Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

布袋寅泰 札幌スピカ 2006年5月23日

2006-06-06 21:58:37 | ライブ
行ってきました、1年弱ぶりの布袋。
今回は「ALL TIME SUPER BEST」という今年で25年になるのを記念したキャリア集大成的なツアーということで、行かないわけにはいかん!。

布袋は高校の時に聴き始めてかれこれ15年になるけど、ここ最近はインストで海外進出というトピックがあったもののどうも興味が持てなかった。ソロ初期の拙い自作英語曲で海外進出という無謀さが好きだったのだ。で、GUITARHYTHMシリーズね。実験性が強くて格好良かった。その後POISONぐらいから売れ線を狙うようになり、パッとしなくなってったんだよね…あとやけに兄貴キャラを前面に押し出してくようにになってったな。

と、ちょっと歯がゆい場面はあったがライブはいつでも最高だった。会場に来た全員が、喉が切れるまで唄い叫ぶのはちょっと他のライブでは味わえない。一字一句間違わずに唄うやつが半分はいる。でかい声で唄われても嫌な思いをしないのも布袋のライブならではだ。

という好きだからこそ辛口も書いてしまう布袋だが、一度だけ一生の後悔があった。
8年くらい前にもベスト盤発売後のツアーがあったのだが、平日で行けなかったのだ。その時の曲が全て何も見ないで歌える歌!。ムリしてでも行けばよかった。
しかし、そのリベンジの時が来たのだ!。ところが、ツアー開始当初はなぜか札幌が含まれていなかった!。なぜに?。wessとなにかトラブルでも!?。
結局あまりライブには使われないSTVのホール、スピカで行われることになった。
これが吉と出た。アリーナ的作りなのにめちゃ小さい(笑)近くで楽しめました。


01. BAD FEELING
02. BE MY BABY
03. GLORIOUS DAYS
04. サレンダー
ここまではあっという間に終わった。髪型がBOΦWYだ~BOΦWYがいるぜ~。1,2もすごいが、ソロから聴き始めた俺は3,4が完全にツボ。後半に聴きたかったな。4は後半若干アレンジが変わっていた。切ないメロディのギターソロに思わずウルっとくる。

05. STARMAN
06. DEVIL’S SUGAR
GUTARHYTHMⅡから2連発!。特に6でファンになったようなものだがその後のライブで演奏されるのは初めて。俺もライブでは初めて聴けたので大感激!。変な曲!(笑)。今日は初めから懐かしの曲だからか涙が出んぞ?。

07. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
松井の曲ですね。3段階で加速していく様が格好いい!。今回布袋は歌よりギターの割合がいいあんばいで高いぞ?。

08. さらば青春の光
09. LONELY WILD
ここから4曲連続でバラードパート。この2曲をアコースティックアレンジにはして欲しくなかったな~前に聞いたことあるし。8はやっぱツインでギターソロでしょう。そして最後半音高くならないとな~。ダメです!この2曲は次のツアーでもやれ!(通常verでね、笑)。

10. NOBODY IS PERFECT
11. FLY INTO YOUR DREAM
バラードパート後半はエレクトリックで。10がまたいい曲なんだ。見逃したツアーでやったので初めてでした。
そして、前半ラスト定番曲の11はオリジナルアレンジに!。実は初めてかも。後半部のギターソロの音色が今まで聴いた中で一番素晴らしい!。毎回聴く度に素敵なフレーズが混じって発展している。

12. RUSSIAN ROULETTE
13. C'MON EVERYBODY
14. スリル
ここから一気に飛ばす。毎度のパターンだ。毎度このパターンで曲だけ入れ替わっている。ワンパターンだがやられる。特に今回はベスト盤のツアーなのにここでさらに弾けられるのは…バラードパートが長かったからか(笑)。

15. MERRY-GO-ROUND
13とともに毎回必ず歌われたこの曲も何年か前から聴かれなくなったが久々に登場!。
腕をブンブン回し、歌った。同士を発見してうれしかった。

16. DREAMIN'
17. DANCING WITH THE MOONLIGHT
18. VELVET KISS
次はお前らの番だぜぇぇ~!というMCとともに始まる16。なんと布袋はあんまり歌わず、コーラスをつける。そう、BOOWYでのプレイそのまま。ものすごく盛り上がる!とはいえ、BOOWYはあんまり知らないんだよね…。
17で思い切り歌いました(苦笑)。インスト18で幕。

EN1
19. バンビーナ
20. POISON
さぁ来た最後弾けまくるぜ~!!この頃には腕が上がらなくなり始めた(歳を感じる)。

EN2
21. BEAT SWEET
22. SONG FOR US
また来たBOOWYだ!結構盛り上がってるが、俺はサビしか知らん!!(涙)
RADIO!RADIO!RADIO!にしてくれや(笑)。
そして、ベスト盤に収録された新曲!!1回しか聞いてません!ごめんなさい!

