Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

渋さ知らズ 新宿 PIT INN  2007/2/1

2007-02-09 00:24:57 | ライブ
先週出張へ行ったときの話。

2泊3日で横浜・東京出張へ急遽行くことになった。
平日なので誰もつきあってくれないだろうと思い、折角なのでライブでも見ることにした。
どうせなら北海道にあまり来ない人を見たいと思い、チケットぴあで調べたところこれが見事になにもない。
ビリー・ジョエルやクラプトンが同時に日本をグルグル廻ってる時だったらよかったのにと思いつつ、エイジア来日の時期とも外れていることを呪う。

それならばとライブハウスを草の根的に探す。
まず思いついたのがPIT INN。伝説の達郎6時間ライブがあったところです。
でも六本木店は閉店しており、新宿にあるという。
2/1ちょうど公演があったのが、渋さ知らズ。
これはビンゴでした。

RISINGSUNROCKFES2004で夜明けに備えて仮眠でもしようと思ったら
出てきたのがこの人たちで、真夜中に響き渡る異様なサウンド。
何だろうと思ってステージを見たら40人は乗ってる。
しかもダンサーや舞踏家(白塗り)がやたらと多い。
ジャズともロックともつかない正体不明の音楽が大人数によってものすごい迫力で演奏されていた。
まさに吸い寄せられるようにステージに向かって行くと、周りみんな踊っている。
最後はええじゃないかの大騒ぎ。えらいことになってました。
ZAZENは最小単位でそれをやってますが、それを最大単位にし混沌とさせたような感じです。

いつか単独公演を見たいと思いつつ、その後は北海道に来ることはなく、東京へ行かないと見れないのでは?と思っていた矢先に、見に行くことができた。

渋さ知らズはその日によって人数やメンバーが変わったりしているらしく、当日の出演者を見ると、
20人弱。ダンサーとかはおらず、演奏のみを聴かせる感じかな、と思っていたら、のっけから大迫力。
会場こそライブハウスだが、ステージから溢れるほどメンバーがいる。
そして、静かに曲が始まり、混沌としていた演奏にだんだん輪郭が見えてきた頃、え室ドアからダンサーがわらわら出てきた。
ダンサーが出てきたらそっちに釘付けでした。

その後も、ドアから暗黒舞踏の白塗りさんが出てきたり、白塗り嬢が出てくるなど、 最後には総勢30人ほどになっていました。

曲はほとんど切れ目が無く、1度流れが止まったのが、始まって1時間後!。
一瞬も息の尽かせない構成には圧巻です。
このパートではおそらく新作から、FightOnTheCorner等が演奏されたはず。
4曲はあったかな?。
ちょっと間があって、美しくムーディーなa song for oneに続き、火男、a theme for inuhineたりが続いたような…。
聴きたかったNaadamに圧倒された。
渋響verのP-chanにのりながら終わりかと思いきやダンス天国やP-chanも聴けた。
最後の最後は本多工務店のテーマのイントロのみ。
全部やるわけにはいかないということか。この時点で2時間45分。
あの演奏をこんなに続けるのは大変だろう。聴いてる方はまだ聴けたけど。

曲の途中に白塗りさんが客席を歩き回っていたが、みんな避けてたのがおもしろかった。
やっぱ不気味だもんな。
ダンサーのさやか&ペロ。ペロさんが真っ正面にいたが、かなり釘付けでした。素敵すぎてやばかったです。
両手で作るハートマークに射抜かれました。
ラストはブラスの人たちも客席に降りてきたけど、あんなに間近にトランペットを聴いたのは初めてだ。
ダンドリスト(指揮者)の不破氏、やっぱかっこいい。RSRでもものすごい存在感を発揮していた。
今回ライブハウスで見て指揮(サイン)の内容が少しわかった気がする。
曲中に不破氏が後ろのカウンターに酒を買いに来るというすごい世界だった。
チェロの人が電動ノコギリで金属部分をガリガリやって飛び散った火花もすごかったなぁ。

もう圧巻でした。ものすごい賛辞を送りたい。
終演後CDが売っていたんだけど、なんとなく旅先だしいいや、って買わなかった。
でもダンドリストがステージから見てたんだよな、CD売ってるカウンターを。
買えばよかったよ。
札幌に帰ってきてから早速、新作『渋響』(しぶき)を購入しました。オーディオ的にも内容的にも最高のアルバムでした。

PIT INNはシステムもわかりやすく入場がスムーズで公平だと思った。快適だし、すばらしいライブハウスだと思います。
東京出張の折にはまた行きたいと思った。

でも渋さはまたRISINGSUNのような大舞台で見たい。
早速HPにリクエストしてみました。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。