今日は本当にお天気が良く気持の良い日です☆ 我が家は日当たりも良いので気分の良い家事日和り・・・。
■ 登山のステップアップ
先日、シュラフを買いに行ったら、オヤジさんにお正月はどこへ?と聞かれ、今現在の企画、
クリスマス=しらびそ小屋
お正月= 薬師小屋
という企画を話したら、「エライエライ」と言ってくれました(^^)
それもそうだろうな。だって私このオヤジさんに初めての山は連れて行ってもらったんですから。
冬山1年目はだって夜叉神峠に行って感動していたくらいなのですから(笑)
■ 自分の山を知る 低山vs高山
初めての山は、西岳という八ケ岳の中では一番静かな山です。その後、三方分山と言う
富士山側の低山に行きました。
西岳は静かとは言え、やっぱり一級の山岳地帯にあるだけあり、900mも標高差はあるので
登山の感想としては、登山らしい感じでした。要するに疲れた。で登山好きになりました。
一方、2座目に行った三方分山は里山で麓は廃屋… そして上に少々切れたところがあり、
初心者としては怖かったです。
この二つの山を比較して、私としては、里山趣味は最初に諦めた。
本格的山岳エリアはちゃんと登山道が整備されているので、迷うにも道迷いが少ないし、
人が来ない静かな山と言っても人が登ってきます。山小屋があればなおさら。
一方、里山はホントに怖い。誰もいない。怪我をしたらアウトです。
それにこの初めて登った里山で山頂で会った男性はその怖さを象徴するがごとき人でした。
私の夫もオタクですが、オタクにも何種類かありますよね。その男性は別に何を言ったでもありませんが、
幼児ポ○ノでも見ていそうな怪しげな風貌で、あめちゃんを上げてもにこりともせず、
私たちの後ろから走ってきた西洋人の女性が冬なのにタンクトップでトレイルランニングしていると
目線がそちらのほうに泳いで行くのでした・・・
キショイ・・・キモイ・・・
なんだかあの人みたいな人と山で2人だけにはなりたくないな・・・ そんな感じ。
疑心暗鬼に駆られて早足になりそう… 実際里山のほうが人が来ないので密室犯罪みたいなことは
在りうるのです・・・今はどこの山里も過疎化ですし・・・里山は道迷いも多い。
そういうわけで、私は別に高いところが大好き☆というピークハンターではありませんでしたが、
低山趣味はセキュリティと登山技術の不足の面から、没でした。
■ ステップアップ八ケ岳?
そういうわけで高山を目差すことにはなったのですが、結局、高山でも初心者なので、易しいと
コースガイドで言われているところから順に、ということになります。
私が山を始めたのが秋だったので、山は冬山から。 ホントに夜叉神峠が”出発点”ではなくて、
”目的地”という地点からの攻略です(笑)。
初心者用雪山といえば手ごろなところには、近所の八ケ岳が定番中の定番です。
なので、八ケ岳から。 私が思うに、登山などまったく縁がない人でもこんな風なステップアップなら
体力的に無理なくステップアップできるのではないでしょうか?
《順々に歩く八ケ岳》
①GWの残雪期の北八ケ岳 = 残雪で安全に雪に慣れる 白駒池、にゅう、縞枯山、本沢温泉、みどり池など
②初冬の北八つ =北八つは転倒してもどこにも落ちない。それに小屋が一杯
麦草ヒュッテから白駒池高見石小屋 周遊(下から)
縞枯山荘でコーヒーを飲んで縞枯山
高見石小屋で星空観察
③少し足を伸ばして 中山展望台・丸山 (結構歩かされる)
北横岳 (風がものすごい)
④春山(3月、4月)の黒百合ヒュッテ から 天狗岳
⑤厳冬期の北八つ -17度とかの寒さに慣れる
厳冬期の冬天狗
ステップアップだったら中山峠越えで縦走スタイルで
⑥徐々に南のほうに南下していく(笑) &マイナーな登山口を使う
結局は、歩く距離&時間の長さ=タフ度なので、安全で短時間で済むところから、危険があり
長時間掛かるところに徐々にステップアップしていくわけです。
同じ場所でも、長時間歩いてその場に行くと、ステップアップになります。
あるいは逆に短時間で帰ってくる練習など・・・昔はカモシカ山行とか言って寝ないで帰ってくる山も
あったのだそうです…。が、そこまでいくと山を楽しく安全に歩く目的のためのトレーニング
だったのが、自ら不快を求めているような具合に本末転倒してしまい、そのカモシカ山行こそが
危険なのではないか?とのツッコミを跳ね返す根拠に乏しいかもしれません(笑)
■ やっと先輩のスタート地点
ともかくもまぁ、このようにして、私たちは苦節2年、現在冬山3年目・・・
ところが、「いつかは八ケ岳全山縦走を…」と夢見る私たちに
(全山には蓼科山も入れるべきだと思うのですがどうでしょう?)・
・・まるで馬の鼻面で人参をフリフリするかのように、「赤岳横岳縦走」なんて先輩がよこしてきます・・・
え?縦走は、まず、冬の赤岳をやってからでしょ? いじわるだな~!!
