それでも生きるために

「生きづらい」人びとのためにいくらかでも役に立つ情報を提供したり、共に生きるための提案や呼びかけをしたいと考えています。

発達障害の方の「生きづらさ」

2011-02-18 | いろいろ
 発達障害のため、「就職したが仕事がうまくできない」といった「生きづらさ」を感じている方がたくさんいると推測されています。作家の市川拓司さんも自分が発達障害であることを公表しています。

20~30代で受診増「大人の発達障害」 毎日jp


「死にたい」と思ったら(その2)

2011-02-14 | いろいろ
 とにかく、「今日は死なないで生きよう」と考えること。自分の素直な気持ちをだれかに話し、聴いてもらうこと。かかえている問題を解決するために手助けしてくれる人をさがすこと。そうしたことが大切だと思います。

次のような電話相談機関もあります。2月7日の記事もご参照ください。

東京自殺防止センター

大阪自殺防止センター

熊野自殺防止センター

松山自殺防止センター

宮崎自殺防止センター



ホームレスだった方々を支える試み

2011-02-13 | 「つながり」をつくる
働く場・仲間と語る場・・・元ホームレス支える輪、広がる   Asahi.com

 ホームレスだった方が生活保護を受給できるようになっても、「社会的孤立」や仕事を見つけられないといった問題をかかえることが多いのが実情です。そうした課題を解決するための居場所、働く場づくりの試みが行われています。

ためぞうクラブ(埼玉県さいたま市)

きょうのほっとポット



「生きづらさ」が生じる背景として

2011-02-11 | いろいろ
 私が若かった頃と比べると現代は、仕事において、あるいは就職活動や大学などの入学試験に際して、自己アピール、セールストーク、自己演出などが求められる時代になりました。その背景には産業構造の変化、言い換えると、商業・サービス業の比重が高まり、直接的な生産よりも営業、接客、広報、管理といった職種に就く方がふえたこともあると思われます。また、「売れる」どうかが商品の評価基準になるのと同じように「人気がある」かどうかが人の評価基準になるような社会風潮も感じられます。こうした社会のあり方の中では、たとえば控えめ、内気、内向的なタイプの方は不利な立場におかれやすく、また「生きづらさ」も感じやすいのではと思います。
 私は今から十数年前に不登校や高校中退の子の居場所の運営を始めました。(今はボランティアの方に運営をお任せしています。)子どもたちが学校に行けなくなる原因としては、「いじめ」のほかに「友だちとの人間関係で精神的に疲れる」というケースが多く見られました。今は学校だけでなく職場にも「職場いじめ」あるいはパワハラが広がっています。また、成果主義の導入、競争原理の強調などによって、同じ職場で働く者どうしの連帯感も薄れてきているのではと思います。さらに、人件費削減のためひとりひとりの労働の内容や時間が過重になっていることも推測されます。現在の職場のこうした状況を背景として、働き続けることに困難を感じる方、働く自信を失って「ひきこもり」の状態になる方がふえているように思います。


ブラック企業

2011-02-10 | 労働
 労働者を違法あるいは劣悪な条件のもとで働かせる企業を俗にブラック企業(あるいはブラック会社)といいます。
 経営陣が強い権力をふるう一方で無責任な経営体質、法令遵守(コンプライアンス)の意識が乏しい、といった特徴があります。人件費を抑えるために労働者は劣悪な環境のもとで働かされます。具体的には以下のような例があります。

 過重なノルマや責任を負わせる。
 残業せざるを得ないくらいの仕事を与える。
 残業代を支払わない。
 仕事に必要な経費を自己負担させる。
 不当な罰金を課する。
 パワハラや「職場いじめ」が横行している。
 違法行為を強要する。
 労働者に対して一方的に低い評価をする、
 労働者の言動を監視する。
 労働契約書を交付しない。
 解雇あるいは退職強要であっても自己都合退職ということにさせる。

 こうした状況はごく一部の悪質企業だけでなく多くの職場に広がっており、多くの労働者が泣き寝入りさせられているのが実態です。問題を解決する方法のひとつとして、労働組合(ユニオン)の活動について別の機会にとりあげます。


「生きづらさ」から少しでも解放されるために

2011-02-09 | いろいろ
人と人との「つながり」をつくること。
生きる「場」(居場所、住まい、働く場、そして「死に場所」)をつくること。
 この二つの課題について考え、具体的な手がかりを探っていきたいと考えています。
 以前に少しだけとりあげたコミュニティカフェ、シェアハウス、セルフヘルプグループ、労働組合(ユニオン)などについても紹介していくつもりです。
 とりあえず、次のふたつの試みをごご紹介します。

こわれ者の祭典
 主にメンタル系の障害や病気の体験者がつながり合い、各地でパフォーマンスを行っています。生きることが下手な人たちが、そのままの自分で生きるということを実現しようとしています。

オシテルヤ
生活苦や障害などの困難をかかえた人たちがつながり合い、支え合う場。働く場づくりの試みにも取り組んでいます。

「死にたい」と思ったら

2011-02-07 | いろいろ
相談先はいろいろあります。あきらめずに相談してみてください。


いのちの電話連盟:各都道府県の電話相談窓口が紹介されています。

自殺対策支援センター ライフリンク:ライフリンクDB(生きる支援検索サイト)にさまざまな相談先が紹介されています。

自殺予防総合対策センター:相談窓口紹介のページがあります。

自殺予防イエローページ

無縁社会 新たな”つながり”を求めて (NHK総合テレビ)

2011-02-06 | 「つながり」をつくる
「社会的孤立」、「無縁化」に不安や絶望を感じる方が増えています。この問題をどう考え、どのように解決に向けて取り組んでいけばいいのでしょうか。その手がかりをさぐる内容だということです。

2月11日(金)午後7:30~8:43 NHKスペシャル(NHK総合テレビ)