Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

今年もあと6日 ~ポールのNYライブ盤と微妙にクリスマスネタ

2009-12-25 00:47:57 | 日常
もう明後日ライブとは…あっという間。
順調に場数を踏んでいるような気がするものの、今年は実は集中的に4回やったくらい。それでも多いっていう方もいると思う。
去年は順調じゃなかったように見えて、実は2バンドで7回もやっていた。
その違いは各回、前ダメだったところを直さなきゃと、力みがあった去年と、緊張感がありながら練習の積み重ねからきた安定感に自信を持った今年、というところか。変な慣れが出てきたところで、今回まで間が空いたからなかなか緊張感があるけど、なにより久々のライブにワクワク感がある。ライブが出来ることが単純に嬉しい。


ところで、書きたかったもののしばらく書けなかったポール・マッカートニーの最新ライブ盤の感想。
「Good Evening Newyork City」というタイトルのライブ盤。日付や場所などのデータは敢えて書きませんが、確かに特別なライブだからとはいえ、わざわざニューヨークという場所でやったライブを盤として残すのはやはり特別な場所だからなんだろうか。やはりどこかでジョン・レノンを意識しているからじゃないかと思うんだけど。

そんな見方もありますが、単純に内容が良い。
2002年から不動のメンバー。7年も一緒にやってきたメンバーだから演奏が悪いはずもない。だが、いくらなんでも似たり寄ったりのセットリストにいい加減飽きが来ないんだろうか?と思いきや、2002年のライブ盤から半分くらいは入れ替わっているようです。
ビートルズばっかりと、マニアには不評なセットリストですが、disc1なんか、意外なことにほとんどソロかウイングス時代の曲。ビートルズ曲もウイングスのライブで取り上げられた数少ない曲も含まれているためさらにその度合いは上がります。
問題のdisc2は残念なことに1曲を除き全てビートルズ曲(「平和を我らに」は、なんかセットリスト云々を超越してるのでカウント無し)。ほとんど代わり映えしないと思いきや、アイム・ダウン、デイ・トリッパー、ア・デイ・イン・ザ・ライフまで収録されている。ペイパーバック・ライターも93年の円熟し過ぎたものよりロックしていてカッコイイ。

なにより、ポールのボーカルでしょう。
2002年も驚きの還暦と言えるボーカルですが、今回のは驚きの67歳。じじいのライブ盤とは言わせません。
合間合間に出ていたDVDも含めて、2000年代のライブ盤では一番カッコイイです。ロック色が強く、シャウトが多いからなんだと思う。
2001年の本格ライブ活動復帰前夜の作、コンサート・フォー・ニューヨークシティの(この時、既にニューヨーク作品登場)アイム・ダウン、レット・イット・ビーの枯れ果てた感じとは雲泥の差です。


とはいえ、ヘビロテとはならないのは、89年以降に演奏された曲ばっかりだからなんだろうか・・・。
海賊版もだいぶ見たけど、この7年の入れ替わりは、全然少ない。
ま、でも相当良い演奏なんだから、この年末年始にゆっくり堪能します。

先日のヨーロッパツアーでもちょこちょこ入れ替えがあったけど、これはヒット。
新曲と、オブラディ・オブラダ、後半にはワンダフル・クリスマスタイムまで投入。
オブラディ・オブラダはいつやってもおかしくないと思っていたし、いつになったらやるんだろう(ゲッティング・ベターやユー・ウォント・シー・ミーをやってこれがないのは不可解)と思っていたらついにやった。
あと残ってる大物ビートルズナンバーはオー・ダーリンぐらいか。ユー・ネバー・ギブ・ミー・ユア・マネーもそろそろ正常なアレンジでやってほしい。
あと、ヒア・ゼア・アンド・エブリホエアをアコースティックでさらにファルセットなしで歌うのどうにかならんかな…。あのアコーディオンが違和感ありあり。ミッシェルも同様。
バック・イン・ザ・USSRももういいな。Disc2入れたらすぐ出てくるのこれかエリナー・リグビーってもう定番だもんね。

