「女将さ~ん


「僕ですよ~」

はい いらっしゃい


「お水もらいます



コタツ君が 水分補給に来ました。
昼間は暑くなりました。脱水症状にならないようにね

預かった頃から 仔猫たちもよくお水飲んでいました。




「御姐さん おつかれっす~」

「僕でっすよ~


ヒノキさんは コタツ君のことを その辺のガキとしか見ておらず
内側から一貫して冷ややかに観察しています

血だらけの漢ぶっち君が来ていた時は 少し感心していたようですが。
まぁねぇ コタツ君とぶっち君とでは 格がちょっとね…
「えぇ~?遊ぼうよ御姐さ~ん」

「ねぇねぇ


「僕可愛いのにぃ」

うん 可愛い可愛い。少々 粘着質なカマッテチャンで うざいけど

同じようで 超陽気だったマリオ君も うざくて可愛かったな(笑)
「あの柄って アホ?」

あっ。それ言っちゃいましたね。顔に出ましたね ヒノキさん。
キジトラなのは たまたまだと思うのですが どうでしょう

「お兄ちゃんが アホなの


タマちゃんの言う通り。茶トラもキジトラも 縞々の猫は多いし
あれは コタツ兄ちゃんの個性ですよ ねっ

「踏んでくださ~い



