台風10号。発生から南下し、さんざん迂回してぇのユーターン、あげく、東北に初上陸、という快挙(!?)をやってのけたヤツ。

その数日前に、前線の影響だとかで、ここらにはひどく雨が降っていた。
水かさは増し、刻々変化する水位を気にしながら、以前の洪水罹災の経験から、避難の準備だけはしておいた。
それが、まぁまぁ収まりかけてたところにもって、の、10号接近情報。
仙台辺りに上陸か?と言われながら、あっちこっちうろついて、結局は大船渡辺りに上陸したのが午後六時ごろ。
雷雨、暴風、そして、あっという間に通り抜けてしまってた。
なんか、きょとん、という感覚だった。
そのときの、お話。
エリアメールが、ばんばん来るの。
町内放送は何回も流れるし、サイレン鳴るし、テレビでは厳重な警戒を、ってんで、いやがうえにも高まる恐怖感。
よけてくれないかなぁ、温帯低気圧に変わってくれないかなぁ、と、ぐずぐず祈りながら、雨の中、土嚢を積んだ。

(なんちゅう雑な!)
隣の、人足さんたちがダンプにつんだ土嚢を、数人がかりで、さっさと作業してくださってたのを見たら、そちらのできばえの美しさに、自己嫌悪になった。

もっと、慌てず正確に、を心がけよう、と、反省したような気もするし、他人に頼むという手もあった、と気づいた気もする。
これ(自分が積んだほう、ね)は、玄関部分。
他にも、家のぐるりにある通気口にもつんだし、裏口も数箇所あるし、で、延々と作業してましたんですが。
濡れた土嚢はめったくそ重い。
乾いていたら、2~3個は一気に運べるものを、一個持つにも必死。
しかも、あわてていたせいだと思うのだが、素手で運んでしまってた。滑ったらよけい重く感じるんだよね。。。
以前の水害のときに準備した土嚢を、念のため、と、ブロック塀の脇にずらりと並べて二段三段に積み上げて保管してあった。
上段のものは、せっせと運べていた。
下になったら、水分を含んで、より重くなっていた、のみならず、蔦が根を下ろしていて、ぴくりとも動かないヤツがあったもんだ。
最初、気がつかず、『なんでこんなに重いのよ!』と、体力の限界なのか?とか、老化のせいか?などと悩みながら作業してた。
いくら重くたって、動かさないわけにはいかない。
思い切り引っ張ったら、ビシンビシビシっ!と音とともに、後ろに転びそうになった。
持ち上がりました、無数の根っこを引き抜いて。
これか~!
理由が判明したら、重さで袋の脇や下を見て、根が張っていたら一本ずつちぎる。ぶち切る。
力任せのやけっぱち。
後から落ち着いて考えたら、よく切れる剪定ばさみ、持ってたんだな、あたし。
屋根に上って、すだれ外し。二回滑って、マジで落ちそうになって、しゃれにならないってば。
雨で濡れたトタンは滑るんです。
ウソだと思うなら、雨が降ったとき、ためしに上ってみてください、屋根に。
落っこちても、あたしは責任とりませんけど、ね^^;
とりあえず、かなりズボラな作業だけど、中の作業に入りましょう、と。
風呂場の排水口をふさごう。
洪水のときは、下から噴き上げてくるんです、泥水。
だから、大きいビニールのゴミ袋に水を入れて口をしばり、排水口の真上に置いて、圧をかける。
風呂には水を張っておく。
それで、たいていはふせげるんです。(いくらかは、ですよ。風呂の縁の高さ以上に水が来たら、アウトです。)
10リットルバケツに二つ、水を汲んできて。
排水口の上に袋の口を広げて、水を入れて。
片手で持ちながら、もう一個のバケツの水を・・・と思っていたら、足がヒヤヒヤ冷たくなってきて。
うえっ!もう水が来たのかっ!!??
泣きそうになりながら足元を見たら、水、透き通ってます。
ん?と袋を持ち上げたら、あちこちから「ぴゅーぴゅー」水が漏れてた。
新品なのに。。。何故に・・・・・穴?
!!
