Dr.コトー診療所2006
彩佳の手術開始から終わりまで、物語に入り込んでしまい、
ぐったり。
コトー先生は、手術の初めから患者が彩佳ということで
幾分冷静さを欠いており、途中までは順調だったものの、
ミスをしてしまいパニックに陥ってしまう。
そこで鳴海がコトーを叱り飛ばし、コトーは自分を取り戻す。
その姿を見た鳴海は今まで見せた事のない優しい目に変わる。
・・・ココがツボ。
メガネに大きなマスクをしていてもその表情の変化が読み取れるほど、
それまでの冷静沈着、ともすれば意地悪にも見えた顔がガラッと変わって、
にこーっと。なんだ、鳴海先生。プロフェッショナルでいい人だったのね。
何か陰のあるような雰囲気にも理由があり、
最後にわかってすっきりした。(堺氏の演技に拍手)
手術は、二人の先生により無事終わる。
病院を後にし、島へ帰るコトー。
迎えにきてくれた原さんの船上であいかわらずの"船酔いの図"は、
苦しそうだが微笑ましく、先程までの緊張を解いてくれた。
島の人々は彩佳の手術の成功とコトーの帰りを喜び賑やか。
それぞれ抱えていることが解決するわけではないが、
平和な暮らしぶりが、コトーから原さんの息子への手紙という形で
報告される。一応ハッピーエンド。
Dr.コトーも最初のシリーズのころはまだ、
"吉岡氏が今度はコトーという役を演じている"
という風にしか思えなかったが、
Dr.コトー診療所2006では、
すっかり、"純君"を忘れていた。