朋友(ほうゆう)ママの心の動きを知るblog

自分らしく行動出来るように応援するblogです。

積極的傾聴

2022-08-10 09:38:00 | 心理スタディ
2022年8月10日
おはよう👋😃☀️
昨日、長女が社会人になって丸一年が経った。
約6年前に拒食症になり、それが引き金になって引きこもりへ…よくぞここまで回復したなぁ~と思いながら過ごした日だった。
今、生理中で少々体調がいまいちではあるが、拒食症の時は全く来なかった。
心臓の働きも悪く、世間一般的な行動が出来なかった。
今は、この暑さで食欲不振ではあるが、自分で離乳食用に売られている瓶詰めの物を数種類買ってきては食べたり、私が買い物へ行く時に『何か食べたいものある?』と聞くようにしている。
たまに『○○があれば買ってきて。○○が見つかるまであちこちウロウロしなくて良いからね』と必ず言われる。
長女は、私が何とかして頼まれた物を必死になって探すことを知っている。
だから念を押すように言われるのである。
それでも、私は何とか長女の希望に応えるように行動し、なかなかすぐに見つからなくて思い当たるスーパーや店を数件回り、やっと見つかった時の感動がたまらない。
その感覚が好きで、長女の言に耳を傾けず、止められないことを重々知っている朋友ママです。

前置きの流れで綴ろうかと思うが、私が購読しているPHPの冊子の中で【人の言に耳を傾ける】というタイトルで、松下幸之助さんが『人の言に耳を傾けない態度は、みずから求めて心を貧困にするようなものである。どんな賢人でも、その人ひとりの知恵には限りがあって、だから自分の知恵才覚だけで事を選べば、考えがかたくなる。視野がせまくなる』と述べられている。

確かにそうかもしれない。
人って、自分にとって都合の良いような部分だけを聞き、解釈する。
私もその中の一人である。

心理カウンセラーの資格を取得する時に【積極的傾聴】という事を「これでもか~」というくらい聞かされた。
そのくらい、カウンセラーにとって必要な事なのだろう。
自分の考えを横に置いて、クライアントさんの声に耳を傾けるわけだからね。
聴きながら、どうしても自分の思考が頭から離れられない時もある。
苦しい時や、どうしても伝えたくなった時は【I(私)の表現】を使って『あくまでも私の意見なのですが、提案しても宜しいでしょうか?こういう考えの人もいるのだと思って聞いて貰えると嬉しいのですが…』と前置きをする事もあるが、クライアントの心にゆとりが無いと聞けないだろうし、ましてクライアントさんは他人の意見を求めていないことも多く、ただ聞いて欲しい・共感して欲しいという気持ちの方が多い事も、色んな方の話を聴きながら感じたし、勉強にもなった。
【積極的傾聴】のために必要な3つの態度というものがあるのだが、「誠実さ」「受容のこころ」「共感的理解」が求められる。
「誠実さ」は、本当は『それ違うよ』と思っていても『それ良いね』みたいな発言は誠実さに欠けるよね?
「受容のこころ」は、クライアントさんの言う事を無条件に受け入れる事を指すのだが、自分と価値観が違うとなかなか難しいよね?
「共感的理解」は、クライアントさんの立場になって一緒に考えたり、今起きていることを共に感じたりする事を指すのだが、私が心掛けていることは、先ずクライアントさんの心を少しでもオープンになって貰うために、自虐ネタを披露する事がある。
その事によって『朋友ママさんにもそんな事があるのですね』と言って貰えたら、クライアントさんとの距離が少し縮まった目安になる。
あくまでも私のやり方だけど、生きていると色んな事があるから、経験話を披露することは決して恥ずかしいことではないし、特に失敗談は盛り上がる。ただ注意して欲しいのは、失敗を通して良い結果が生まれた話に留めること。
くれぐれも、後ろ向きな話はしないことだ。
私的に、自虐ネタを披露して笑って貰いたい。
そして、どんな自分でも大丈夫だからねというメッセージを送って締めくくるのが理想である。

【積極的傾聴】は、数をこなしていく中で積み上げるものだと、私は思っている。

今は、人と会って話をする機会が減っているが、出来ることならどんどん進出したいなぁ~と思う今日この頃である。