猫ズめ~~~!爪とぎ、したな?!(T^T)
次の袋も、穴あき。
三枚目まで試す気にならず、タイルの床をしっかり拭いて、排水口の上からビニールテープを貼り付け、その上に雑巾を敷いて
更にその上に水入りバケツを、まんま、載せました。
役に立つかどうか、微妙・・・・。
玄関の猫ズは、少し成長しているので、他の部屋に同居させることにした。
もう、相性なんて、かまっていられない。
落ち着いたら、様子を見て、もしダメなら、それはそのとき。
異常事態だと猫たちにも解るらしく、案外すんなり、いきました。
あとは、各部屋の窓を閉めてまわる。
時々テレビの生活情報というデータ放送で、水位を確認しながら、の、各作業。
ひとりぼっちじゃないよ、どの部屋にも、庭先にまで、猫が居るし。(そして邪魔をするし・・・^^;;)
あっちこっちから、停電になっただの、倒木で通行止めになっただの、メールが入るし。
怖いけど『大丈夫!気をしっかりもって、頑張ろう!』と返信しつつ、かすかに武者震い、してたような。
だけど。
午後八時には、抜けたらしく、霧雨に変わったよ。
こんなに早く収まるんなら、ずぶ濡れの作業の意味は??
でもって、まだ、洪水の警戒警報は解除になっていません。
あたしは、珍しく筋肉痛です。えぇ、とっても珍しい、ですよ。
亡くなられた方々も、行方不明の方々も、被災罹災なさった方々も、あまりにも多くて、ブログ書くかどうか、さんざん迷いました。
ただ、あたしの記録として、のことで、書きとめておくことにしたのです。
もう、次の台風が発生してるみたいで。
そういう「当たり年」は、ありがたくありません。
亡くなられた方々のご冥福を心から祈ります。(-人-)合掌。

その数日前に、前線の影響だとかで、ここらにはひどく雨が降っていた。
水かさは増し、刻々変化する水位を気にしながら、以前の洪水罹災の経験から、避難の準備だけはしておいた。
それが、まぁまぁ収まりかけてたところにもって、の、10号接近情報。
仙台辺りに上陸か?と言われながら、あっちこっちうろついて、結局は大船渡辺りに上陸したのが午後六時ごろ。
雷雨、暴風、そして、あっという間に通り抜けてしまってた。
なんか、きょとん、という感覚だった。
そのときの、お話。
エリアメールが、ばんばん来るの。
町内放送は何回も流れるし、サイレン鳴るし、テレビでは厳重な警戒を、ってんで、いやがうえにも高まる恐怖感。
よけてくれないかなぁ、温帯低気圧に変わってくれないかなぁ、と、ぐずぐず祈りながら、雨の中、土嚢を積んだ。

(なんちゅう雑な!)
隣の、人足さんたちがダンプにつんだ土嚢を、数人がかりで、さっさと作業してくださってたのを見たら、そちらのできばえの美しさに、自己嫌悪になった。

もっと、慌てず正確に、を心がけよう、と、反省したような気もするし、他人に頼むという手もあった、と気づいた気もする。
これ(自分が積んだほう、ね)は、玄関部分。
他にも、家のぐるりにある通気口にもつんだし、裏口も数箇所あるし、で、延々と作業してましたんですが。
濡れた土嚢はめったくそ重い。
乾いていたら、2~3個は一気に運べるものを、一個持つにも必死。
しかも、あわてていたせいだと思うのだが、素手で運んでしまってた。滑ったらよけい重く感じるんだよね。。。
以前の水害のときに準備した土嚢を、念のため、と、ブロック塀の脇にずらりと並べて二段三段に積み上げて保管してあった。
上段のものは、せっせと運べていた。
下になったら、水分を含んで、より重くなっていた、のみならず、蔦が根を下ろしていて、ぴくりとも動かないヤツがあったもんだ。
最初、気がつかず、『なんでこんなに重いのよ!』と、体力の限界なのか?とか、老化のせいか?などと悩みながら作業してた。
いくら重くたって、動かさないわけにはいかない。
思い切り引っ張ったら、ビシンビシビシっ!と音とともに、後ろに転びそうになった。
持ち上がりました、無数の根っこを引き抜いて。
これか~!
