続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

57.せっかち姉妹の受難。

2009-06-07 16:36:13 | ほのぼのSIREN日記。

さて、前回に引き続き新生・牧野こと元マッド医師宮田の活躍を追っていきたいと思います。

本文では触れませんでしたが、前回の第二条件にて怪しげな井戸の底に隠されていた
爆薬を見つけて「フンッ」と鼻で笑った新生・牧野。
もう完全にキャラが違います。
恐らくそれら物騒な大荷物は、SIRENマジックにより求道師服のどこかに格納されて
持ち運ばれていると思われますが、何の目的で使われるのか。
そして、ずっと汚れ役として日陰の身だった宮田がなりたかった「自分」とは何なのか。
そんな疑問が明らかになるステージです。

舞台は合石岳/羽生蛇鉱山
以前、志村のおっちゃんがトロッコにて屍人をスパーンと轢き飛ばしたり、
崖っぷちグラビアアイドルが慣れない拳銃片手にバンバン突破したあのステージであります。

今回の終了条件は「水門への到達」
第一も第二も同じですが、第二は「屍人全滅状態で」と更に条件がついています。
以前も他キャラクターが全滅状態でのクリアを条件に頑張っていたのが懐かしいです。
思えば遠くへ来たもんだ(舞台はまるで変わっていないが、気分的に)。

さて。怪しげな土偶を手に、空を見上げて「間に合うか」と少々焦りの表情を見せる真性・牧野。
一体何に間に合わせたいのか。その鍵は怪しげな土偶が握っています。
この怪しげな土偶、以前も何度か話題にしましたが、屍人を完全に消し去る強大な力を持った神の武器、
かの有名な「宇理炎」であります。
へっぽこな造形だけど、一応「天使をかたどった」ものらしいですよ。
まあ人の美意識は個人差がありますので何とも言えない所ではありますが、
私にはどうも「おーい!はに丸」を連想させるモデリングです。

さあて、手に馴染んだ相棒・ネイルハンマーを手に新生・牧野出撃です。
快進撃を見せてくれ。

まずは一匹、叫んで呼び寄せ撃退するところからスタートです。
すると来ました来ました。牧野だと思って余裕ぶっこいた蜘蛛がいそいそと。
早速容赦なくボコります。
つられてもう一匹来るので、それもメッタメタにボコります。
ボコったら、その先の管理小屋にて「門の予備鍵」を入手。
これが無いと、この先の門が開けられません。
いつも用意周到に鍵だのアイテムだの配置してくれるのは誰なんでしょう。
大人の事情ってヤツでしょうか。
あまり深く考えず、先を急ぎます。

門を開けたその先は、続々と犬が襲ってくる危険地帯。
次から次へと来るので、攻撃のタイミングがずれないようにリズム良く撃退出来るかが
鍵になる予感。
ネイルハンマーでの大攻撃なら一撃必殺ですが、一回間合いが連続で喰らったりする
恐れあり。
特に第二条件では、頭脳屍人を撃退しなければならないので、銃弾の無駄遣いは
出来ません。要注意。
このうじゃうじゃいる犬を束ねている頭脳屍人を倒すのがこのステージの目的ですが、
今回なぜか頭脳屍人は二人いる模様。
二人。。。
イヤな予感が高まります。

SIREN世界において、双子は不吉なものの象徴。
二組いる内の一組は先だっての騒動でバラバラになった上に、操作キャラがその片割れなので
必然的にここにいるのは「しつこい」とかつて宮田にウザがられていたあの二人しかあり得ません。

そう、今回はあの恩田姉妹が仲良く待ち構えているのです。

恩田姉妹といえば、移動と復活の速度が有名のせっかちシスターズ。
その二人が、一人ずつ別々の斜坑で頑張っています。
どちらも打撃で倒す事は困難なので、ここは素直に拳銃で離れた位置から狙うが吉。

まずは妹から。
彼女は東5号斜坑にいます。
3発当てればいいので、ライト点灯(命中率アップ)である程度の距離まで引きつけ撃退。
相変わらず悲鳴が凄いです。
しかし、クールな新生・牧野は臆することもなく銃弾を打ち込むと何とダメージを負った妹に馬乗りに。
そしてその胸に、いつぞや棺おけ内の不吉な包みから抜き取った杭を打ち込んでしまいます。
このシーン、角度というか見え方がかなり18禁な感じ。。。
お子様にはちょっと刺激が強過ぎる感があります。
杭を打たれた理沙ちゃんは、普通の屍人のように体から湯気を出してはいますが
仰向けの体勢から動く事が出来ません。
しばらくは自力で動けないであろうという内容の解説が出ます。
そして、近くに鍵が落ちておりゲット出来ます。
これでとりあえず半分クリア。

