軽井沢~標高1150Mの森の家とエコ農園からの便り

雄大な浅間山の南麓・千ヶ滝西区の農園で、自然の生態系保全のため化学物質を一切使用せず西洋サラダ野菜の栽培に取り組む

薔薇の花?・・・いいえチコリーです

2011-02-25 23:46:55 | Weblog
今日はレストランシェマリーへ納品の日。

今回も納品した野菜は先週同様カステルフランコ、パッラ・ロッサ、ベローナプレコーチェなどのチコリーだ。



今回のチコリーは、あらかじめ写真を撮るのを忘れ店に着いてから思い出して店の前で慌てて撮ったものだ。
だから満足のいく写真になっただろうかと案じたがこうしてみると実物と遜色なく良く出来たと思う。

フランスやイタリアの市場でこの時期に普通に見かける色とりどりのチコリーと重ね併せてご覧いただければと思う。

帰りはいつものようにパン売り場に寄りパンを2~3種買った。



売り場に顔を出すのはとても楽しい。あれこれのパンを眺めながら品定めをする。



店頭には新商品の案内も・・・



メニューや営業時間の案内も・・・



それぞれ仰々しくなく出ているのがいい。

ちなみに今日買ったパンは・・・
ガーリックフランス、シャンピニオン、そしてシナモンレーズンベーグル。



ガーリックフランスは夕食時の酒のつまみにした。


薪作りはルーティンワーク

2011-02-24 22:13:59 | Weblog
森の生活では、なんといっても冬は薪暖房だ。

暖炉、ストーブどちらも赤々と燃え上がる炎を眺めなら身体に良い遠赤の暖を取る。
スローライフの象徴の一つと言ってよいだろう。



しかし・・・
薪の備えは必ずしも容易ではない。
薪として使えるようにするためには乾燥に丸2年はかかる。

勿論すぐに使える薪は軽井沢のスーパーでも売ってるし、薪を販売している業者もいる。しかし一束500~600円はする薪を買っていたのでは、1~2日の滞在ならお遊びとしていいかもしれないが、1000円札を燃やしているようなもので現実的ではない。



森の生活で1シーズン薪を焚こうと思ったら相当な薪が必要だ。
軽トラックで数台分ではおそらくおさまらないだろう。

だから日頃から原木を集め、カットしそして割って乾燥させて置く。薪ストーブ愛好家はそうしていつも準備している。

しかし本業が年々忙しくなってきて薪作りにあてる時間が取れなくなっているがそれでも僅かな時間を使ってせっせと薪作りをやっている。



薪割り機という強力な助っ人がいるから・・・。



エコ農園だから・・・太陽熱を

2011-02-23 22:32:39 | Weblog
この時季は寒暖の差が大きく育苗に苦労する。
最高気温が10℃を超えたかと思うと0℃位まで下がることもある。

人工的なエネルギーを使うことはわけないが、エコ農園として自然界の恵を最大に享受するためいろいろな場面で工夫を重ね栽培している。

太陽熱を利用することがテーマの一つ。何と言っても高原の陽ざしは素晴らしい。
これを利用しない手はない。



写真はジープの屋根の上で陽ざしを・・・。
(念のため、背景の白っぽいものは雪じゃよ)。

今日、森の家から農園に引っ越した苗達は農園の様々な個所で少しは冷たい風に晒されながらも標高1,100Mの強い陽ざしを浴びている。



鉄パイプの上で・・・



一輪車の上で・・・



脚立の上で・・・


雪の上のトタンの上で・・・

こうして農園はまだ雪が残っておるものの清澄な空気と強い陽ざしを受けながらやって来る春に向かって逞しく育つ苗達を誇りに思う。



その先輩がここにいる。
昨年9月に植えられ・・・

厳しい冬を越して今誇らしげにベローナ・プレコーチェ。




今はポット移植・・・マーブルレタスなど

2011-02-22 23:44:50 | Weblog
春の気配を僅かながら感じながら、連日苗達のポット移植をやっている。

一本一本手にかけて移植しているのでそれこそ幼い苗ではあってもそれぞれの個性が明らかになって面白い。

今日はバルバ、バターレタス、そしてフリゼのポット移植。



これはフリゼ。
大人が好む多少苦味のあるチコリーでサラダの定番と言ってよい。



マスカラ。
早く元気で大きくなぁ~れ。



バルバ。
ヒゲの愛称で知られるユニークな葉型のレタス。
大きくなるとこんな感じだ(昨年のもの)。



これから移植するものの一つにマーブルレタスがある。



これは一昨年から作っているグリーンにワインレッドの斑点が入ったどちらかと言うとチコリー系レタスといっていい美しいレタスだ。
大きくなるとこんな感じになりサラダ野菜のプレートを美しく飾ってくれる。



