ビジネスパーソンの市場価値は(面積)だ

2007-04-25 14:46:51 | Diary
ビジネススクールで教えている知識は、ビジネススクールともっとも
縁遠い人たちにこそ必要だ。

クリエイティブを身上とするデザイナーやライター。
一つ一つ仕事を積み上げてきたプログラマーや技術職人。
経験したことしか信じないガテン系職人肌の工場長。
みんな”ビジネススクール? 何?胡散くさ~い”と思っている。

青二才のMBAホルダーは確かに胡散臭い。理由はカンタン。
ビジネス知識に伴う実績がないからだ。 

つまり、大卒の後輩を胡散臭いと思う高卒先輩と同じこと。
実績で証明していないのだから当然のことだ。

(人材の価値) = (スキル・知識) × (経験・実績)

大学出たては誰しも (経験・実績)に欠く。 
図の水色のところだ。 

しかし、皆が同じように(経験・実績)に欠いている条件なら
せめて(スキル・知識)があるほうが良い。

社会人を経験すると(経験・実績)はあるが、理論がない。
図の緑色のところだ。

その人たちはビジネススクールの恩恵にもっとも預かることができる。

つまり、オレンジの点線まで自分の実力を広げることができる。

胡散臭い人たちに騙されるもんかと気をつけるときは、
その人の実績は何なのかを間違わないことだ。

ライターが本を書けばそれは実績だが、経営者が本を書いても実績にはならない。

マネジメントについていくらたくさんの本を書いたところで
マネジメントの実績にはならない。

経営コンサルタントは経営をしない。だから経営実績はない。
あくまでコンサルタント経験があるに過ぎない。

最後にあくまで『労働市場上の価値』であって
人間の価値でないことをくれぐれも間違わぬよう…



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