは兵庫町商店街のさぬき麺業
10分ほど歩いて到着じゃ。




パワハラ文書問題で揺れる兵庫県民が、うどん県讃岐高松の兵庫町に到着し、兵庫県民と言えずに肩をすぼめて席につくぞい。

注文は前日に決めておった。
骨付鳥セットのかけうどんと瓶ビールじゃ!
そう、なぜここのお店に決めたかと言うとな、フルサービスでビールが飲めてうどんと骨付鳥がゆっくり食えるからなのじゃ。
ネットで半日かけて探し出したのよ。
これがええ。



おっ、安倍晋三先生もご来店されていたようじゃ。南無阿弥陀仏、成仏してくだされ。


待つこと5分
骨付鳥とかけうどんが登場じゃい❗️
ドーン💥


料理バサミでカットしてむしゃぶりつく!
スパイシーでうまいねぇ、ビールによく合うよ。

合間を見てうどんも飲み込む。
骨の軟骨もシガシガしがむ。
お腹いっぱいでご馳走様じゃ🙏
2,320円也


近辺を散策してみる。
アーケード交差点のドーム天井
カッコええのお。

三越ではさださん展をやってるみたいじゃ。

そして高松城跡に200円で入れてもらう。


チヌの餌やり場で養殖状態の年無しチヌたちがごちゃごちゃおる。


進むと、ほー、松ぼっくりの回収ボックス


散策を終えて土産を買い14時40分の快速マリンライナーに乗り込んで行きと同じルートで帰宅するぞい。
先頭車両に乗ったので前方視界もバッチリじゃ。

下も渦潮が出来ておるようじゃ。
グレーチングもサビが目立ってきたのう。


岡山、相生、姫路、寺前、和田山と乗り継ぎ、この電車が本日最後の列車。
こんなに暑い🥵のに季節は秋、あと2週間もすれば彼岸の入り。
夏の7時の明るさが懐かしや。


帰りは5時間9分 乗換5回 255.5㌔

家に帰り完結した青春18きっぷを眺めるも、7月の旅の詳細がなかなか思い出せん。
年取ったのう。🧠? oh no!😱







但馬牛の故郷 熱田の廃村を訪ねて

2024-08-19 16:41:00 | バイク
 但馬牛といえば有名なブランド牛であるが、もともとは但馬地方の山あいの農家で、小さな田畑を耕すために1頭から2頭飼われていた農耕牛であった。🐮
 よく働く力持ちの大人しい牛が良しとされ、その良い血統のことを蔓(つる)と呼び、優良品種が受け継がれていた。
 明治以降全国的に生産性を上げるため、外国の大きな牛と和牛とを交配させた。その結果総じて大喰らいで気性が荒く、働きの悪い牛になってしまい、在来種の良さに気づいた昭和初期には、和牛の純血種はほぼ居なくなっていたらしい。
 血眼になって探した結果、但馬の熱田集落にあつた蔓と呼ばれる牛たちが辛うじて残っていた。
 熱田集落は陸の孤島と呼ばれ、通行の便の悪さから広域的な交流が難しく、加えて小代地域の農家の牛に対する愛情で、奇跡的に純血種が残ったのである。

 そして昭和14年にこの あつた蔓からスーパー種牛の田尻号が生まれ、何と現在では全国の黒毛和牛の99.9%が田尻号の遺伝子を持つそうだ。

 神戸ビーフは但馬牛そのものだが、飛騨、宮崎、松坂、米沢などもブランド牛もこの田尻号の子孫なのだ。

 このすばらしきあつた蔓を産んだ熱田集落も、戦後の生活様式の変化とその地理的条件の厳しさから廃村となってしまった。新聞報道でその事を知り、いつか訪ねて見たいと思っていた。


 酷道482号小代峠の通行止めが8月から解除されたので、この度伝説の廃村である熱田への探索を実行した。
 路線が重複しているR9から分岐し、小代の谷へ進む。
途中の分かれ道を右に進むと、天空のバス停と呼ばれる東垣バス停留所がある。

 このバス停の標高は400m程度と思われるが、右方向に扇ノ山1,310m、左方向に鉢伏山1,221m、正面方向に氷ノ山1,510mをたたえる正に天空のバス停である。
 先に進むと道は下り、R482に合流する。ほどなくして秋岡集落が現れ、ここから大型車は離合不能となる。縦断勾配は更に急に、山腹も迫り落石防護ネットの法面が続く。

 秋岡集落から3キロほど進むと左に熱田へ通ずる橋が現れ渡る。ここからは普段の通行が無いため、道が荒れている。直ぐにつぎの橋が現れ、苔むした親柱に熱田川とある。

 ここで間違いない、熱田川に沿って先に進む。地理院地図ではこの道が482号と表示されているが、標識などは皆無で、補修もなされていないようだ。
 渓流が熱田川に合流する箇所は滝になっている。

 上がって行くと分校の表示があった。左に折り返して舗装のない細い道を進むと分校があった。その少し上にはお堂のような建物もある。

 この辺りの標高は650mぐらいと思われる。鉢伏山や高丸山の山麓でもある。
 平地の少なさからして、何故この地に根を下ろして生活を始めたのだろうか。ネットで検索して見ると800年前に尾張の熱田神宮に仕えていた人が移り住み、金銀銅の採掘をして栄えていたとあった。
 雪崩事故をきっかけに、昭和44年には全戸が町中心部の越冬住宅に、牛を引き連れ集団移転したともある。
 春になれば山の家で牛と農作業に励んだのだろうか。その後いつまで牛と暮らしていたのだろう。