そう思ったら何のことは無い「僕の初めての山」だから、なのだそうでした(汗)
私の頭の中にはこのエリアの攻略法は、
①まず赤岳鉱泉から赤岩の頭へ抜け、硫黄岳。
②それが終わったら、行者小屋から赤岳単体のピークハント、地蔵尾根で登り、文三郎道で降りる。
③それができたら、行者小屋のテン場でテント泊。
④それができたら、赤岳展望荘から反対側の権現へ。
⑤それができたら、夏の横岳
・・・・
と横岳赤岳を厳冬期に縦走するなど、6ステップくらい先です(汗)
■ ザイルが必要な箇所
横岳は横に長い山なのですが、小さな峰が連なっており、鉾岳という小さなピークの茅野側は
遭難者がいた場所なのです。登山を本格的にする人たちでさえ安全のためにロープを出す。
むかし、そんな場所をその時期が雪があるとも知らないで下界の遠足気分の服装でツアーで連れられて
きた団体客がいて、その辺で滑落して死んだ話が残っています・・・
というわけで、私の攻略の中ではかなり後のステップに位置づけられるのはロープがいるからです、
八ケ岳の横岳・・・
ちなみに花の時期は杣添尾根尾根からのぼったり硫黄岳の側から行けば、充分花は楽しめるので
横岳の危険部分(奥の院)は回避できます。
と、こーんな長い計画を立てているのに、山の先輩は「初めての八ケ岳が赤岳横岳縦走」
はぁ~、もう溜息しか出ませんね・・・。”初めて”にたどり着くまでのかくも長いステップ・・・
行けるかどうか、行っていいかどうかも分かりません(汗)
それに連れて行ってもらって帰ってこれても、その後自分で行けるようになっているか?というと
ザイルがない限り安全は確保できないのですから、それは怪しいでしょう・・・
危ないものは危ない。
危ないものは一回ラッキーで通れたくらいで危なくなくはならない。
■ 登山口で遭難する人もいる
一方で、登る前から遭難することも起こるのが山の世界です・・・
友人から 「山に行きましょう」。 そこで「いいですよ、どこがいいですか?」と聞き返したら
「どこでもいいので連れて行ってください」との返事でした。
それではと「西岳はどうでしょう、登り4時間の山です」と返しました。そのとき私が行きたかったからです。
登りに、4時間掛かるということは、往復では最大8時間ということです。
秋は日が短いので、4時半には下山していたいところ。私はまだ初心者と自認していますから、
目差すなら3時半下山です。
つまりどう考えても登山口には8時が一番遅い時間です。一般的には8時でもおそすぎ最後発部隊に
なること確実。山は「早立ち」こんなこと登山をやる人なら常識。で8時はぜんぜん早くありません。
私たちが秋に出かけていったときには登山口に6時半に立っていました。
ところが返事が「○○に8時でどうでしょう?」 ○○から登山口まで1時間は掛かります。
待ち合わせすると余分に時間を喰うのでさらに時間がかかり、1時間半ってところです。
もうこの時点で、登山者の行動としては意味不明です・・・
どこだったかの本に、奥多摩のほうの山で、午後から登り始め、山頂に着いたら夕方で、暗くて降りれなく
なって救助要請に行ったという山岳救助隊の方が書いた手記に「これを遭難というのなら登る前から
遭難している」とありましたがその通りです・・・(汗)
仕方が無いので「8時○○では遅すぎます。8時登山口でお願いします」と返しました。
何度も言いますが本当は8時でも遅いのです。一人で行くなら私なら7時には登山口です。それでも
早起きは1時間の運転で6時に家を出るとして、5時半で済むはずです。 5時半なら日頃6時に起きますから
そんなに早起きになりませんよね。
ところが返事が「分かりました。無理に山頂に行かなくてもいいです」でした・・・ もうさらに意味不明。
ならば、持っている時間で登れる山に登ればいいのです。なんでわざわざ敗退しに行かなければ
いけないのか・・・意味不明。
ところで、山登りの良さは、それぞれ体力にあった山を選べることです。
一番易しい山のレベルで、往復3時間しか歩きたくなければ、横尾山とか日向山とか入笠山とか大菩薩嶺とか色々あります。
・・・と、ここまで書いて思ったのですが、もしかして私に山を選べという圧力をかけてきていたのでしょうか・・・
連れて行ってください、なのに?