理由が判明したら、重さで袋の脇や下を見て、根が張っていたら一本ずつちぎる。ぶち切る。
力任せのやけっぱち。
後から落ち着いて考えたら、よく切れる剪定ばさみ、持ってたんだな、あたし。
屋根に上って、すだれ外し。二回滑って、マジで落ちそうになって、しゃれにならないってば。
雨で濡れたトタンは滑るんです。
ウソだと思うなら、雨が降ったとき、ためしに上ってみてください、屋根に。
落っこちても、あたしは責任とりませんけど、ね^^;
とりあえず、かなりズボラな作業だけど、中の作業に入りましょう、と。
風呂場の排水口をふさごう。
洪水のときは、下から噴き上げてくるんです、泥水。
だから、大きいビニールのゴミ袋に水を入れて口をしばり、排水口の真上に置いて、圧をかける。
風呂には水を張っておく。
それで、たいていはふせげるんです。(いくらかは、ですよ。風呂の縁の高さ以上に水が来たら、アウトです。)
10リットルバケツに二つ、水を汲んできて。
排水口の上に袋の口を広げて、水を入れて。
片手で持ちながら、もう一個のバケツの水を・・・と思っていたら、足がヒヤヒヤ冷たくなってきて。
うえっ!もう水が来たのかっ!!??
泣きそうになりながら足元を見たら、水、透き通ってます。
ん?と袋を持ち上げたら、あちこちから「ぴゅーぴゅー」水が漏れてた。
新品なのに。。。何故に・・・・・穴?
!!
猫ズめ~~~!爪とぎ、したな?!(T^T)
次の袋も、穴あき。
三枚目まで試す気にならず、タイルの床をしっかり拭いて、排水口の上からビニールテープを貼り付け、その上に雑巾を敷いて
更にその上に水入りバケツを、まんま、載せました。
役に立つかどうか、微妙・・・・。
玄関の猫ズは、少し成長しているので、他の部屋に同居させることにした。
もう、相性なんて、かまっていられない。
落ち着いたら、様子を見て、もしダメなら、それはそのとき。
異常事態だと猫たちにも解るらしく、案外すんなり、いきました。
あとは、各部屋の窓を閉めてまわる。
時々テレビの生活情報というデータ放送で、水位を確認しながら、の、各作業。
ひとりぼっちじゃないよ、どの部屋にも、庭先にまで、猫が居るし。(そして邪魔をするし・・・^^;;)
あっちこっちから、停電になっただの、倒木で通行止めになっただの、メールが入るし。
怖いけど『大丈夫!気をしっかりもって、頑張ろう!』と返信しつつ、かすかに武者震い、してたような。
だけど。
午後八時には、抜けたらしく、霧雨に変わったよ。
こんなに早く収まるんなら、ずぶ濡れの作業の意味は??
でもって、まだ、洪水の警戒警報は解除になっていません。
あたしは、珍しく筋肉痛です。えぇ、とっても珍しい、ですよ。
亡くなられた方々も、行方不明の方々も、被災罹災なさった方々も、あまりにも多くて、ブログ書くかどうか、さんざん迷いました。
ただ、あたしの記録として、のことで、書きとめておくことにしたのです。
もう、次の台風が発生してるみたいで。
そういう「当たり年」は、ありがたくありません。
亡くなられた方々のご冥福を心から祈ります。(-人-)合掌。
あれ?って感じだったよ。
勿論、雨風は、それなりにだけど ‥‥‥
東北や北海道は、大変だったね!
家は テレビが壊れてるからだけど、ブロガーさん、見てるとよくわかるわー
亡くなった方々の、ご冥福をお祈り申し上げます。
otikomi さんのブログ見て、更に 大変さがわかったんだけどね、ビニール袋は 入れ物に入れておこうよ~ 猫の性だもん!
悪いけど、笑っちゃったよー♪
蔓で、腰やらなかった? それ、心配!
でも、書いてくれたお陰で、排水口とか、よくわかったよ♪
身体に気をつけなよ!
だく
りんご台風の時もたくさんの被害があったし、酷いことにならないといいなと・・・。
自然の力にはどうにもならんもんで、ほんとに。
土嚢重かったでしょ!
