Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

The Rich Tapestry Of Life

2007-09-22 00:04:04 | 音楽
最近巷で話題になっているはずのキング・クリムゾン。
トヨタのistのCMで連日オダギリジョーの姿と共にクリムゾンのEasyMoneyが流れています。それほど話題でもないか(^^;)。

そのキング・クリムゾン。21日に69年から74年までのライブボックスが3セット発売されました。といっても、以前に全時期に渡ってランダムにボックスに入れて発売になってたものを年代順にしただけなんですけどね。自分は2枚入りの1セットを買ったのみなので痛手は少ないけど、数セット買った人はちょっといたたまれない売り方かも…。おまけにその時には未発売だった盤もセットによっては1枚入ってたりする。

とてもじゃないけど3セット買うほどリッチじゃないので、一番好きな時期の”太陽と戦慄”期の72~74年のセットを買いました。これがえらく格好良い。

この時期は「太陽と戦慄」「スターレス・アンド・バイブルブラック」「レッド」の3枚のアルバムが制作されている。どれも傑作です。特に「レッド」は聴いて損無し。高校生の時登下校時に毎日聴いてました。未だによく聴きますが音が程良い加減でヘヴィーです。

ちなみに高嶋政弘の最近の通称「スターレス高嶋」はクリムゾンの楽曲から来ています(スターレスをカバーしようと思っていたら自分が構想してたアレンジと全く同じアレンジで高嶋が既にやってました。あいつはすげぇ)。

あまりにテンションが高いライブを繰り広げたため、アルバム発表毎に1人ずつメンバーが減って5人から3人になったりしてます。
自分がバンド活動でメンバーの人数にあまりこだわらないのはこのせいかも。。。

と、話が大脱線してしまいましたが、この時期のクリムゾンはライブが本命。6枚セットのうちの3枚目まで聴きましたが、EasyMoneyなど既存曲の変貌もいいけど、即興曲がすごい。
これはパーカッショニスト、ジェイミー・ミューアがいる初期が断然いい。バンドが産まれた瞬間、若しくはメンバーが入れ替わった時のマジックが如実に表れています。
その後のクリムゾンがメンバー減ったからと言ってパワーダウンするわけではありませんが。

毎回面白いライブをするバンドだったんでしょう。俺がZAZENBOYSに期待しているのはそこ。向井は天才だ。King Crinsonはそういう点で面白い。俺が某バンドを辞めたのはそういうことにより、より良い効果を期待したこともある。理由は他にもくだらない理由込みでいっぱいありすぎてそれだけじゃないですが。でも、音楽的なそれもある。実際1年を経てあのバンドは良くなった。

それはさておき、このクリムゾンを特徴づけたジェイミー・ミューアは早々とバンドを去る。ジェーミー加入により特徴づけられたクリムゾンサウンドは、74年の一時解散(というか燃え尽き)まで残る。

そのジェイミー・ミューアの残した言葉「すべては人生の織りなす豊かさの一部」。深いね。そういうことだよ。




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