矛盾だ・・・というわけでこういう人とは歩けません。登山目的が曖昧すぎます。
■ 自分で選ぶところから登山は始まる
というわけで、私たち夫婦のような一般の登山者は、本格山ヤさんからは「もうちょっと頑張って
くれたら色々面白い場所にいけるのにな~!」と思われ、逆に「連れて行ってください」というタイプは
完全に”お荷物”です。
自分が行きたい山くらい自分で選ぶ。山登りはそこから始まっています。連れて行ってもらうのは最初の
1座、2座まで。後は自分でルート集を読み、自分の足で歩いて、そのルート集にある情報との行間を
埋める・・・
例えば、今冬私が鳳凰三山に、と思い、赤岳横岳はNGと思うのは、距離は赤岳横岳が短いですが、
鳳凰三山の道は危険箇所がまったく無く、ただ歩く距離が長いだけだからです。
滑落リスクには対処するスキルがまだ無くても、体力があれば解決できる場所であれば、体力をつければ
いいだけのことです。 (ちなみに山で体力をつける方法は山に行くことらしいです・・・)
私が山を始めたオヤジさんから最初に聞かされた言葉は「山は自己責任」です。
■ 関連記事
《山梨の山選び》
《トレーニング向きの山 西岳》
《三方分山・・・精進湖からちょいと登る山》
《初めて行った夜叉神峠》
《初めての西岳》
■ 登山のステップアップ
先日、シュラフを買いに行ったら、オヤジさんにお正月はどこへ?と聞かれ、今現在の企画、
クリスマス=しらびそ小屋
お正月= 薬師小屋
という企画を話したら、「エライエライ」と言ってくれました(^^)
それもそうだろうな。だって私このオヤジさんに初めての山は連れて行ってもらったんですから。
冬山1年目はだって夜叉神峠に行って感動していたくらいなのですから(笑)
■ 自分の山を知る 低山vs高山
初めての山は、西岳という八ケ岳の中では一番静かな山です。その後、三方分山と言う
富士山側の低山に行きました。
西岳は静かとは言え、やっぱり一級の山岳地帯にあるだけあり、900mも標高差はあるので
登山の感想としては、登山らしい感じでした。要するに疲れた。で登山好きになりました。
一方、2座目に行った三方分山は里山で麓は廃屋… そして上に少々切れたところがあり、
初心者としては怖かったです。
この二つの山を比較して、私としては、里山趣味は最初に諦めた。
本格的山岳エリアはちゃんと登山道が整備されているので、迷うにも道迷いが少ないし、
人が来ない静かな山と言っても人が登ってきます。山小屋があればなおさら。
一方、里山はホントに怖い。誰もいない。怪我をしたらアウトです。
それにこの初めて登った里山で山頂で会った男性はその怖さを象徴するがごとき人でした。
私の夫もオタクですが、オタクにも何種類かありますよね。その男性は別に何を言ったでもありませんが、
幼児ポ○ノでも見ていそうな怪しげな風貌で、あめちゃんを上げてもにこりともせず、
私たちの後ろから走ってきた西洋人の女性が冬なのにタンクトップでトレイルランニングしていると
目線がそちらのほうに泳いで行くのでした・・・
キショイ・・・キモイ・・・
なんだかあの人みたいな人と山で2人だけにはなりたくないな・・・ そんな感じ。
疑心暗鬼に駆られて早足になりそう… 実際里山のほうが人が来ないので密室犯罪みたいなことは
在りうるのです・・・今はどこの山里も過疎化ですし・・・里山は道迷いも多い。
そういうわけで、私は別に高いところが大好き☆というピークハンターではありませんでしたが、
低山趣味はセキュリティと登山技術の不足の面から、没でした。
■ ステップアップ八ケ岳?
