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いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

うつ病を知る 先崎九段に学ぶ④~なぜわたしがマジになるのか~

2019-03-19 19:14:57 | 医療


わたしが、うつ病のことを
なぜこのように強調するのか。
この先、再々述べるが、

わたしが「自死遺族」だからである。
つまり、自殺した人の家族のことを
「自死遺族」と呼ぶ。

約25年前、
実兄が、
首つり自殺をした。

精神科の診察も受け、
入院もした。
ところが、精神科医に
「病気ではない」と言われ、
入院は1日だけで終わってしまった。
それから1か月後、
兄は、あっけなく、首をつって
死んでしまった。

兄の主治医であった精神科医は、
その後、
「あなたは、お兄さんは病気だったと思うか」
と聞いた。
はっきり、
瞬時に「うつ病だったと思います」
と答えた。
主治医には一言もなかった。

誤診だったと思ったのだろう。

それゆえ、
「もう自死する人に出てほしくない」
の一念で
うつ病の治療に関する発言をしてきたのである。

「うつ病患者を冷たく突き放している」
と感じられる方もあろう。
しかし、
黙っていて、
これ以上
うつ病による自死を起こしてはならないと思うのである。

次回から、引き続き、うつ病の兆候の話をする。
うつ病だと判断する基準をわかっていただきたいのである。

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