UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力が目覚めた件 338P

2023-12-11 20:19:40 | 日記
 あれから数日が過ぎた。今は授業中。けど野々野足軽は授業なんてほぼ聞いてない。ただ脳にこの時間をインプットしてるだけだ。
 普通はそんな事は出来ないだろう。記憶してるのかどうかなんてのは普通は自覚なんて出来ない。せいぜいテストの的に良い点数が取れたら、これまでの努力に脳が応えてくれたんだな……と思うくらいだ。
 けど力をもってる野々野足軽は違った。というか、こうするしかなかったのだ。
 なにせ……なにせ野々野足軽は色々といそがしくなってしまった。力を与えたり、この街には変な奴らだって沢山いる。そんな奴らすべてを覗いてる訳じゃないが、関わった人達をそのままにしてるほどに不義理でもないのである。
 
 それに力を与えた存在……彼らは特に気を使ってみてる。勿論なるべくプライベートは意識してる。普段から覗いてグヘヘとかやってるわけじゃない。
 この前の情事を見たのは仕方なかったからなのだ。普段は野々野足軽はそんなプライベートには踏み込まないようにしてるし、そんな甘い雰囲気がでてきたら、覗くのをやめるようにしてる。
 
 女性ならトイレやお風呂……着替えなんかも見ないようにしてる。けどこれで女性もなかなかに大胆なんだな――と野々野足軽はわかった。
 確かに着替えだしたら覗くのをやめてる。けど案外皆さんためらいがない。いや、それは当たり前だ。なにせ見られてる……なんて思ってないからだ。
 だからこそ、すぐに上着を脱ぐから背骨とか、肩甲骨とか見えてしまう。ブラだってそうだ。上から見てるときなら、谷間とか――
 
「意外とあるな」
 
 ――とか一人で野々野足軽は思ってる。やっぱりリアルだと二次元の絵の様に胸はそこまで強調されたりしないから……それこそ薄着でも無ければ、その大きさははっきりとはわかんないんだ。そもそもが野々野足軽は直接的にそれを拝んだことなんて……というわけでおっぱい事情には詳しくないのだ。
 
 だからこれは不可抗力だと言って楽しんでる。実際力を与えた人達はそんなにむやみに力を使いまくるってことはない。大人はそれこそ分別がある。
 その力を使うリスク……とか、それにこの社会とかとの関わり合い……そこら辺を色々と考えて普段は大人しくしてくれてるから、実際昼間からしっかりと見ておくなんて必要はない。
 あるのは主には一人だけ。それは野々野小頭の友達の草陰草案である。彼女が、彼女だけが公に『不思議な力』を持ってると公開されてる。そして彼女の力は癒やしの力だ。
 だから草陰草案は力を使う頻度が多い。そんな草陰草案は危険がいっぱいなのだ。いや、今のところは彼女の近くにいる人達でどうにかできてる。
 けど世界の裏側を知ってるどっかの組織が動かないとも限らない。だから常に草陰草案を見てないといけない。それに癒やしの力を持ってる草陰草案を頼って来る人達は切羽詰まってたりする。基本的に草陰草案がその力を使うのは学校が終わってからだ。
 けど相手も余命数時間とか、事故した直後とかだと切羽詰まってる。そんなときには動くこともある。だから油断はできない。そして今は、あの仮面の男……そして悪魔の女……あれも監視してる。
 なのでこうやって授業をおろそかしてるのも仕方ないのだ。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 975

2023-12-11 20:14:00 | 日記
 ギリ――俺は歯を食い占める。強い……俺は男だ。それに最近は訓練で鍛えててかなりの筋肉だってついてきてる。確かに彼女は長年戦ってきただろうから、その体は締まってる。それでもまだ女性らしさは垣間見える。それなのに……だ。それなのにおされる。
 
 これはあれか? と思った。俺たち新兵にはまだ早い……として教えてもらってない『血浄』ではないパワーアップの方法を使ってるのかも知れない。
 
「づっ!」
 
 弾かれた。上に腕があがる。そこに入ってくる彼女――
 
(斬られる)
 
 ――と思った。けどそうはならなかった。なぜなら彼女は剣の柄で俺のみぞおちを叩いたからだ。けどその勢いはすごかった。腹の中がひっくり返りそうになるほどの衝撃。更にはそのまま剣の柄で顔面を殴られた。
 歯が何本が折れて飛んでいく。けど、まだだ……まだ。
 
「このあまがあああああああああああ!!」
 
 そう言って俺は剣を振るう。片手で無造作に……だ。けどそれでも十分。なにせこの新しい剣の切れ味は凄い。その時は生かすかどうかなんて考えてなかった。なにせ頭に血が昇ってた。だから俺の剣は普通に彼女を殺そうしてた。
 けどそんな俺の剣を彼女は脚を使ってとめた。どうやってかと言うと、彼女は靴を履いた足で、俺の腕を押さえつけたんだ。そしてその足を起点になぜか浮かび上がった。どういう身体の使い方をしたらそんな動きができるのか謎だ。けど次の瞬間、俺の目には彼女の尻が写った。
 ゆっくりと見える彼女の尻。熱い世界だから、基本男は上半身裸だし、女だって腹とか太ももとか、出せる所はだしてる。防御力? そんなのは砂獣の前では無意味だったんだから、よければ問題ない精神だ。それこそ軍が用意してくれる程の質で無い限りはボロ布と変わりないわけだし、それなら……と傭兵は基本、邪魔な服を着るよりは動きやすさってやつを重視する。
 それは彼女も同じだ。それでも尻はだしてないが、その形ははっきりと分かる。なかなかに大きな、けど引き締まってるだろう尻だ。けどそれも一瞬だった。一瞬が永遠に感じるような時間だったけど、次の瞬間、俺の身体も浮き上がってた。
 そして目がしばしばする。
 
(あれ? 一瞬意識が……)
 
 何が起きたのかわからなかった。けどどうやら俺は攻撃を受けたらしい。彼女が脚を空に伸ばしてる所を見るに、それが俺を攻撃したんだろう。そんな事を思ってると、さらに「ふっ」と短く息を吐いて、その拳が俺を吹き飛ばした。