そういうわけで高山を目差すことにはなったのですが、結局、高山でも初心者なので、易しいと
コースガイドで言われているところから順に、ということになります。
私が山を始めたのが秋だったので、山は冬山から。 ホントに夜叉神峠が”出発点”ではなくて、
”目的地”という地点からの攻略です(笑)。
初心者用雪山といえば手ごろなところには、近所の八ケ岳が定番中の定番です。
なので、八ケ岳から。 私が思うに、登山などまったく縁がない人でもこんな風なステップアップなら
体力的に無理なくステップアップできるのではないでしょうか?
《順々に歩く八ケ岳》
①GWの残雪期の北八ケ岳 = 残雪で安全に雪に慣れる 白駒池、にゅう、縞枯山、本沢温泉、みどり池など
②初冬の北八つ =北八つは転倒してもどこにも落ちない。それに小屋が一杯
麦草ヒュッテから白駒池高見石小屋 周遊(下から)
縞枯山荘でコーヒーを飲んで縞枯山
高見石小屋で星空観察
③少し足を伸ばして 中山展望台・丸山 (結構歩かされる)
北横岳 (風がものすごい)
④春山(3月、4月)の黒百合ヒュッテ から 天狗岳
⑤厳冬期の北八つ -17度とかの寒さに慣れる
厳冬期の冬天狗
ステップアップだったら中山峠越えで縦走スタイルで
⑥徐々に南のほうに南下していく(笑) &マイナーな登山口を使う
結局は、歩く距離&時間の長さ=タフ度なので、安全で短時間で済むところから、危険があり
長時間掛かるところに徐々にステップアップしていくわけです。
同じ場所でも、長時間歩いてその場に行くと、ステップアップになります。
あるいは逆に短時間で帰ってくる練習など・・・昔はカモシカ山行とか言って寝ないで帰ってくる山も
あったのだそうです…。が、そこまでいくと山を楽しく安全に歩く目的のためのトレーニング
だったのが、自ら不快を求めているような具合に本末転倒してしまい、そのカモシカ山行こそが
危険なのではないか?とのツッコミを跳ね返す根拠に乏しいかもしれません(笑)
■ やっと先輩のスタート地点
ともかくもまぁ、このようにして、私たちは苦節2年、現在冬山3年目・・・
ところが、「いつかは八ケ岳全山縦走を…」と夢見る私たちに
(全山には蓼科山も入れるべきだと思うのですがどうでしょう?)・
・・まるで馬の鼻面で人参をフリフリするかのように、「赤岳横岳縦走」なんて先輩がよこしてきます・・・
え?縦走は、まず、冬の赤岳をやってからでしょ? いじわるだな~!!
