軽井沢~標高1150Mの森の家とエコ農園からの便り

雄大な浅間山の南麓・千ヶ滝西区の農園で、自然の生態系保全のため化学物質を一切使用せず西洋サラダ野菜の栽培に取り組む

氷点下5℃・・・薪作り

2013-01-28 23:27:18 | Weblog
今年は夏場を中心に本業の野菜の栽培やこれに付帯する諸々の作業に忙殺され薪作りが全くできなかった。
薪作りは本来なら冬が終わったら消費した分をすぐにその年の冬以降に向けて始めるのが良い。
本格的薪ストーブライフを送っている人はそのようなサイクルで切れ目なく行っているようだ。



薪ストーブの暖房の温もりは(我が家には蒔きストーブのほかに万一に備えて複数の暖房機器がある)他の暖房機器
によるそれと比べると遠赤効果などそのメリットははなはだ大きい。
暖房のほか料理やコーヒーなどの飲み物などに。



当日は最高気温が氷点下5℃を下回っていて、とにかく寒い!
チェーンソーは普段使えるように薪ストーブの側においてエンジンが冷え切ることのないようにしている。
作業は凍てつく雪の上でのことなので、足元の滑りなど慎重の上にも慎重を期してやった。



ハナちゃんも雪の上を歩く度に足をあげて足にくっついた雪を払っている。
よっぽど足が冷たいのだろう。ついには雪の上を避けて木くずの上でしゃがみこんでしまった。



バルコニーの雪おろしを終えた妻は、通路の雪かきを始めた。(少し暗いが、ハナちゃんを抱っこして一休み)。
先日、この通路で四駆のジムニーがはまり込んで一時動けなくなった。四駆のローギアに入れ何度も前後進したり
スコップを使ったりしてやっと脱出した。
だから通路の除雪もしっかりやっておかなければならない。

厳冬、薪ストーブのゆらめき爆ぜる炎を前にすると・・・
良寛さんの次の詩を想い出す。

「・・・嚢中三升米 炉辺一束薪・・・」

さもなければ夕焼けがこんなに美しいわけがない

2013-01-22 00:24:17 | Weblog
今日は最高気温がプラス。
1℃~2℃くらいに上がっているようだ。だから暖かく感じる。

農園の花の管理のためいつものようにハナちゃん同伴で出かけた。

レタスなどのサラダ野菜はすでに在庫切れで取引先には春まで待って
もらっているのであるが、トッピング用のエデブルフラワーは春まで在る。

花は、雪に埋もれる前にハウス内に引き上げている。
ハウス内は無加温なので氷点下15度以下にもなるが元気なものだ。



ペットのハナちゃんもハナ(花)が大好きのようだ。



かたわらの赤チコリやフリゼも健在で自家用として食卓に。





花には、水よりも雪をかけてやることにしている。雪にはミネラルが含まれているからだ。





さあ~、ハナちゃん帰ろうぜと・・・



ハウスを出たら南西方向(八ヶ岳連峰方向)に夕焼けが。時刻は17時。



標高はゆうに1000メートルを超す高原の農園だから夕焼けは四季を問わず感動する。

「われわれにとって何かもっとよい未来があるにちがいない。さもなければ夕焼けがこんなに美しいはずがない」
=ヨハン・ペーター・へーベル=


寒中 お見舞い申し上げます

2013-01-20 01:58:45 | Weblog
久しぶりの更新・・・

何はともあれ2013年、寒中お見舞い申し上げます。

昨年はことのほか忙しくブログの更新もままならなかった。
予定していない新規の取引先が夏になって入ったり、諸事盛り沢山といった具合。

いろいろとあった昨年のことは、これからちょっとずつ振り返ることとして。

20日は大寒。
19日の最低気温は-13℃。バルコニーのテーブルの雪。


大寒は一年でもっとも寒さが厳しい時期を言うのであるが、昨年のクリスマス寒波、正月寒波・・・と休みなく
大いなる寒さ(すなわち大寒)がやってきているので今大寒だよぉ~と言われてもピンとこない。
玄関のドアーを開けたら・・・雪、雪。


ピンとこないけれど、ありがたいことがある。大寒の頃から日がしだいに長くなり春へ始発することだ。
高原に住んでいるとそのことの気づきが明瞭になる。
農園の帰路、夕方5時半を回っても晴れていると沈まんとする夕陽を望むことさえできつつある。
それにしてもどっさり降ったものだ。門の前の通りはまさにホワイトロード。


同じ場所の緑真っ盛りの頃の写真。


同じ場所なのにこんなにも表情を変えてしまうことに驚きと感動。

「自然は何も欲していない。それなのに必ず目的を達成している」=フリードリㇶ・二ーチェ=