急いでいても、otikomiさんに何かあったら猫も困っちゃうんしょ、気をつけてね。
温帯低気圧に変わるかでほとんど被害がないのに
今回は甚大な被害の出ている地域が。
4日が義父の一周忌なのですが
田舎の隣市町村が洪水で天候によっては仕出しが届かない可能性も。
幸い札幌は特にひどい被害もなく連日猛暑日が続いており
この時期になっても暑くて仕方ない感じです(´・ω・`)
後片付け大変でしたね。
次に12号も近づいてますのでくれぐれもお気をつけて
今回は気の毒なくらい東北、北海道に行ってしまいましたね。
各地に大きな被害を出しましたが、otikomiさん方面はやれやれでしたね。
何年か前、家族がバラバラに暮らしていたことがあって、私一人で家を守っていた時、
毎週のように台風の襲来を受けたことがあって、生きた心地がしなかったことがあります。
近所の息子さんたちに助けられて、何とかやり過ごしたことが忘れられません。
台風は、どこに行っても皆が大変な思いをしますね。
次は太平洋沖で無くなってほしいですね(^_-)-☆
うん、大変だった~(T^T)
でも、10号が東北に向かってる、って予報が出てすぐから、準備してたから、
以前の水害に遭ったときよりかは、気持ちはしゃんとしてた、と、思う。
海からの台風は、力を貯めているから、ね、未体験だから、怖かった。記憶にある限り、初めてのことだよ。
たいていは、温帯低気圧に変わってるからねぇ。
地域そのものが、ドキドキはらはら、していたと思う。
河川の整備も、その他のいろんなことも、東北も北海道も、行政すら「どうすればいいんだ?」って感じだったよ。
そこが、まともに「いっちゃった」って見えるね。(-_-;)
これから、いろんなことが変化していくんだろうなぁ、という、かすかな予感があるよ。
袋。うん、反省して改善いたしますだ^^;;たはははは。
>猫まんまさん
そうですよね、異様でしたよね。暴挙の限り、とも見えてて、ぽかん、と、穴が開いたように、無事だった箇所もあって。
助かった身としては、感謝なのですが。全体を見渡すと、悲惨なことこの上なく。(-_-;)
土嚢は、運んだり積んだりしてたときはよかった(!??)んですけどね。
片付ける段になったら、うえぇぇ、こんなに重かったのか!!って。まだ、庭先にほったらかしてます。
筋肉痛が治ってからにします^^;
あたしが倒れたら、即崩壊ですから。化けて出て、面倒みなくちゃならなくなる。
気合入れておりますよ^^
>もっち@師匠
北海道の被害も、とんでもない事態になってますよね、ニュース見るのが怖いです。
師匠のとこがご無事と伺って、ホッとしました。
一周忌、無事に済ませられますように、祈ってます(-人-)ナムナム
後片付けは後回しになってます^^;;
来客があって、今日は一日、楽をさせていただけました。
もう、こういう被害はありませんように、と、強く願っております。
>越後美人さん
そうですよね、そちら、いつも被害の大きいところですもの、ね^^;
こちらは、慣れてない、というか、使者が出たあそこなんか、避難勧告の意味がわからなかった、って聞きました。
のどかに暮らしていた、風光明媚な場所が一転、阿鼻叫喚の地獄絵図に、という。
水が来た痕が、天井から10センチの場所にくっきり記されてあって。
水死は苦しいですよね、かわいそうに、かわいそうに。。。。(T^T)
まだ見つからない方々、どこかに運よくひっかかって、助けを待っててくれますように、と。
この台風のおかげで、おそらく、河川の拡張工事とか、土手の整備とか、始まってくれるといいんですけど。
山林の整備も、しっかり、ぬかりなくお願いしたいですよね。
行政って、死人が出ないと動かない、みたいなこと、ありそうですもの。
ずっとほったらかしの北東北も、少しはましに、なるかしらん。
などと。
この台風エネルギーを、うまく活用したり、進路を変更できたり、という未来が、来てくれますように。(-人-)
ごめんなさい 更新したことに気がつかなくて ・・
どうしたかと とても気にしていたのですが
色々大変でしたね ご無事で本当によかったです
一所懸命がんばられて
otikomi さんの勇気がとても力になります
頑張り過ぎないように、は、心がけてます。
張り切ると、いっつもドジやらかすんで…o(T□T)o
首輪のない猫さんみたいな、ステキレディに憧れてます♪