Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

ユニコーンがやって来た 北海道苫小牧にて【ネタバレ記録】

2011-06-20 20:26:18 | ライブ
昨日6月19日、ユニコーン全国ツアーの北海道5公演のうち、最終公演地の苫小牧に行ってまいりました。

相変わらずの熱気なんだけども、もう開場前から雰囲気がキャピキャピしてます。女子率高い!そしてリアルタイムから応援している女子が!。往年のギャル達をキャピキャピさせるユニコーン、さすが。
そのユニコーンも今回はあの頃のユニコーンに戻ってました。

大掛かりなセットや仕掛けといった良き時代の『コンサート』でした。懐かしさを感じた。ああいう演出があると楽しいもんです。合間合間に遊びが多いのも、演奏がうまいバンドだから許されるものがあります。
今回初期の曲が多かったけど、演奏してて難しいと思うんですよ、だから集中力がいるんですが、その集中力が5公演目ともなると、途切れがちな感じもしました。いわゆるグダグダ感という(笑)。
かなりリラックスしてたけど、集中した曲はかなり迫力があったので、メリハリはありましたね。あれくらいリラックスしていた方が、見る方もやる方も楽というかほどほどにいい雰囲気かもしれません。北海道ともしばらくお別れの日ということだし。

ネタは数知れないくらいあったけど、演出面で一番大きいのは、船のセット、そして、手島いさむのフライングでしょう。地に足をついてギターソロを弾いている記憶がほとんどない。そして物販の宣伝やアンコールの弾き語りすら宙に浮いている(笑)。ツアー終了後発売されるであろうドキュメントDVDでどんないきさつでそうなったか見るのを楽しみにしています。


Zのジャケットから出てきたような飛行船が舞台となり、帆が描かれているスクリーンに色んなものが映りだされる仕掛け、オープニングはライジングボールのオーケストレーションに乗って、メンバーの影が映って期待が上がる演出。影はあらかじめ撮ってあるもので、それを映している間にメンバーが出てくる段取りとなっていた(前の方の人が気づいて上げた歓声でわかりました)。

そのまま、ライジングボールから始まるとは夢にも思いませんでした・・・
こういうアルバムの曲順を解体するセットリストは好きですが、最初の3曲は何が起こっているかわからないまま終わってしまうので、いずれまた後半にやってほしい(笑)。

1.ライジングボール
2.頼みたいぜ
3.ハヴァナイスデー

4.手島いさむ物語 ・・・阿部のハモンドソロを挟み、タイトルコール。鳥肌が立ちました。その直後、テッシーが空中に浮く!!以後、終演まで、1/5の時間くらいは浮いていたと思う。
5.WAO! ・・・間髪いれずWAOのイントロ。この間、テッシーはまだ地上に降りる最中だった。
 この曲が終わり、阿部の狙っているんだかいないのか微妙なMC、再始動でこれくらい陽気な曲をシングルにすれば後はどうにかなると思ったとのこと。次の曲は、性転換前の・・・という話を挟み、たぶん青、限りなく透明なブルーなどと言いだし、どう考えてもあの曲とすぐ分かったものの、タイトル言うなyo~と思った。

6.Maybe Blue  ・・・とは言うものの、イントロのみで違う曲になるのだろうと思ったらちゃんと歌が聴けました。ここでさらなる喜び。絶対もう歌うことはないだろうと思ってたから。なんかのきっかけがないと歌えない曲ではありますよね。
つぶやきで、セトリを見た人が今回のセトリ、全身の鳥肌が立った!と書いてあったので、MaybeBlueだな、と思ったので、ええっ!?てより、待ってました!って感じでした。
再結成まではメンバー全員がユニコーンというものに慎重だったんだと思うんだけど、思ったより封印が緩いというか、再結成直後は歌えなかったと思うんだけど、段階を踏んでもう何でもアリになりましたね。これを皮切りにこのあとのセトリもとんでもないことになってます。

7.シンデレラアカデミー ・・・これこそ鳥肌ものでした。A-studioで民生が、今回昔の曲を歌っても声が似てないと言って嘆いてみせたので、初期の曲もやるのかとは思ってたものの、これをやるとは思ってもみなかった。

