松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆江之子島で市民協働を語る+東通りで飲む(大阪市)

2015-12-04 | 1.研究活動
 大阪の江之子島文化芸術創造センターで市民協働を語った。とても面白かった。
 
 江之子島といっても、どこなのか、関東の人間にはさっぱりわからないだろう(私も始めて行った)。場所は大阪市西区で、本町で中央線に乗り換え、阿波座駅が最寄り駅である。江之子島というのは、歴史のある場所のようで、1874(明治7)年に初の本格的な大阪府庁舎が、この江之子島に建てられたそうだ。今は、周辺地区はやや寂しい感じとなっているが、かつては、大阪でも一つの中心地として栄えていたのだろう。
 
 普通、〇〇センターというと、建物はともかく、運営のメンバーは、ちょっと疲れた感じで、創造性とは縁遠いというのが、私のイメージであったが、ところが、このセンターでは 「Be Creative」という理念をかかげ、新たな発想に基づいて、 社会や地域が抱える問題に立ち向かっている、ちょっと熱い団体だった。
 
 その点は、ここのメンバーを見るとよくわかる。館長で一緒にパネルディスカッションをやった甲賀雅章さんは、ブランディングやイベントプロデュースなど、枠に収まらない幅広い活動をしている人であるが、なによりも、静岡の市民協働型大道芸を最初から立ち上げた人とのことである。パネルディスカッションでは、その紹介の一部を見たが、大道芸という枠を超えた、街を舞台にした大掛かりなもので、ぜひ今度、行ってみたいと思う。
  
 パネルの司会の忽那裕樹さんは、このプラットフォーム部門チーフディレクターということであるが、ランドスケープ・デザイナーということで、建物から公園まで、そして海外まで幅広く活動している人だった。司会が楽しく、難しい問題を気楽に振ってくるので、油断も隙もないパネルディスカッションになった。
 
 全体の司会をやった高岡伸一さんも、企画部門のプランニングディレクターということで、本業は、建築家らしい。司会もうまく、このセンターは、本当に油断も隙もない。よくまあ、これほどのメンバーを集めたものだ。
 
 このセンターに行って、不思議な感覚になったことを紹介しておこう。それは、みなどこかでお会いしたような気になったことである。甲賀さんはゴルゴ松本のお兄さんかと思ったし、忽那さんは、高校の時のYさんである。何よりも、終了後、懇親会で、話が弾んだ大阪府の担当の方は、横浜市で同期のNさんの奥さん(M子さん)にそっくりだった。みんな前から知っているという錯覚におちいったのは、パネルディスカッションがおもしろかったからだろうか。
  終了後、もうひとつの懇親会に出かけた。マッセで一緒に研究した仲間との懇親会である。1年間、ドイツのプラーヌンクスツェレを研究したが、その後、苦労して一緒に本を書いた。それ以来、1年に1回、私が大阪に出かけた時にみんなで集まってくれて、うだをあげる。
  宴席で、話の流れで、私の市役所の時に話になり、忘れていた話を話すことになった。聞いているみんなは、とても面白かったようであるが、私には思い出したくない話である。本には書けない「ひえー」という話である。私のほうは、夜思い出して、うなされるといけないので、この日の宿である新大阪まで、他の楽しい話を思い出しながら、帰ることにした。
 
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