映画
「舞妓Haaaan!!!」(公式サイト)を観た。
シネコンへ行ったので、チケットを買う際に、
たくさんの映画の中からタイトルを告げねばならないが、
「舞妓Haaaan!!!」と元気よくいうのは照れがあった。
ということで、努めてローテンションで「舞妓haan」と。
(幾分伸ばしは短めに)
阿部サダヲ氏のハイテンションぶりは期待通り。
自分の姿がどう見えているかをよく分かっている人だと思う。
目まぐるしく変化する状況に、息も乱さず対応する
社長役の伊東四朗さんが対照的だった。
社員役の生瀬サンも絶妙の演技。
ライバル役の堤真一氏はこの映画で「イイ男役」だったのか、
「イクない男役」だったのか、「イイ女役」だったのか・・・。
とにかく惜しげもなくいろいろな堤氏を見せてくれたことは確かだ。
細かい部分にこだわっていたり、見落としそうなところに笑えるネタがたくさん。
(銭湯のシーン、映画ポスターの文字、札束の帯、等々)
きっと、観た人同士で盛り上がれそう。
役者さんの活躍を一つずつ書いていたら、終わらなくなりそう。
あの人のことも、あの人のこともと・・・。
空気のように存在していた人が一人もいなかったからなのか。
観ている側も、その熱さを感じるというか。
ライブを聴いている時と似ているかもしれない。
かくして、カラッと笑いたいという目的を果たし、
気持ちよく映画館を後にしたのであった。
この映画「舞妓Haaaan!!!」が、植木等さんの遺作となりました。
ご出演シーンでは、三味線で演奏の「スーダラ節」がBGMとして流れ、
映画の最後には、植木さんへのメッセージが一言添えられていました。