ゆっくりのんびりお裁縫をしています。
夫の前開きベストの擦り切れ穴のお直しで格闘中です。今回は、本当にどうやって直していいのか、全く分かりません。
画像をもう一度。こちらです。
考えて考えて、まず思いついたのは、ポケットに使われている編地を持ってくることです。弱っている部分を広くカバーできることと、同じ糸で作られているので、違和感は少ないと思いました。
この生地で可能な限り広い範囲でお直しするとした場合、問題点は、
- ポケット全部を使っても、弱っている部分全ては覆いきれない
- 当て布で補修した場合、その部分が妙に分厚くなる
- 加えて、生地の重みで身頃が撓むかもしれない
- 当て布の端が当たる部分が、更に擦り切れやすくなる
- 伸びる性質を残しながらの縫い合わせは、できなくはないけれどかなり面倒
この生地で、例の大穴とその周囲だけを補修するとした場合、問題点は
- 大切な生地をもったいない感じでカットすることになる
- 厚みと当て布の端の問題は残る
- 弱っている生地に当て布を縫い付けることになるので、持ち堪えられるのか不安
考えて
考えて
考えまして…
ポケットとして使われている部分の縫い代から、端の毛糸を抜けば、補修に使えるかも!
ということで、そーっと、そーっと抜いてきました。
編み目が解けないように、とりあえず躾け糸を通しておきました。
確保できた毛糸です。
スチームアイロンをかけて、軽く伸ばしました。この毛糸も既に弱っていまして、半分フェルト化してます。ぴんぴんに引っ張ることは出来ません。それでもないよりマシです。
これで何とかなるかしら?
いえ、何とかするしかないのです!