Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

大当り 土岐麻子乱れる!?「乱反射ガール」

2010-05-30 20:55:42 | 音楽
土岐麻子4枚目のオリジナルアルバム「乱反射ガール」がついに発売

去年は3rdオリジナル「TOUCH」と、ゲスト参加音源を集めた企画盤の「VOICE~WORKS BEST~」と、2枚発売されたものの、ここまで、コンセプトがハッキリしててまとまりがいいアルバムというと久々になるため、うれしい。
TOUCHはCM先行で流れた曲が2曲もあり、それなりに話題にもなっていたし、ブレイク必至のタイミングだったにもかかわらず、その他の曲が弱く、リメイクやどういうわけかミニアルバムから再録まで入っているのがどうも惜しいという感想が残った。クオリティ高い曲のみのミニアルバムにした方が良かったのでは・・・とここまでにしておきます

その、乱反射ガールですが、いかにも80年代というジャケットから感じる通り、80年代のジャパニーズシティポップの良さを10年代に置き換えたアルバムです。感じるのは、夏です。達郎やユーミンのような。
土岐ちゃんといえば、前も書いたかもしれませんが、達郎バンドでSAXを吹いている土岐英史氏の御嬢さんなわけで、幼少期から達郎サウンドを生で浴びているので、このサウンドがやはり相性がいい。

2008年夏の、夏をテーマにしたミニアルバム「summerin'」と近い感じですが(こちらも大名盤)、向こうはカバー中心、今回はオリジナルがほとんどというわけで、ようやく決定盤が登場したという思いです。2007年「TALKIN'」以来の名作。

どの曲も爽快感満載。陽を浴びる爽快感だけじゃなく、薄暮れた涼しさも感じます。
真心ブラザーズ・桜井秀俊提供の「薄紅のCITY」、森山直太郎提供の「鎌倉」、東京事変・伊澤一葉提供の「QUIZ」、おなじみ、川口大輔提供のタイトル曲「乱反射ガール」といい曲が多く、ノーナリーヴス・奥田健介提供「Sentimental」が今回ベストトラック。

どの曲も印象に残り、風景が浮かんでくる。
まさに名曲。名作。

タイトル、土岐麻子、乱れる、とは、ライブのタイトル。
想像よりは乱れてはいないんじゃないかと思うけど、いつか生で見てみたいもんです、と思ってたら、札幌に来るんですね。SAPPORO CITY JAZZ。
 
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OT ひとりカンタビレ完成2

2010-05-30 20:30:11 | 音楽
続いて、OTひとりカンタビレまでの歴史をたどってみる。

ひとりカンタビレとは1人で新曲をレコーディングし、完成までの過程を見せる日本初のツアー。楽器は奥田民生がひとりで全てを担当する。

で、今回はそこに至るまでの奥田民生の1人録音を書くわけですが、1人録音自体はそれほど珍しいものではないです。
私が知るものは、丸々一枚だとポール・マッカートニーがビートルズ解散が決定となった時期に録音をしたアルバム「マッカートニー」や、ウイングスを解散させたい気分になってそうな頃(半分冗談です)に録った「マッカートニー2」がまずあって、マッカートニーの影響を多大に受けたと思われる、エミット・ローズの諸作品。奥田民生がヒゲとボインやアジアの純真でパロったELOの最新作「ZOOM」はリーダー・ジェフ・リンがほぼ1人で録った作品です。あと、ロイ・ウッド、トッド・ラングレンとか。
まだあると思うけど、生身でほぼ丸々1枚となるとそんなもんでしょうか。打ち込みならもっとありそうですが。

で、そういうのに触れてそうな、民生。
初の一人多重録音は、ユニコーンのソロプロジェクト。シングル「休日/健康」とのちのオムニバスに取っておいた「行列」。当時のインタビューによると、本人はクオリティが低いと思ってる。
ファーストソロアルバム29にもある。「奥田民生愛のテーマ」。アナログのローファイサウンドを狙ったと思われる。
その後、ツアーバンドが結成されてからは少なくなるが、アルバムEのオープニング「俺は知ってるぜ」で登場。
ここまではなんとなく、遊びというか、企画色がある。
また、E発表時期にはスピッツのうめぼしを1人でカバーしている。これのクオリティの高さは後の1人演奏に近く、完成されている。
この後はソロ10年間やってきたバンドから離れる時期に発表され、曲ごとにさまざまなドラマーが参加したアルバムLIONで、本人もドラマーとして登場、その他すべての楽器を担当した「歯」。これはほかのドラマーと引けをとらないクオリティが高い作品だった。
そして、シングル無限の風のc/wで登場の「オリエンタルダイアモンド」。デモ音源と表記があるが、デモと思えない完成度。でもって本人がドラムをたたいている。沼澤尚も絶賛。

