松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆自治基本条例推進委員会・次は何をやるか(焼津市)

2024-02-15 | 市民まちづくり集会

 この日の推進委員会は難しかった。帰りの新幹線で考えたことをメモしておこう。

 前段は、まちづくり市民集会のまとめであった。アンケートを見ると、話し合うこと、聴き合うことの「楽しさ」が伝わるアンケート結果となった。

 後段は、市民集会を受けて、次はどうするかである、懸案となっているのは、話し合うだけではなく、何かカタチにすべきではないかという議論である。さまざまな意見が出たが、方向性としては、是となった。

 では、何を具体化するかである。帰りの新幹線で考えたのは次のとおりである。

1.目指すべきは、「つながりの再構築」ではないか。挨拶などもそのひとつである。

2.市民集会10年間の総括として

 この10年間の意味は何だったのか。要するに、市民・行政・議会、高校生から高齢者、さまざまな人たちが、つながる機会として、その実践をしてきた。話し合い、聴き合うことの楽しさ、うれしさを実感んできた。その実践できたことが、何よりも成果ではなかったか。

3.次の10年に向けて

 ●孤立化、孤独化はますます進む。単身化・高齢化がますます進む。外国人も増える。

 ●高齢化の次は、現役活躍世代の減少がくる。それが顕著になる。すでに、生産年齢の急激な減少が指摘されている。2025 年以降は、「高齢者の急増」から「現役世代の急減」に局面が変化する。

 その抜本策は容易ではない。

 自治体ができるのは、

●つながることで、社会の暮しやすさを目指す

●つながることで、社会や産業の活性化、効率化を目指す。ソーシャルキャピタル(信頼は社会を効率化する)の考え方。

4.推進員委員会としての提案

 ・10周年記念市民集会は、「つながることで、日々の暮らしやすさ、社会や産業の活性化・効率化をめざす」をテーマに話し合う

 ・その結果として、「新たなつながりの総合戦略」の策定を提案したらどうだろう。あるいは、つながりという観点から、既存の政策を再構成し、その意味を深める。

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3 コメント

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Unknown (imai)
2024-02-15 21:03:49
焼津市にという話でなく、たまたま昨日知ったことです。新宿区では今、新宿区町会・自治会活性化推進条例というのを検討しているんですね。知っている方が町会役員として第2回目の意見交換会に出たとのこと。理念条例っぽいですが、新宿区ってこのテーマに関してけっこう真面目だなという印象があります。
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町内会条例 (マロン教授)
2024-02-15 22:41:11
23区では、結構、町内会条例が多くあります。地域で商売が成り立つので、関心がある人材も多いですね。
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Unknown (imai)
2024-02-16 01:05:42
そうなんですね。勉強せねば。
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