塾講師の研修を受けています・・・これは私にとっては発見になることが一杯!
こーんな風にみんな教わっていたのね~ なら受験なんて楽勝で当然だなぁ…。
私個人が得るところのほうが、与えることより多いかもしれない・・・。
■ 私の憧れと嫉妬
塾・・・子供の頃、塾に行っている友達が羨ましかった。うちは、行かせてもらえませんでした。
というか、母一人だったので、そういうお金が家にないことは明白すぎました・・・(^^;)
それに勉強していると電気を消されるお家柄・・・家では勉強できないので学校で必死でした。
勉強はできるほうだったので、幼稚園からお受験しました、受けるだけですが(笑)。中学受験から本格的に受験対策が必要になりますが、私は仕方がないので参考書を買ってきて、放課後に暇そうな先生を捕まえて質問。
その後も友人達と参考書を交換し合ったり、教えあったりして解決・・・大学に至るまで結局、経済的な問題で、Z会や模試しかできませんでした。 そういう子供時代でした、普通とは反対ですよね。勉強したくてもできない事情だったのです。
留学・・・アメリカ時代、私がこっそり忍び込むバークレーやSFSUの日本人がどれほど羨ましかったか。
しかし・・・誤解を恐れずに言いましょう・・・留学はステップアップではなく、おちこぼれの救済です。メルボルンに行って分かりました。自分で勉強する人にとっては、授業は時間の無駄です。まどろっこしいったらありゃしない。
神様はわたしにベストの教育を与えてくださっていたのだ・・・今なら、それが断言できます。
私はこの経験で、長年の嫉妬である「私に教育費をかけてくれるならもっと上へいけたわ!」という思いを断ち切ることができました。 私は一番ベストな勉強法でやってきて、それで一番効率が良く、たぶん、それで出た結果が私の実力なのです。
■ 白い紙? 相手から引き出す教育?
日本では、教育は、真っ白な紙である子供にインクで書き込む、とされています。
多分、その出発点が諸外国とは大いに違うのです。
私は”考えさせる”授業がしたいのですが、考えさせること、ではなく、”子供たちは考えること事態ができない”を前提にしています。 それが軽いカルチャーショックです。
いかに単純な機械的な手順に置き換えて、最小限の暗記で受験に必要なスキルを詰め込むか?が勝負どころなのです。 ルールで事象を切り分ける。
例えば、新人に社内のルールを説明するようなものです。コピー機を見たことがない人には、このボタンを押す、端に紙を当てる、それだけしか説明しないでしょう。でも
実際は色々な説明ができますよね。
私が教育を批判していると思って欲しくないのですが、私は受験英語のおかげでアメリカでは渡米1週間にして英語クラスはもうレベルがあったものがないと言われましたし、受験英語とは言え英語は英語なのでまったく役に立たないということはない。
・・・それに学生にとって目下の課題は受験。
その受験という、課題をクリアする、という目的に特化したところが塾なのです。英語を教えるのではなく、受験を突破するために必要最低限のことを教える。
それはみんながみんな英語が好きというワケではないのだし、必要に迫られているからなのです。
受験といえば、日本人の人生課題。その人生課題を乗り越えていくことが日本人を作る。 それが日本人らしさを形作っているのです。
自由な発想というより、従順に教えられたことをやる、という思考のスタイルですね。
始めに疑問ありき。というのはものすごく西洋的なのですねぇ。
■ 自ら発見させるアメリカ式 vs 正解を与える日本式
例えば、同じ文法というルールを学ぶにしてもずいぶんと違います。
I am here now.
I was here yesterday.
アメリカなら、例を出したら、違いを見つけさせます。あとは自分で気がついた違いを反映した文や会話をさせ練習です。
先生 「Now=今、Yesterday=昨日、だよね、じゃなんという意味になりそう?」
その時々で、「Youの場合はなんと言うの?」「Heのときは?」と生徒に次々疑問が湧き、それを先生が
一緒に解決してやります。 始めに疑問ありき。
すると自分で発話する、という発想の訓練になります。 そんな感じに授業が進み、間違いは正されても、
それ以外は全部正解。 Good Question!!が連発されます。
日本の場合は、違いをあらかじめ情報として与え、変形させるお手本をやって見せて、お手本どうりに繰り返す。
am is → am からa is から s をとって WAS は過去形、と暗証。
暗証後、問題へ。問題の解き方にもヒントを与えます。 これ以外の正解がありえないという問題の作り方をあらかじめしていますし、設問もそうであり、また先生がする解説も、質問のしようがないのが良い説明なのです。
で、練習問題はお手本と同じでないものはすぐに訂正されます。 つまり、転ばないように支えてあげながら、鉄棒を回らせ、よくできたね!と褒める。 そういう種類の成功体験を積んでいきます。転ばないことが成功。
英語としてみると、英語のルールとしては、すごく分かりやすくて実用的に教えてくれます。要するに、頭のいい先輩のノートを丸写し&頭の中も丸写しみたいな感じなのです。先輩のノート=先生です。
でも、これをすると、金太郎飴のようなことになります・・・。 思考回路まで一緒。
文法偏重とも一部批判されますが、そういうレベルではない。
英語というものへの理解の思考回路が10人いれば10人とも一緒になってしまうのです。
英語のルールを知っているけれど、話せない、聞けない、書けない、のはこのためです。
「間違っていてもいいから、発する力」はつけないからですね。
始めに疑問ありきの世界と、答えどころか思考回路も同じ、という世界はまったく異色です。
そして、そういう意味で・・・やっぱり、日本人は日本人として生まれるのではなく、日本人になるのです。
日本的な英語の思考回路、というのは、型にはめられるように鋳造されるものであって、初めから日本人の子供全員がそういうワケではない。型にハマらない子はオチこぼれ扱いになりますが、こういう事情であれば、ぜーんぜん気にすることはありませんねぇ(笑)
三単元のSを気にしないと発言できないのはアナタのせいではありません(笑)教育のせいなのです。
ちなみに私は中学高校と英語は落ちこぼれでした。もしかしたら・・・だからこそ、大人になって勉強して英語が話せるのです。サボったことがよかったのかもしれません(笑)
しかし、子供達の課題は目下、受験をやり過ごし、成功することですから仕方ありません。
■ 与えられてきたもの=ベスト
結局、私は塾に”行けなかった”のではなく、”行かずに済んでよかった”のでした!!なんということ!