残るはお姉ちゃんです。
私はお姉ちゃんに関してはちょっとしたトラウマがあるので、どうしても及び腰になってしまいます。
心なしか、理沙ちゃんより移動速度が早い気がしてしまうのはビビりの現れでしょうか?
でも本当にそう感じるのです。
東3号斜坑
に近づくと、やはりすごいスピードで迫ってくるお姉ちゃん。
手には物騒な大きいシャベルなんて提げて迫力満点。
しかし、こちらも3発で撃退可能です。ちょっと拍子抜け。
さて、先程理沙ちゃん撃退時に拾った鍵というのは「サイレン小屋の予備鍵」です。
このサイレン小屋も懐かしい感じがします。
以前の屍人全滅状態が条件だったステージにて、ここでサイレンを鳴らして陽動したのも
遠い昔の事のように思えます。

では今回もサイレンを鳴らすのかと思いきや、ここではもっと物騒な手を使います。
お姉ちゃん撃退後、傍の壁に断線したダイナマイトの仕掛けがあります。
その線を繋ぎサイレン小屋へ急ぐのです。
そう、サイレン小屋にはダイナマイト発破のスイッチがあり、それで斜坑ごと吹っ飛ばそう
という企みなのです。
しかしそうは言っても、発破時にお姉ちゃんが(このステージにて頭脳屍人は二人ですが、
メインの司令塔はお姉ちゃんなのです)いなくては全く無意味です。
気が逸りますが、焦らずちゃんと視界ジャックにて位置を確認する事。

さあ、準備が整ったら、3・2・1、発破!

見事に斜坑が崩れ落ち、哀れ生き埋め(もう死んでるけど)になったお姉ちゃん。
これで配下の屍人達も全滅です。
ちなみにサイレン小屋の屋根の上では、アーカイブである「空魚」が入手可能。
奇妙な絵が書かれている所に立ち、適当にネイルハンマーを振り回しているとヒットします。
それを調べるとアーカイブに追加されるという段取りです。
集めている方はどうぞ。

新生・牧野が斜坑を爆破しそこを後にした数時間後。
一人とぼとぼと歩く須田くん。そこに優しげに語りかける声が。
「だめよ、あの中にいなくちゃ」
ゲーム序盤で訳がわからずパニックに陥っていた須田くんを導き助けてくれたあの声。
そう、八尾さんです。
まるでかつての彼女に戻ったかのような口調ですが、既に彼女は覚醒し自分が何者であるのか
自分が何を求めて永い年月を生きてきたのか、全て気づいた恐ろしい存在へと変貌しています。

八尾さんは須田くんが持っている物に興味を惹かれ、
「何を持ってるの?」
と片手を突き出し、暗に渡せと迫る仕草をします。
身構える須田くん。
その時、とてつもない勢いで赤い水が押し寄せ、二人はそれに流され場面は暗転。

同じ頃。
屍人の巣の中で頭を抱えうずくまる竹内センセイ→orz
すると聞き覚えのある懐かしい声が。
頭を上げて見ると、まるで屍人化したかのような容貌の依子が、嬉しそうに手を振りながら
駆け寄ってきます。
依子が屍人化したと思い、恐怖と絶望に顔が引きつるセンセイ。
(実際には屍人化が進んでいるのはセンセイの方であり、そのせいでまともな人間が化け物の
ように見えている)

次の瞬間、突如堕辰子がセンセイと依子の間に現れたのでセンセイ絶体絶命の大ピンチ!
しかし、側面から物凄い勢いで噴出してきた赤い水が全てを攫います。
一緒になって流されるセンセイ&堕辰子(そして恐らく依子も)。
まったく、一応曲がりなりにも「神」だというのに、何だってコイツはこんなにおマヌケなのでしょう。
威厳もへったくりもありません。
そんなおマヌケな堕辰子が、鉄砲水に攫われた先で意識を取り戻しフラフラと立ち上がると
屍人の巣の天井が崩れ、日の光が差し込みます。
堕辰子といえば、お日様の光が大の苦手。
もがき苦しみ、炎に包まれて崩れ落ちます。。。

ええ~?!
まさかこれで一件落着?!

あれ程皆が苦しみ、もがき、絶望の中奮闘してきたのに、その親玉がこんな簡単にやられていいの?!
等々、納得出来ないもやもやした気持ちを抱えつつ、物語はいよいよクライマックスへ。

 


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