この日の推進委員会は難しかった。帰りの新幹線で考えたことをメモしておこう。
前段は、まちづくり市民集会のまとめであった。アンケートを見ると、話し合うこと、聴き合うことの「楽しさ」が伝わるアンケート結果となった。
後段は、市民集会を受けて、次はどうするかである、懸案となっているのは、話し合うだけではなく、何かカタチにすべきではないかという議論である。さまざまな意見が出たが、方向性としては、是となった。
では、何を具体化するかである。帰りの新幹線で考えたのは次のとおりである。
1.目指すべきは、「つながりの再構築」ではないか。挨拶などもそのひとつである。
2.市民集会10年間の総括として
この10年間の意味は何だったのか。要するに、市民・行政・議会、高校生から高齢者、さまざまな人たちが、つながる機会として、その実践をしてきた。話し合い、聴き合うことの楽しさ、うれしさを実感んできた。その実践できたことが、何よりも成果ではなかったか。
3.次の10年に向けて
●孤立化、孤独化はますます進む。単身化・高齢化がますます進む。外国人も増える。
●高齢化の次は、現役活躍世代の減少がくる。それが顕著になる。すでに、生産年齢の急激な減少が指摘されている。2025 年以降は、「高齢者の急増」から「現役世代の急減」に局面が変化する。
その抜本策は容易ではない。
自治体ができるのは、
●つながることで、社会の暮しやすさを目指す
●つながることで、社会や産業の活性化、効率化を目指す。ソーシャルキャピタル(信頼は社会を効率化する)の考え方。
4.推進員委員会としての提案
・10周年記念市民集会は、「つながることで、日々の暮らしやすさ、社会や産業の活性化・効率化をめざす」をテーマに話し合う
・その結果として、「新たなつながりの総合戦略」の策定を提案したらどうだろう。あるいは、つながりという観点から、既存の政策を再構成し、その意味を深める。