それ以来、各種トリビュートアルバムは全てプライベートレコーディングで済ましている。
中でも、イエモントリビュートの「LOVE LOVE SHOW」の完成度の高さは、もうゲストミュージシャンを必要としないのでは?とさえ思ってしまう。

それを受けてのひとりカンタビレ。
奥田民生は以前から、自分が○○の誰それと名のるバンドは生涯ひとつ、とかねてから言ってたけど、ユニコーンが復活した今、今までやってた、自分が率いるバンドがない状態というのは自然なことなのかもしれないですね(スケジュールの問題もあるのかもしれませんが)。


ちなみに、私がコピーしてみたカンタビレ、こちら↓
ひとりカンタビレコピー ←ここをクリック


OT ひとりカンタビレ完成1

2010-05-30 19:52:39 | 音楽
最近の私の中で大きく燃え上がったトピックといえば奥田民生ひとりカンタビレ。
3月から5月にかけて、日本各地で10公演、10曲がレコーディングされたツアー。その日のうちにレコーディングされた曲が配信されるのでツアーを追っかけてる感じもするわけです。

昨年11月に映画サントラで雲海を発表した以外でのソロ名義での新曲は2年ぶり。
派手さや無駄のないシンプルなメロディ路線は相変わらずだけど、今回はどの曲もメロディが美しい。実にポップ。
シンプル路線でこれを達成するのはとても高度なことだと思います。
どれも度肝を抜かれたけど、最後の公演でやった曲はホント名曲。さすらい、イージューライダーに並ぶ名曲かと。とにかく日本ロック界に新たに残る名曲かと。ただ、タイトルが解体ショーというのは、、、まぁ、イージューライダーや、さらにさかのぼると、ユニコーンにもなんじゃこりゃー?ってタイトルいっぱいあるし、まあいいか。
札幌で録ったかたちごっこもバラードの中では5本の指に入る名曲かと!。

10曲並べます。
1.最強のこれから 3/15 東京 DUO MUSIC EXCHANGE
2.わかります 4/10 福岡 DRUM LOGOS
3.えんえんととんでゆく 4/18 広島 クラブクアトロ
4.RL 4/27 京都 磔磔
5.音のない音 4/29 東京 パルコ劇場
6.たびゆけばあたる 5/05 宮城 Zepp Sendai
7.ひとりカンタビレのテーマ 5/07 東京 SHIBUYA-AX
8.かたちごっこ 5/10 北海道 ペニーレーン24
9.Room503 5/21 愛知 CLUB DIAMOND HALL
10.解体ショー 5/23 石川 EIGHT HALL

ツアー終了後にはアルバムにしたいとのことだったけど、できれば早いうちに、曲に鮮度があるうちにお願いしたい。
デジタル媒体で全曲購入したけどCDはジャケットやパッケージも含めての作品だと思っているので、CDリリースされても買います。
それくらいの価値ある作品群かと!。

曲順はこのままでもよいかも。または逆さでもよいかもしれない。
いずれにしても民生はそれほどこういうものにはひねらないと思う。ベスト盤2枚はオープニングとエンディング以外は50音順。2枚の分けはひらがな・漢字orカタカナ・英語ということだったし。。。
タイトルは、ずばり、ひとりカンタビレ?。またはOKUDA RECORDING SERVICEか。

個人的には曲順入れ替えたりして楽しんでます。
いろんなたのしみかたがあるぜ、とは、サウンド・オブ・ミュージックでのOTの教えから。
こんな感じ↓

わかります
かたちごっこ
音のない音
Room503
RL
たびゆけばあたる
ひとりカンタビレのテーマ
最強のこれから
えんえんととんでゆく
解体ショー

当たったらなんか下さい(笑)。
東京事変か椎名林檎だったらシンメトリー的なタイトルの並びになるんだろうな。

ところで、このツアーの魅力的なグッズ、特に魅力的なのはワークシャツなのだが!!。
私の慢心からか、、、買い逃してしまった!!。
それ以来、ワークシャツにやたらと目が行く。うちの職場のガードマンのシャツ(水色)すら!。凝り始めたら止まらないところがあるもんな。。。RED KAPいいな~。
秘策は、ある(笑)。
乞うご期待。