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今年最後の研修会だった。
テーマは、「協働の基本から考える。市民からなぜ協働するんですかと聞かれたら何と答えますか」である。
最近は、このテーマでの講演が目立つようになってきた。協働という言葉が広く浸透したが、その分、もともとも意義や政策化の道すじが見えなくなっているからだろう。今回の研修は、この問いを前面に出しての研修であった。
今回は、たくさんの管理職が参加したものだったので、みな理解が早かった。最後の軽い演習を入れたが、みな一段踏み込んだ回答で、私の答えを先取りされてしまったのは少し困ったが、やっていて気持ちの良い演習になった。
私は、協働研修では、自治体の事情や意向を取り入れた内容にするので、モデルのパワポを事務局に渡して、担当者としたら、どういう組み立てで話すかを考えてもらうようにしている。その結果、どうしてもボリュームが増えるので、私の方でいくつかカットしたが、それでも40枚を超える資料になってしまった。
実は、当初は2時間かと思いこんでいた。ところが、直前になって時間が1時間半と気づいたため、結果、全体に忙しい研修になってしまった。いつもなら、エピソードや体験満載の研修になるが、今回は、ずいぶんと少なくなり、私自身も、言い足りなかった。
それでも、ポストイットのめくり方は、ちゃっかりやったので、まあよかったとしよう。
武蔵野市役所は初めてだった。市役所へのルートは、ネットで見ると三鷹駅からになる。三浦半島からだと乗り継ぎが多いので、事故ると困るので、やや早めについた。お昼時なので、込むのを覚悟していたが、駅前の松のやに入ったら、注文してすぐに品物が出てきた。結局、時間があったので、市役所まで25分くらい歩いて行った。三鷹は、落ち着いたまちであることが分かった。
心残りは、講演が終わった後、数人とやや難しい話になった。ここにはその内容は書けないが、うまいアドバイスができないことが心残りである。
事務局の人たちには、お世話になった。自分たちだったら、どんな研修をする?とふられ、パワポの資料づくりを頼む講師はいないだろう。学生たちからは、先生はむちゃ振りだからとよく言われるが、そういうやり方なので、勘弁してもらいたい。引き続きの奮闘を期待したい。