Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

猿の惑星:創世記

2011-10-27 23:00:37 | 映画


いや、久々にハマった。素晴らしい映画だった。
今年はマイ・バック・ペイジ、さや侍、コクリコ坂から、モテキを見に行ったけど、ここに来て猿の惑星。
モテキも最高に面白かったけどね(ちなみに主人公には全く共感できませんでした。くみたん!!)。

最新鋭のCG技術をふんだんに使って一生懸命猿を動かすってのがシビれるね。
リアリティはあるんだけど、キーとなるアルツハイマーの薬が入っている容れものとか、結構そりゃね~わな設定とかあるんだけど、強引に魅せられる。

ストーリーは割愛しますが、展開がランボーに似てます。どう考えてもランボーです。仲間を作ることができたランボーって感じです。評判も割と良いらしいです。


元々の猿の惑星はちゃんと見たことは無く、80年代の特撮バリバリ(今にしてはチープかもしれませんが質感は今よりあったと思います)の映画で育った私には、68年の第1作の映像は古臭く見えたのです。しかし歳をとるとこういうものにも興味を持つもので、いつか見たいと思いつつ現在になりました。
数年前にBSの番組表で朝から晩まで猿の惑星をやっているのを見て、シリーズ化されていることを知りましたが、かえって見たくなくなりました(笑)。10時間弱はあっただろう。

で、買ってしまいましたね。BOXを・・・(笑)。
5作+ドキュメンタリーで3000円程度だったのだ。

猿の惑星 (1968)
続・猿の惑星 (1970)
新・猿の惑星 (1971)
猿の惑星・征服 (1972)
最後の猿の惑星 (1973)

めまいがしそうだ。
まず、1作目から見ようと思ってますが、チャプター選択画面のバック画像が思い切りあの噂に聞く衝撃的なラストシーンではないか!!ネタバレ!!。
バラ売り版ではそれがジャケ画になってますが(笑)。

話は始めに戻って、猿の惑星:創世記は、始めの猿の惑星のエピソード1的な位置かと思ったら、そうでもないらしく、しかも、続編が作られるという噂もあります。

とにかく猿の時代がやってきた。
プロサルファー・ゴルの時代が。




秋のクリムゾンまつり

2011-10-27 20:30:16 | 音楽
プログレの中でもずば抜けて好きな、KingCrimson。
その40周年記念シリーズが今秋もめでたく到着した(シリーズは3年目に突入。もはや40周年でも何でもなくなってるが)。

リリース順に関係なく復刻されている。
2009年はデビュー作『クリムゾンキングの宮殿』(1969)、地味かつ、ロバート・フリップに冷遇されてきた『リザード』(1970)、クリムゾンの1回目の解散作でへヴィーメタリックな名作『レッド』の3作。
2010年はデビュー作と対になる名作『ポセイドンの目覚め』(1970)、これもロバード・フリップに近年になって再評価された『アイランド』(1971)の2作。

そして今年は一度バンドが解体され、再度編成しなおされた第2期?キング・クリムゾンによる2作目『暗黒の世界』(1974)と、80年代に入ってフリップ以外のメンバーが一新された復活作『ディシプリン』(1981)の2作。

毎度思うのが、どうやって組み合わせを決めてるのだろうかという点。組み合わせて売り上げがちょうどいい塩梅になりそうな感じなんだろうか。それぞれはバラなんですが、発売のタイミングという意味で。

この40周年仕様というのは、DVDに5.1chサラウンドニューミックスとオリジナルミックス、ライブや未発表レアトラックが入っていて、タイトルによっては超貴重な映像も含むというもの。こういう仕様も今や一般的に採用されてますが、始めて手にした時はてんこ盛りの内容に狂喜したものです。
リマスターではなく、マスターテープの段階で各楽器の音をレストアし、丁寧に再構築されたサウンドを提供するという聴き手に向けた最良の仕事がなされている。
それと、このニューミックスとレアトラックから入る限り詰め込まれたCDも付き、それぞれが紙ジャケに入っている。しかも日本盤(帯付き)、英国初回仕様という凝りよう。紙質がそれぞれに異なる凝りよう。
たとえば暗黒の世界は、日本盤はエンボス紙、英盤はつやつやのやつ。ディシプリンは紙質はおそらく同じだが、英盤は中央のマークが凸っている。
ここまでやってくれればマニアも納得か。マニアじゃなくても非常に雰囲気の出た良質なものを手にした感動はあるだろう。ポールのもやたらとかさばる辞典タイプじゃなく紙ジャケ+別冊ブックレットでいいんだが。。。

もともとライブレコーディングを元にスタジオ加工した暗黒の世界はそれほど劇的な変化はないが、ディシプリンがすごいことになっている。5.1chに振り分けられた音。各楽器のずれによりポリリズムを作っていたものが部屋を飛び交うみたいな、そんな感じです。