と、脱線しまくりですが、ワンダフル・クリスマスタイムのセットリスト入りはなかなか話題になりました。
売れなかった曲なのに珍しい。と思っていたけど、UKでもクリスマス時期には街でかかりまくり、クリスマスコンピレーションCDの常連なんだろうか。
CDの売上などでセットリストを決めている節もないですかね。
フレイミング・パイから2曲も取り上げてたり、バンド・オン・ザ・ランからは4曲も入ってますからね。どうせならカリコ・スカイズはもう良いのでビューティフル・ナイトやってくれ。
あと、カミング・アップが入らないのは珍しいけど、数少ないソロ曲なんだから外して欲しくないですな(ボーナスディスクには入ってました)。

また脱線しましたが、ワンダフル・クリスマスタイムはウイングスの最後のツアー以来30年ぶりの演奏だそうです。どんどんそういうのをやって欲しいものです。もう20年くらい言ってますが。
とはいえ、93年にレット・ミー・ロール・イットが取り上げられた時はそんなに嬉しくなかったなぁ(まだしつこくやってるし)。
75~76年ツアー期のヒット曲が見事に外されてるのが問題なんだよな~。あの輝いていたころの珠玉のナンバーが。やったのレット・エム・インぐらいか。
そんなんじゃなくて~!。とお嘆きの方も多数おられることかと。
ワンダフル・クリスマスタイムときたら、グッドナイト・トゥナイトだろう(30年ぶりにあの曲を!と聞いた時、実はこっちだと思いました)。
せっかくのセットリスト入りだけど、期間限定だろうからもう2度とやらないかもしれない…。

2002年のライブ後半、バンド・オン・ザ・ラン、メイビー・アイム・アメイズド、レット・エム・イン、マイ・ラブが続けて演奏された時(実際はメイビーの前にビートルズが1曲入ってました)の感動もまた格別でした。これはウイングスコーナーなんだなと。すぐ終わったけど(笑)。


なんだか最後は感想と言うよりはほぼ愚痴ですが、ポールファンはたぶん同じ事言ってると思うので(20年くらい)、こんなもんだと思って下さい。要するに、ウイングスの曲をあと4曲(心のラヴソング、しあわせの予感、あの娘におせっかい、ジュニアーズ・ファーム)でもやってくれれば、誰も文句は言わなくなるかと!(笑)。


最後にライブの告知と一人バンドを貼ろうと思いましたが、こんな長い文読まない人の方が多いと思うので別立てします(笑)。


3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Paul)
2009-12-25 12:33:13
しっかり全部読みましたよ{笑}!(参考になりました)
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Unknown (にしもと)
2009-12-25 20:44:09
Nagagaさんとは、この話すると、延々としゃべってしまいそうですね。
私もNew yorkの盤を見て・聴きました。本当に近年稀にみる良いライブでした。逆説的ですが、セットリストを大幅に変えないからこそできる、安定感なんでしょうね。
私にとって意外な収穫は、Firemanの2曲でした。やっぱ、Abeのドラムに乗ると曲が俄然生き返りますね。
ドイツケルン公演から始まったWonderful christmas timeも、何度もYoutubeで見ました。ちょっとコーラスが怪しいかな?と思いましたがナイスな選曲でした。本当にもっとソロナンバーやってくれー、って感じですね!
長文失礼しました!
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Unknown (ひろしさん)
2009-12-25 21:54:01
>Paulさん

完読ありがとうございました!参考とは恐縮です・・・{スマイル}。


>にしもとさん

01年のコンサートフォーニューヨークでついに復帰した時は狂喜乱舞だったものの、ポールがまだやれるとわかると、あれもこれもやってもらいたいと思ってしまいますが、改めて収録曲を見ると、ここ10数年の曲が割と多めの割合を占めていますね。
仰るとおり多重録音の新曲もこのバンドでライブをやると、新たな魂が入りましたね。
このネタは尽きないですね{YES}。
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