尾張温泉東海センターhttp://owarionsen.co.jp/center/hotspring.html
その名と雰囲気に、なんというか、気圧されまして、なかなか行けなかったのです。それでも前々から気になってた尾張地方の温泉に挑戦してきました。思えば道のりはけっこう簡単で、今まで行ってなかったのが不思議なくらいでした。見ての通り、温泉というよりは演芸も見せる宿泊施設ですね。
温泉入り口に向かう前に、お土産屋さんがあるのです。
玄関口の上には役者さんたちの看板がズラリ。
小生は温泉目的だったので午後3時以降のコースにて。内湯は大きな岩がずらりとならんだ湯船がふたつ。ふたつといってもそこいらの温泉よりは広大なものです。ジャグジーのある湯船もあり、併設して「水風呂」があるんですけど、今までどこで入った水風呂よりも、生暖かい。も、「チョーぬる湯」と思った方がニュアンスとしては近いです。
個人的に感じた泉質ですが、大名古屋温泉、テルマ55などに並び、尾張地方は愛知の温泉の中でも長島などの三重の泉質に近く、茶褐色めいた色合いに、あつーい具合なところに入ると、すさまじくここちよいものです。
出たあとにほくほく感がかなり気持ちいいもので、眠気がドーーーッときます。体にそれほどに効き目を感じちゃうのです。湯船の数は少ないですけど、尾張地方独特の泉質の良さから、休んでは入り、休んでは浸かりの繰り返しとなり、それが楽しくなってくるのでした。
打たせ湯も2本あり、露天は座っても腰までの湯の高さしかないところもあるんですけど、けっこう熱めなので風が気持ちよいのです。内湯からも大きな池が窓越しに見えて、開放感もあります。
サウナは小さめで、きっと詰めてもせいぜい6人ってとこでしょうか。気持ちよく入ろうと思えば二人。なかなか貸し切り気分が味わえました。
ロッカーも靴入れも「10円」でリターン式。10円ですよ、戻ってくるし。演芸場のおもむきが強いですね。しきりに店内放送で各地の老人クラブのおじいちゃんのバス集合、駅までの送迎バスの案内が多いのでした。
ほら!最寄りの交差点はアーケードっぽく「かにえ 尾張温泉街」だもん。街なのですよ。ええ。敷地内にはお稲荷大社もありまして、どこかひじょうに懐かしい気分になれる温泉でした。いやぁ、泉質がいいですわー