ワインレッドの斑点を浮き彫りにさせるためか、幼苗の頃より全体としてグリーンに変わってきていることが分かる。

久しぶりの自家製パン・・・そして夕陽

2011-02-21 23:47:12 | Weblog
ほんとに久しぶりの自家製パンだ。
妻がそろそろパンを焼いてもいいかもねと・・・。

というのは気温が極端に低くなる厳冬期の森の家では、どうもパンがほどよくふっくらとした焼き上がりにならないのだ。

あまりの寒さでパン焼き器が冬眠に入ってしまったのであろう。

今朝のパンは久しぶりで上手く焼き上がった。



レーズン入りパンだ。



焼き上がったパンは、コーヒーが入るまでの間、冷めないように燃え上がる薪ストーブの上に乗せて保温をキープ。

久しぶりの自家製パンは素早く身体と脳に反応しすっきりとした気分に・・・

苗のポット移植などで農園行きは遅くなった。
途中、別荘地の一角にさしかかった際、オレンジ色のあまりにも美しい夕陽に出会った。




写真では
オレンジ色が鮮明に出ていなくて残念だが・・・

高原の夕陽は美しいものだが、今日の夕陽は格別で妻も感歎の声を上げっぱなし。
たしかに、神秘的でこれはシシリア島のオレンジの色を超えているんじゃないかなぁ~とその時ふと思った。




愛車は雪路でスタック・・・

2011-02-20 23:49:02 | Weblog
林道その他オフロードを仕事がらみで四季を問わず走っているが、これまで冬季の雪道でスタックしたことはない。

先日の雪が30cm位残ってる森の家の100m近くのところでとうとうスタック。
普段使ってるジープなら問題のない雪道だがこの車は主にドライブに使ってるFRの乗用車。



スタックした車(写真)は、暖房の効きがいまひとつだったので整備工場に入っていたのだった。
修理が終わり、代車を借りていたこともあって雪道だったけれど引き取りにいった。
タイヤは雪に強いREVO GZというタイヤでFR車だけれど自信をもって白糸通りの坂道をグングン駆け上がり除雪していない森の家一帯に入り50m走ったところでスタック。

ナンバープレートにしっかり雪がへばり付いていた。

管理棟からスコップを借りてきて車の下回りや周辺の雪をとり除き、前進そしてバックを繰り返しやっと前方向に動き出したのでそのまま一気呵成にフルアクセルでラッセル車なみに前進。

右に左にヨタヨタしながらなんとか家の前に。



家に帰ってホッとした愛車君。
スポーツ仕様なのでかなり車高が低い。



この車の重量配分は伝統的に50:50だ。
この重量配分は雪道を安全に走る上でも重要なものだ。

ちなみに雪国のタクシーでも四駆はないとのこと。



育苗は始まっている

2011-02-19 23:47:07 | Weblog
昨年同様、5月のゴールデンウイークに間に合うようにすでに各種野菜の育苗とその管理を開始しているところだ。