8.AGONY
9.いかんともしがたい男
10.ニッポンへ行くの巻  ・・・テッシー抜きの4人編成になり、民生はES-335を手にギターパートを一人で巧みに弾いている様子を見て昨年末のソロツアーを思いだしてしまいましたが、テッシーはまたも空に浮いた状態で出てきた。しかも物販。だいぶトークがうまくなったけど、・・・(笑)。

11.ウルトラヘブン スーパーマイルド ・・・この曲はかなり楽しみにしていた。テッシーがギターをワウに切り替える音と阿部のタンバリンが振れてしまった音が一瞬したのでこの曲だ、と確信したほど。でもこの曲に限ってはCDの方が良かった。残念。ちょっとこじんまりとしてしまった感がある。

12.パパは金持ち
13.君達は天使 ・・・この2曲こそ、完全にユニコーンのおっさん達がユニコーンに戻った感じがしました。難しそうにやってたので、ライブの中でも結構トライアルだったことだろう。

14.ブルース
15.さらばビッチ ・・・この2曲はラップコーナー。エビ・カニのラップコーナーはあると思ってたけど予想を裏切られた。半世紀少年だとばっかり思ってたからなぁ。聴きたかった。さらばビッチは今回のベストアクトと言えるほど、素晴らしいパフォーマンスだった。EBIと川西幸一のボーカルパートは二人が全面に出て、奥田民生がドラム、テッシーがシンセベース、阿部がキーボードという編成。このパート後、EBIがベースに戻り、川西がドラムに戻る、民生がギターを弾き、阿部がボーカル。曲中にパートが入れ替わり、それがスムーズであるというのが非常にかっこよかった。
16.HELLO  ・・・また聴けると思ったけど、やはり聴けました。結局シャンブルからはこの曲とWAO!の2曲のみ。ドラムのリズムが少し変わっていたように思った。この曲を聴くとどうしてもフジファブリックの志村が浮かんでくる。
17.オレンジジュース
18.Z LIFE ・・・民生がキーボードでブラスパートを弾く。Zの振りがシェーにしか見えない(笑)。R&R IS NO DEADとの日替わりらしく、北海道に来るまではやっていなかったそうだ。慣れるまでセトリは変えないということで、前回のように数曲も変わっているということではないそうだ。演出面に凝っているからそんなに曲の入れ替えはないだろうと思った。

19.車も電話もないけれど  ・・・前回のツアーで演奏された昔の曲で唯一今回もセットリスト入りを果たした曲。またしてもテッシーの空中浮揚が効果的。
20.デジタルスープ ・・・意外にも本編ラスト。

EN-1
1.オールウェイズ ・・・空中弾き語り。前回のツアーで沖縄で登場したこの曲ですが、ついにセットリスト入り(笑)。デーゲームだった日もあるそうです。テッシーのデーゲームって想像つかない。。。
2.SAMURAI 5  ・・・阿部ショーきた。先週小樽の天狗山で大量の天狗の面を見ていたので、なんかタイムリー。他にもテッシーのMCが鼻が詰まっていて板東英二みたいと言ってたけど、この日苫小牧に行く車中で偶然にも板東英二のモノマネをしていたのだった(なんで?笑)。タイムリー。
アルバムの中でもかなり好きな方の曲で、次コピバンでやりたい、しかもアンコールで、と思っていたので、色々私とおっさん達がシンクロしていてびっくりしました。おわり。

EN-2
1.裸の太陽  ・・・本編でやらない時点でアンコールだと思いましたが、あっという間に終ってしまいました。ギターソロの後半をサポートするように民生がハミングしていたのが、珍しいなと思ったけど、どこもそうなんだろうか。


それにしても、この日までセトリを見るのを我慢していてよかった。
北海道5日目ともなると、他の会場ですでに見た人も多くいただろうし、驚きの曲が出て来てもどよめきのようなものはあまりありませんでした。そこが少し残念。
慣れてない曲もありそうで、ツアー序盤だからかな。慣れないことをやる曲は緊張感があったけど、そうでない曲はリラックスしすぎ(笑)。
演奏だけで言えば今のユニコーンで力を発揮しているのはミドルテンポの重量級ナンバーかな、と思った。阿部の曲、民生のサウンドの組み合わせが最強だと思います。
疲労感があったのか、北海道を満喫したからなのか、民生のシャウトがあまりなかった気がする。楽しかったからいいけど。

本日、RSRの発表でユニコーンがあるかと思ったら、ありませんでした!
やっぱ来ないのか!?。

布袋は来るらしい。かなり嬉しい。