COVID-19が流行したこの2年、外出自粛が要請され、一緒に食事をしたり歌うことが制約され、多くの社会的文化的活動が中止となり、ソーシャルディスタンスが求められました。そして、人びとの社会的孤立が深まっています。政府の調査結果によると、若者や失業者、派遣社員で孤独感を感じる人びとの比率が高くなっています。感染症流行にともなって、飲食業、宿泊業、対人サービス業などは顧客が大きく減少しました。そうした事業所の多くの非正規労働者が収入を減らしたり、失職しました。社会的孤立や貧困は当事者のメンタルヘルスを悪化させます。実際この2年、女性、若者、子どもの自死(自殺)が増えています。自死にいたらなくても、「死にたい」気持ちを感じている人びとも増えていると想像できます。
社会的孤立、貧困、自尊感情の低下はセルフネグレクトの要因となります。生活環境や健康状態が悪化しても放置してしまう状態がセルフネグレクトです。一人暮らしでセルフネグレクトの状態におちいると孤立死(孤独死)のリスクも高まります。
新たな社会的連帯をかたちづくり、その中で一人一人の自尊感情が回復するような社会的実践が求められていると思います。
社会的孤立、貧困、自尊感情の低下はセルフネグレクトの要因となります。生活環境や健康状態が悪化しても放置してしまう状態がセルフネグレクトです。一人暮らしでセルフネグレクトの状態におちいると孤立死(孤独死)のリスクも高まります。
新たな社会的連帯をかたちづくり、その中で一人一人の自尊感情が回復するような社会的実践が求められていると思います。