それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

失業、生活困窮、自死(自殺)

2009-01-30 | 「つながり」をつくる
派遣解雇の27歳男性、電車に飛び込み死亡 埼玉(朝日新聞) - goo ニュース

 また悲しいニュースです。

 以前にも書いたかもしれませんが、あきらめないで「助けを求めること」、「相談相手を見つけること」が大切だと思います。また、どんな状況に置かれてもどこかに希望を探しながら生きていきたいです。

 この場をお借りして、ご冥福をお祈りいたします。

深刻化する失業問題

2009-01-30 | 労働
「非正規」失業、12万5000人=1カ月で4万人増加-厚労省調査(時事通信) - goo ニュース

 今後も失職する非正規労働者が増加しそうです。非正規労働者(正社員)に対するリストラ、退職勧奨、退職強要も増加すると思われます。

 不当解雇などの問題について今後もこのブログに書いていきます。これまでの記事(「派遣切り」に負けないために)などもご参照ください。

 ・退職勧奨(いわゆる「肩たたき」)に対しては、曖昧な返事はせずに、明確に拒否の意思表示をすることが重要です。

 ・会社側の言動についてきちんとメモ、日記などに記録しておきましょう(証拠の確保)。

 ・就業規則、労働契約(雇用契約)の内容を確認しておきましょう。

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 以下、私の事務所(すほう行政書士事務所)のページもご参照ください。


   職場の困りごと相談室


 退職勧奨とともに労働者を退職に追い込むためにさまざまな手段で「いじめ、いやがらせ」などが行われる可能性があります。

   職場での「いじめ・いやがらせ」相談室


   労働トラブルの証拠確保


 

「野宿生活者=怠け者」という誤解と偏見

2009-01-28 | いろいろ
ホームレス施設利用18%増 昨年末、不況で住まい失う(共同通信) - goo ニュース

 厚生労働省の調査によるとホームレスの方の3分の2近くは仕事(日雇い労働や廃品回収など)をしておられます。夜間に廃品回収の仕事をして昼間は寝ておられる方もいます(そのために「怠けている」と誤解されるケースもあるのでしょう)。
 実際、野宿生活をしている方には、高齢、体の病気や不調、労災の後遺症、メンタルな病気、知的障害、アルコール依存症といった要因、さらに、携帯電話などの連絡手段がなかったり住民票がないといった不利などが重なって就労が困難な方が多いのが現実です。
「派遣切り」、「リストラ」や倒産などで失職する方が増えており、これからも住む場所を失う方も増えると思われます。いったん住む場所を失うと就労や住居など基本的なところで生活を立て直すことがかなりむずかしくなります。

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すほう行政書士事務所

 生活相談室

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このような「孤独死」も

2009-01-25 | 「つながり」をつくる
認知症の高齢女性が動けず凍死か、介護の息子は浴槽で病死(読売新聞) - goo ニュース

 広い意味での孤独死はひとり暮らしでなくても起こります。高齢者どうし、あるいは高齢の親と障害のある子どもが同居している場合なども「共倒れ」の状態で亡くなった後、発見されるケースがあります。
 高齢者どうしで介護をしながら生活しているケース(老老介護)で、さらには認知証になったことを自覚できずにいる例(認認介護)もあります。
 入浴と転倒・転落は高齢者の家庭内事故死の大きな原因となっています。入浴時には血圧の変動が大きくなります。そのため、高齢になるほど入浴は危険が増します。入浴中に意識を失って溺死するケースも多いようです。
 やはり、いろいろな方法で人との「つながり」をつくって、社会的孤立を防いでいくことが必要だと思います。

知的障害者が「被害者」になる時

2009-01-22 | いろいろ
 少し前に、ある殺人事件の容疑者として逮捕された男性が知的障害者であることが報道されました。私は障害者福祉施設で介護の仕事をしていることもあって、「知的障害者=他人に危害を加える危険な存在」というイメージがまた広がることを心配しています。
 現実には知的障害者が虐待や悪質商法の「被害者」になるケースがたくさんあります。しかも被害を受けても訴えることができない、被害を受けたことを認識できないでいる方も多いと想像されます。施設の職員からの虐待、職場での虐待、訪問販売で高額商品を買わされる、意味を理解できないままにクレジットカードを作らされて負債をかかえるなどさまざまなケースがあります。

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私の事務所では障害のある方やそのご家族から、生活、福祉、権利擁護などのご相談に応じております。メール相談(有料)もできます

すほう行政書士事務所 障害のある方のための業務