そう思ったら何のことは無い「僕の初めての山」だから、なのだそうでした(汗)
私の頭の中にはこのエリアの攻略法は、
①まず赤岳鉱泉から赤岩の頭へ抜け、硫黄岳。
②それが終わったら、行者小屋から赤岳単体のピークハント、地蔵尾根で登り、文三郎道で降りる。
③それができたら、行者小屋のテン場でテント泊。
④それができたら、赤岳展望荘から反対側の権現へ。
⑤それができたら、夏の横岳
・・・・
と横岳赤岳を厳冬期に縦走するなど、6ステップくらい先です(汗)
■ ザイルが必要な箇所
横岳は横に長い山なのですが、小さな峰が連なっており、鉾岳という小さなピークの茅野側は
遭難者がいた場所なのです。登山を本格的にする人たちでさえ安全のためにロープを出す。
むかし、そんな場所をその時期が雪があるとも知らないで下界の遠足気分の服装でツアーで連れられて
きた団体客がいて、その辺で滑落して死んだ話が残っています・・・
というわけで、私の攻略の中ではかなり後のステップに位置づけられるのはロープがいるからです、
八ケ岳の横岳・・・
ちなみに花の時期は杣添尾根尾根からのぼったり硫黄岳の側から行けば、充分花は楽しめるので
横岳の危険部分(奥の院)は回避できます。
と、こーんな長い計画を立てているのに、山の先輩は「初めての八ケ岳が赤岳横岳縦走」
はぁ~、もう溜息しか出ませんね・・・。”初めて”にたどり着くまでのかくも長いステップ・・・
行けるかどうか、行っていいかどうかも分かりません(汗)
それに連れて行ってもらって帰ってこれても、その後自分で行けるようになっているか?というと
ザイルがない限り安全は確保できないのですから、それは怪しいでしょう・・・
危ないものは危ない。
危ないものは一回ラッキーで通れたくらいで危なくなくはならない。
■ 登山口で遭難する人もいる
一方で、登る前から遭難することも起こるのが山の世界です・・・
友人から 「山に行きましょう」。 そこで「いいですよ、どこがいいですか?」と聞き返したら
「どこでもいいので連れて行ってください」との返事でした。
それではと「西岳はどうでしょう、登り4時間の山です」と返しました。そのとき私が行きたかったからです。
登りに、4時間掛かるということは、往復では最大8時間ということです。
秋は日が短いので、4時半には下山していたいところ。私はまだ初心者と自認していますから、
目差すなら3時半下山です。
つまりどう考えても登山口には8時が一番遅い時間です。一般的には8時でもおそすぎ最後発部隊に
なること確実。山は「早立ち」こんなこと登山をやる人なら常識。で8時はぜんぜん早くありません。
私たちが秋に出かけていったときには登山口に6時半に立っていました。
ところが返事が「○○に8時でどうでしょう?」 ○○から登山口まで1時間は掛かります。
待ち合わせすると余分に時間を喰うのでさらに時間がかかり、1時間半ってところです。
もうこの時点で、登山者の行動としては意味不明です・・・
どこだったかの本に、奥多摩のほうの山で、午後から登り始め、山頂に着いたら夕方で、暗くて降りれなく
なって救助要請に行ったという山岳救助隊の方が書いた手記に「これを遭難というのなら登る前から
遭難している」とありましたがその通りです・・・(汗)
仕方が無いので「8時○○では遅すぎます。8時登山口でお願いします」と返しました。
何度も言いますが本当は8時でも遅いのです。一人で行くなら私なら7時には登山口です。それでも
早起きは1時間の運転で6時に家を出るとして、5時半で済むはずです。 5時半なら日頃6時に起きますから
そんなに早起きになりませんよね。
ところが返事が「分かりました。無理に山頂に行かなくてもいいです」でした・・・ もうさらに意味不明。
ならば、持っている時間で登れる山に登ればいいのです。なんでわざわざ敗退しに行かなければ
いけないのか・・・意味不明。
ところで、山登りの良さは、それぞれ体力にあった山を選べることです。
一番易しい山のレベルで、往復3時間しか歩きたくなければ、横尾山とか日向山とか入笠山とか大菩薩嶺とか色々あります。
・・・と、ここまで書いて思ったのですが、もしかして私に山を選べという圧力をかけてきていたのでしょうか・・・
連れて行ってください、なのに?
矛盾だ・・・というわけでこういう人とは歩けません。登山目的が曖昧すぎます。
■ 自分で選ぶところから登山は始まる
というわけで、私たち夫婦のような一般の登山者は、本格山ヤさんからは「もうちょっと頑張って
くれたら色々面白い場所にいけるのにな~!」と思われ、逆に「連れて行ってください」というタイプは
完全に”お荷物”です。
自分が行きたい山くらい自分で選ぶ。山登りはそこから始まっています。連れて行ってもらうのは最初の
1座、2座まで。後は自分でルート集を読み、自分の足で歩いて、そのルート集にある情報との行間を
埋める・・・
例えば、今冬私が鳳凰三山に、と思い、赤岳横岳はNGと思うのは、距離は赤岳横岳が短いですが、
鳳凰三山の道は危険箇所がまったく無く、ただ歩く距離が長いだけだからです。
滑落リスクには対処するスキルがまだ無くても、体力があれば解決できる場所であれば、体力をつければ
いいだけのことです。 (ちなみに山で体力をつける方法は山に行くことらしいです・・・)
私が山を始めたオヤジさんから最初に聞かされた言葉は「山は自己責任」です。
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