 そういえば、私が幼稚園に入る頃までは親戚の家にも牛がいた。居間から降りてたたき土間を囲んで台所、五右衛門風呂、牛小屋、便所となっていた。

 万博が終わる頃には親戚の家から牛がいなくなったように思うが、時代的には熱田集落の集団移転と重なる。

 その後、経済成長からのオイルショック、バブル期とその崩壊、リーマン、コロナと時を刻んだ民家がひっそりと佇んでいる。


 無人にしては草の丈が短い。どなたかが管理されているのであろう。

 集落内の道は荒れており、ラフなアクセルワークやブレーキングは禁物である。


 熱田集落を後にし、R482に戻って小代峠に向かう途中の法面。おわかりだろうか、中央部の雪崩防止柵はグニャリと折れ曲がり、ガードケーブルもズレて落ち込んでいるままだ。
 去年の災害の仕業か、やっとの思いで8月1日の道路解放にこぎつけたのだろう。
 復旧工事が始まればまた通行止めになりそうだ。
 このように厳しい条件下での日々の道路管理に頭が下がる思いだ。

 この後若桜町を経由して帰路についた。






日本縦断鉄道旅 枕崎⇔稚内 後編5/5

2024-07-29 00:00:00 | 旅行
7月24日
5時に起床し身支度と朝食を済ませて高崎駅へ。4日目の入鋏印を入れてもらい高崎線の電車に乗りこむ。

籠原駅で乗り換える。朝の通勤電車で乗客が多く、赤羽から横浜までは満員で走る。



東海道本線の国府津駅で開いたドアからホーム越しに海が見える。
なんかいいなと思い写メを撮った。
小田原に着く頃には車両に人がほとんどいなくなった。

熱海で浜松行きに乗り換える。
沼津の辺りから由比の辺りまで富士山🗻を探して車窓から眺めるが、濃い雲に覆われていて全く見えない。残念である。





このお三方は、座席が空いているのにずっとこのポジションであった。
運転手さんも後ろカーテンを閉めずに頑張っていた。



米原からはJR西日本の営業区間になる。




ついに帰ってきた。
日本縦断鉄道旅の完結だ。
ちなみに青春18きっぷはまだ1回分残っている。


JR枕崎駅とJR稚内駅の間を全てJR路線で乗車する事が出来た。

帰った後に、秋田と山形で豪雨災害が発生して、犠牲者が出た。多くの方々が被災している。心よりお悔やみとお見舞いを申し上げ、復旧が進むことを祈っている。




日本縦断鉄道旅 枕崎⇔稚内 後編4/5

2024-07-28 13:54:00 | 旅行
⭕️7月23日
いつも朝は5時半頃に目が覚めるのだが、前日の徹夜が響き、6時過ぎに目が覚めた。

急いで身支度を整え、朝食を済ませてフロントに鍵を返した。酒田駅に行って引き続き羽越本線で村上に向かう。

羽越本線から白新線に変わり新潟へ向かう。


新潟から信越本線で長岡に向かう。

三条駅辺りに来ると平野にポツンと山が見える。弥彦山かな、違うかな。それにしても空、山、田んぼ、綺麗な色のグラデーションだ。

長岡駅に着いた。次の電車迄に時間があるので、改札を出て昼食をとる事にした。

駅ビルのちゃーしゅうや武蔵という店で、つけ麺の並盛りを食す。
美味しい。量も並で丁度だ。


駅に戻り、上越線で水上に向かう。

時刻表の索引地図で、越後湯沢の先にループが2つあるが、車窓から見ても何処がどうなのかよく分からない。おまけにトンネルを出たら窓が全面結露で、何も見えないまま水上に到着した。

乗り換えて水上を出て暫くすると左側に山が見える。赤城山かな。去年スイフトスポーツに乗って関東峠遠征をした時に、赤城山の麓の温泉に泊まった。榛名山や伊香保、碓氷峠も近いのだろう。赤城の山も今宵限りかなんて、聞いたようなセリフを心の中で言ってみる。

高崎駅に到着したが、猛暑でうだる。改めて電車の冷房に感謝する。乗客が少なくなれば冷房がよく効くので、田舎を走行中はGジャンを羽織ることが多いくらいだ。
 

それにしても高崎の街の温度もなかなかの物だ。拙者の住んでいる所も、フェーン現象により気温が高くなる事で有名だが、こちらはビルの排熱も加わるのか、さらに暑く感じる。

さっさとホテルの部屋に入り、エアコンとテレビをつける。
おお、大相撲を5日ぶりに見る。
琴櫻と大の里、どちらも贔屓にしている。貴景勝は頸椎ヘルニアで当たりが弱く感じる。じっくり治療して出直した方がいいと思う。

相撲中継が終わり、晩飯だと思ったところにゴロゴロと⚡️雷音が聞こえて来た。雨雲レーダーを見ると何とか避けられそうだ。

駅ビルのレストラン街にサッと行ってパパッと食べてササっと帰って来よう。

温かい蕎麦と鶏丼のセット。おっ、天ぷらが別のせだ。半分はそのまま食べて半分は蕎麦に投入した😋

さあ、明日はゴール。長丁場になるので早く寝る事にしよう😴
            つづく