マイテーマ 時間リッチな日本人の日々自主研究♪

2010-10-19 09:40:00 | Diary
甲府では受験のない受験生のような生活をしています。散漫になると何をやっているかわからなくなりそうなので、まとめようかと思い立ちました。

■ 新しい生き方をしたい

私の最近のテーマは、【新しい人間らしい生き方=幸せ、とは何だろうか】です。

正解を見つけるのは難しくても、間違った解答を正すのは易しい。ということで
現代生活のうえで、間違っていること、からそれを解きほぐそうと思っています。

現代の最大の過ちといえば、環境破壊でしょう。

環境問題は、20世紀的成功の負の遺産。しかし、いまさら19世紀には戻れません。

では、私達はどうしたらいいのでしょう?

頭では、このままでは地球の資源を食いつくしてしまうと分かっても、実際のところ、
生活は20世紀のまま、続けざるを得ません。電気もガスも水道もクルマも必要。

心ある人が分別やリサイクルに頑張っても、結局、市では全部燃やしてしまう。
『地球のためにあなたができる100のこと』など色々ありますが、どうも政治色が強く
本質的な問題解決への実効性は薄い。環境問題があらたな政治闘争を孕んでいるのです。

環境問題と対峙しているのは、20世紀的金融資本主義、経済第一主義です。

私はこの分野に3つのアプローチをしています。

①地頭
ひとつは、王道、経済、環境問題の権威の考えを知る。あるいは経済社会問題の権威の
本を読む。この資本主義社会、物質的豊かさを求める中で、で我々が取りこぼして
きたものを知ることです。

②歴史
次は歴史。歴史と言っても、今のように19世紀的自然調和の生活と断絶される前、
わたしたちの生き方はどうあるべきだと長老が言っていたか?を知ることです。
ここは民俗学です。他国の先住民の民俗学や鎖国開国当時に外国人が記した
日本の記録もねらい目だと感じています。

③実習
さらにひとつは、自然そのものをよく知る。登山。これは実習みたいなものです。
対象を知らないことには話しになりませんから。登山を楽しむための樹木や植物相、
お天気、地学。来週は農業大学で秋野菜の植え付け講習にいきます(^^v)

④人間的アプローチ(非地頭) 
さらに文学。ウォールデン『森の生活』をはじめとして、【自給自足生活への憧れ】というのは
東西を問わず、考える人の最終着地点なのです。なぜそこへ至るのか? 

文学は心に訴える学問です。現代社会をどう生きるかについて、ストーリーに
形を変えて、訴えてきました。

大人向けのものは出し抜きたいという大人の欲に着眼して本が売れるように書いた本が
多いので、むしろ、子供向けの本のなかに 大人たちがホンネで伝えてきた内容が
書かれているのではないか?宝はこっちにありそうだ、と感じています。

⑤技術
自給自足生活といえば、生活スキル。いくらやりたくても実際にスキルが無いとできません
から、ここでは、やっぱり技術を磨くことが必要になります。料理はそこそこマスターしており、
パンも天然酵母から焼けるので、今は編み物。 編めれば、衣類は何度でも再生
可能っていうことが凄いですよねぇ? クラフトは技術です。

⑥精神的アプローチ(非地頭)
自然に対峙したとき感じるのは畏敬の念です。私は同じ畏敬の念から生まれたものが
芸術であるような気がします。科学も、芸術も、自然をミミック(模倣)したものから
発展した人間の英知ですし、この方面での発達は、金融資本主義という別の人間の
発明品と違って、欠点が露出していません。 それはなぜだろうか?というのは
大変興味あることです。

芸術活動は大抵の人にとってカネにならない、けれども音楽や踊りそのものが
幸せです。また、限られた小数の芸術家が莫大な量のカネ産み、大衆に向けて
感動という幸福を提供しているのは事実です。そういう意味では、ごく少数が
成功し富の大半を占める現代の資本主義と似ていますが、生まれる結果の相違は
非常に大きい。この違いは何だ?という感じです。

芸術に従事している人にはある種の信念があります。それも興味深いです。

とまぁ、これだけテーマを持っていれば、あと10年くらいは楽しめそうです(笑)

少しずつですが正解に辿り着いているような気がします。しかし、
もしかしたら、ずっと前に知っていた正解に回帰するのかも
しれません。またそれもいい、ですよね。






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