留学も…”留学するお金がなかった”のではなく、”無駄な時間を過ごさずに済んだ”のです。
ま、留学に関しては留学帰りの人の予後が悪いので、そうかもな、ということは思っていましたが、成功談も聞くので羨ましい思いはありました。でも、多分、与えられるべきときに与えられるだろう、と今なら、置いてきぼりになった気分にならずに済みます。
私は、単に余計なお金を払わずに済んだだけでなく、”もっとも良い教育”を受けてきたのです。
このことが確信できただけでも、ここまで来た甲斐がありました(笑)。
本当に神に感謝!です!!
こーんな風にみんな教わっていたのね~ なら受験なんて楽勝で当然だなぁ…。
私個人が得るところのほうが、与えることより多いかもしれない・・・。
■ 私の憧れと嫉妬
塾・・・子供の頃、塾に行っている友達が羨ましかった。うちは、行かせてもらえませんでした。
というか、母一人だったので、そういうお金が家にないことは明白すぎました・・・(^^;)
それに勉強していると電気を消されるお家柄・・・家では勉強できないので学校で必死でした。
勉強はできるほうだったので、幼稚園からお受験しました、受けるだけですが(笑)。中学受験から本格的に受験対策が必要になりますが、私は仕方がないので参考書を買ってきて、放課後に暇そうな先生を捕まえて質問。
その後も友人達と参考書を交換し合ったり、教えあったりして解決・・・大学に至るまで結局、経済的な問題で、Z会や模試しかできませんでした。 そういう子供時代でした、普通とは反対ですよね。勉強したくてもできない事情だったのです。
留学・・・アメリカ時代、私がこっそり忍び込むバークレーやSFSUの日本人がどれほど羨ましかったか。
しかし・・・誤解を恐れずに言いましょう・・・留学はステップアップではなく、おちこぼれの救済です。メルボルンに行って分かりました。自分で勉強する人にとっては、授業は時間の無駄です。まどろっこしいったらありゃしない。
神様はわたしにベストの教育を与えてくださっていたのだ・・・今なら、それが断言できます。
私はこの経験で、長年の嫉妬である「私に教育費をかけてくれるならもっと上へいけたわ!」という思いを断ち切ることができました。 私は一番ベストな勉強法でやってきて、それで一番効率が良く、たぶん、それで出た結果が私の実力なのです。
■ 白い紙? 相手から引き出す教育?
日本では、教育は、真っ白な紙である子供にインクで書き込む、とされています。
多分、その出発点が諸外国とは大いに違うのです。
私は”考えさせる”授業がしたいのですが、考えさせること、ではなく、”子供たちは考えること事態ができない”を前提にしています。 それが軽いカルチャーショックです。
いかに単純な機械的な手順に置き換えて、最小限の暗記で受験に必要なスキルを詰め込むか?が勝負どころなのです。 ルールで事象を切り分ける。
例えば、新人に社内のルールを説明するようなものです。コピー機を見たことがない人には、このボタンを押す、端に紙を当てる、それだけしか説明しないでしょう。でも
実際は色々な説明ができますよね。
私が教育を批判していると思って欲しくないのですが、私は受験英語のおかげでアメリカでは渡米1週間にして英語クラスはもうレベルがあったものがないと言われましたし、受験英語とは言え英語は英語なのでまったく役に立たないということはない。
・・・それに学生にとって目下の課題は受験。
その受験という、課題をクリアする、という目的に特化したところが塾なのです。英語を教えるのではなく、受験を突破するために必要最低限のことを教える。
それはみんながみんな英語が好きというワケではないのだし、必要に迫られているからなのです。
受験といえば、日本人の人生課題。その人生課題を乗り越えていくことが日本人を作る。 それが日本人らしさを形作っているのです。
自由な発想というより、従順に教えられたことをやる、という思考のスタイルですね。
始めに疑問ありき。というのはものすごく西洋的なのですねぇ。
■ 自ら発見させるアメリカ式 vs 正解を与える日本式
例えば、同じ文法というルールを学ぶにしてもずいぶんと違います。
I am here now.