昨年は春先に低温が続き野菜の生育が心配されたが、何とか連休時にはクリア出来た。
今年もそういくといいのだが・・・。

天候に大きく左右されない強い野菜をつくるため苗の寒締めをやって鍛えてることは昨年のこの時期のブログでも書いたところだ。



車のボンネットの上に載せられているまだ幼い苗達。
外の周りは雪で覆われている。



車の屋根にも載せられている。
まだ発芽したばかりの赤ちゃん苗もいるんだ。



これはCAVOLO NERO(黒キャベツ)の幼苗。
農園の野菜の中ではひときは異彩を放つ野菜で昨年NHKの‘ふるさと一番!‘でもとりあげられたものだ。



これは昨年のものだが、大きくなるとこんな感じになる。圧巻だ。



これはマスカラ。
美しさと食味は最高したがって値段も最高(笑)のもので、お得意さんのホテルのシェフさんのお気に入りの1つ。



同様にこれも昨年のものだが大きくなるとこんなに美しくなる。

我が農園は環境保全と美景を重視したガーデン風農園を志向しているので農園全体の景観を害するビニールマルチなどケミカルなものは一切使わない。








レストラン シェマリーへ納品

2011-02-18 21:53:02 | Weblog
今日はいつものようにレストラン・シェマリーへ納品した。
サラダ野菜は先週と同様チコリーだ。

さぁ、行くかぁ~と空を見上げたら家の真上は雲がかかっているのに南西方向の空はこんな感じの青空・・・。

高原の空は僅かの距離でも自然の景観がガラリと変わる。



いつもはプラスチックのカゴに入れて持っていくのであるが、この時期としては相当価値の高いチコリーだけに今日は特に農園のロゴが入った化粧箱に入れた。



箱の中は、gリーンに斑点の入ったカステルフランコ、小ぶりの赤がパッラ・ロッサ、そしてベローナプレコーチェ。



ちょっと角度を変えて



昨年から半年以上かけて栽培した多様で美しく存在感のあるチコリー達。
今年もさらに完成度の高いチコリーの栽培に勤しむことは言を要しない。



帰りには、いつものように店に寄ってパンを買った。
そのパンは・・・

なんとお買い得品のパック袋詰めのデニッシュ。
いつも買いたいと思っているのだが売れ切れてしまっていることが多い。

買ってから想いだした。
イタリアのピエモンテに住んでるワインのソムリエ奥山理恵さんがワイン会などで軽井沢に来た時二人でこの店でパンを食べた際だった・・・

彼女、このお買い得品を見つけ
‘東京の母にこれ買って行くわ‘

ちなみに4種類入って値段は消費税込みで315エン。
足が速いのも頷けるわけだ。




浅間山を望みつつの温泉

2011-02-16 23:43:53 | Weblog
浅間山はその標高の高さから軽井沢町内のほとんどの場所から時季を問わず至近距離で見ることが出来る。

しかし、温泉しながら浅間山を・・・となるとそうざらにあるわけではない。

前回書いた「木もれ陽の里」の浴場からは見ることができるのである。



樹木の向こう側に冠雪の浅間山(夕陽に照らされて少し白っぽく写ってる)を見ることが出来るだろう。
浴場はガラス戸で仕切られた手前にあるのだ。



浴場の窓の外は屋根から落ちた雪でいっぱいだ。





この落ちた雪の量で前日の降雪量が判断できる。


こうして浅間山を望みながら湯に浸かったりサウナに入ったり、そして氷点下の外気に身を晒したり・・・を繰り返す。

この落差はとてもいい気分にさせてくれる。


森の家のテレビアンテナは・・・

2011-02-15 23:47:18 | Weblog
テレビのアンテナは、普通には屋根の上かバルコニーあたりに設置されているのをよく見かける。

森の家も出来た当初はそうだった。
しかし、アンテナの周辺樹木が大きく茂ったり雪でアンテナが損傷したりなどして次第にテレビの映りが悪くなった。

かねてからBS放送は絶対に見たいところで、そのためにも何とかしなければと思案していた矢先、軽井沢の南平台の別荘に住んでいる友人のHさんからいい話を聞いた。

‘高い木のてっぺんにアンテナをつけてもらえば・・・、家のテレビのアンテナはそうなんだ‘と彼。
そういえば、彼の家のテレビは最高の映りだった。
まるで都会の高級マンションで見ているような感じで羨ましい限りだった。

早速紹介してもらった電気屋さんに設置してもらった森の家のアンテナは・・・
ご覧のとおり



なんだ、普通の木じゃないか?
と言うなかれ。



てっぺんにアンテナが設置されているのが分かるだろうと思う

この木は高さはゆうに30Mはある樹齢70~80年にもなる天然カラマツで玄関先5~6Mの所に立っており森の家を代表する木だ。

これでBS放送はじめ好みの番組を見ることが出来た。



写真は、BS放送の「オランダ自転車王国」?の番組だったようだ。

特に好きな番組は「イタリアの小さな村」だ。

かつてFirenzeに滞在しているときにトスカーナの田舎で暮らしている家族を訪問したこともあって、この番組は録画を撮ったりして時間があるときに愉しんで見ている。