I was here yesterday.
アメリカなら、例を出したら、違いを見つけさせます。あとは自分で気がついた違いを反映した文や会話をさせ練習です。
先生 「Now=今、Yesterday=昨日、だよね、じゃなんという意味になりそう?」
その時々で、「Youの場合はなんと言うの?」「Heのときは?」と生徒に次々疑問が湧き、それを先生が
一緒に解決してやります。 始めに疑問ありき。
すると自分で発話する、という発想の訓練になります。 そんな感じに授業が進み、間違いは正されても、
それ以外は全部正解。 Good Question!!が連発されます。
日本の場合は、違いをあらかじめ情報として与え、変形させるお手本をやって見せて、お手本どうりに繰り返す。
am is → am からa is から s をとって WAS は過去形、と暗証。
暗証後、問題へ。問題の解き方にもヒントを与えます。 これ以外の正解がありえないという問題の作り方をあらかじめしていますし、設問もそうであり、また先生がする解説も、質問のしようがないのが良い説明なのです。
で、練習問題はお手本と同じでないものはすぐに訂正されます。 つまり、転ばないように支えてあげながら、鉄棒を回らせ、よくできたね!と褒める。 そういう種類の成功体験を積んでいきます。転ばないことが成功。
英語としてみると、英語のルールとしては、すごく分かりやすくて実用的に教えてくれます。要するに、頭のいい先輩のノートを丸写し&頭の中も丸写しみたいな感じなのです。先輩のノート=先生です。
でも、これをすると、金太郎飴のようなことになります・・・。 思考回路まで一緒。
文法偏重とも一部批判されますが、そういうレベルではない。
英語というものへの理解の思考回路が10人いれば10人とも一緒になってしまうのです。
英語のルールを知っているけれど、話せない、聞けない、書けない、のはこのためです。
「間違っていてもいいから、発する力」はつけないからですね。
始めに疑問ありきの世界と、答えどころか思考回路も同じ、という世界はまったく異色です。
そして、そういう意味で・・・やっぱり、日本人は日本人として生まれるのではなく、日本人になるのです。
日本的な英語の思考回路、というのは、型にはめられるように鋳造されるものであって、初めから日本人の子供全員がそういうワケではない。型にハマらない子はオチこぼれ扱いになりますが、こういう事情であれば、ぜーんぜん気にすることはありませんねぇ(笑)
三単元のSを気にしないと発言できないのはアナタのせいではありません(笑)教育のせいなのです。
ちなみに私は中学高校と英語は落ちこぼれでした。もしかしたら・・・だからこそ、大人になって勉強して英語が話せるのです。サボったことがよかったのかもしれません(笑)
しかし、子供達の課題は目下、受験をやり過ごし、成功することですから仕方ありません。
■ 与えられてきたもの=ベスト
結局、私は塾に”行けなかった”のではなく、”行かずに済んでよかった”のでした!!なんということ!
留学も…”留学するお金がなかった”のではなく、”無駄な時間を過ごさずに済んだ”のです。
ま、留学に関しては留学帰りの人の予後が悪いので、そうかもな、ということは思っていましたが、成功談も聞くので羨ましい思いはありました。でも、多分、与えられるべきときに与えられるだろう、と今なら、置いてきぼりになった気分にならずに済みます。
私は、単に余計なお金を払わずに済んだだけでなく、”もっとも良い教育”を受けてきたのです。
このことが確信できただけでも、ここまで来た甲斐がありました(笑)。
本当に神に感謝!です!!
それはなんでか?というと受験ではそういう風に覚えただけで全部解答できるから(笑)。それ以上覚えるのは時間の無駄。
まさに受験が日本人を形作っているんですね~
思考停止っていうより、思考省エネ、って感じです。
「いかに考えないで済むか」ってテクニック!
覚えて済むなら考えないでいいじゃん!っ手発想なんです。掘り下げない。掘り下げると迷宮に迷い込むから。迷宮が嫌いなのです。
迷宮が楽しいのに(笑)
私は ずっと”ただ覚える”のが苦手で「考えて済むなら覚えない」がモットーでした。
昔の私なら、考えないテクを教えるなんてそんな世界をマイナス方向へ動かす加担なんてできない!と思っていたのですが・・・最近、開眼し(笑) そこは私が判断しなくていいことなのだと分かりました。
それにこの仕事、私は教えるの、超へったくそな教師で(汗)私が仕事を選ぶのではなく、仕事が私を選ぶ立場です… 教授法を教えていただけるだけでもありがたや…です(^^;)。