EN3、あれ?EN2だっけか?
23. SUPERSONIC GENERATION
という、EN2での消化不良を解消してくれるハードコアなナンバーで終了。
アッパーなままで終わるなんて初めてだ。

まあいいや。定刻7時に始まり終わったのが10時近く。3時間近くだもんね~。いや、ノッた。汗かきまくり。布袋が汗くさいと言ってたが。それがまたいいじゃないか(笑)。
野太い布袋コールの中に、女性の声も力強い。こんなファン達に囲まれて25周年を迎えるなんて幸せだよ、布袋君。布袋も笑顔が絶えなかった。

汗をかきすぎてこの後、ビール中ジョッキを一口で飲んでしまった。


嫌われ松子の一生

2006-06-06 21:25:53 | 
映画化するしなんか話題になってるみたいだし、ということで、嫌われ松子の一生を読んでみた。
上下巻に分かれてはいるが、台詞が多く、簡単な文章なのでスルスルと読めてしまい、あまり本を読まない俺でも3日で読み終えた。よく読書する人は1日で読み終えるだろう。

話は都合のいいくらいトントン拍子に不幸になっていく松子の一生、といえば簡単だが、メインはそれだけではない。

一生、というだけあって物語は松子の謎の死から始まる。
そして叔母・松子の存在さえ知らされていなかった甥が、出会う様々な人を通して松子の一生を知っていく。

世間的にどんな大きな罪を犯した人にも、どんな孤独な人にも、どんな不幸な死を遂げた人にも、それぞれに物語があり、それぞれ事情を持ち、精一杯生きたということ。これがテーマじゃないかな。

以下少々ネタバレ有り
不幸続きの人生の中、常に這い上がろうとしてきた(時に受け身ながらも)松子だが、晩年はその気力もなく引きこもってしまう。そのくだりはあまりに愚かな道を選択してきた松子に呆れながらも、切なくなってしまう。そして偶然の出会いからチャンスを得たもののそれを手にすることなく、ホームレスに間違われ暴行を受け、あっけなく死んでしまう。

あまりのあっけなさに涙が出てきた。
先に書いた、どんな大きな罪を犯した人にも、どんな孤独な人にも、どんな不幸な死を遂げた人にも、それぞれに物語があり、それぞれ事情を持ち、精一杯生きたということは確かだ、とはそこまで読んだ後に思ったことだ。

それにしても松子と関わった男達はどうしようもないやつばかりだよな~(^^;)。


HPを持って気づいたことを少々

2006-06-06 20:53:52 | 日常
HPを持ってて少し気づいたこと。

・チャーリーのハイハット
というキーワードで検索してこのページへ来た方がいたようだ。
やっぱあのドラミングは独特だよな~(ストーンズのチャーリーですよ)。チャーリーはわざとだが俺は手と足が思ったように動かずあのドラミングになる。

・Ballroom Dancing
初公開、俺のHPのタイトルの由来です。
社交ダンスという意味だが、ポール・マッカートニーの曲のタイトルから取った。
特にこの曲が大好きでたまらないというわけではないが、この曲が収録されているアルバム「Tug Of War」にHPを作った時ハマっていた。わかる人にしかわからないが、Dress Me Up As A Robberとでもつけるかといったらそうでもなく、HPの名前に合いそうな曲名を使ったというところです。
で、ビックリしたのが、yahoo!でBallroom Dancingと検索かけると俺のページが出てくるようになりました(笑)。

・007/死ぬのは奴らだ
プレイヤーズ王国というアマチュアミュージシャンが自分の音源を公開できるというサイトがあるのですが、俺もここで5曲公開してます。そのうち、ポール・マッカートニー&ウイングスの「007/死ぬのは奴らだ」がダントツの1番人気。他にもビートルズとか民生とか林檎とかも登録しているのですが、一番アクセス数の多そうなビートルズの曲より、死ぬのは奴らだの方が多く聴かれて、聴いていただいた皆様からもらった評価が高いのはかなり驚きであり嬉しい誤算でした。しかも、同アーティストの、この曲より難しく、丁寧に録ったつもりのロンドンタウンよりも聴かれている。ということは曲自体の人気があるということだろう。意外な発見。

・日記を書かないとアクセス数が減る
部屋にいる時しかかけませんが、なかなか時間もなく…頑張ります(^^;)。




少し古い話題ですが…

2006-06-04 20:35:50 | ビートルズ
少し前の話題になってしまいましたがポールが離婚してしまいましたね。

自分のひいきにするアーティスト、臭い書き方だが、楽しいときやつらいときも いつも聴いていた音楽、時には励ましてもらったこともある、その音楽を作った人がつらい気持ちで毎日を過ごしていることはこちらも残念だ。

もうすぐ、ポールが若いときに父の世代を歌った”When I'm Sixtyfour”の64歳になるわけで、本当なら華々しく幸せな時を送っていたはずと思っていた。 この歳になって寂しい毎日を過ごさなければならないなんてあまりに かわいそうだ。

そんななか、ファンの中でもあまり興味がない、という向きもあるようだ。ゴシップ的なことには興味がないということなのかもしれないが、それにしてももう少し言葉がないものか。それでいて早く創作活動を、とか、ツアーを、とは言えないはずだ。

ファンに直接関係あることといえば、今回の一件は創作活動にも響いてくるだろう。
逆境に強いポールと言われてはいるが、それは支えてくれる人が周りにいてのこと。ビートルズの仲間、ジョンもジョージもいないし、死別した前妻リンダもいない。とても心配です。

21世紀に入ってからのポールにとって、別れた妻ヘザーの貢献はとても大きい、と端から見てもわかるものだった。リンダが亡くなってからというもの、しょぼくれてどんどん老けていって、大丈夫か?と思ったものだが、ヘザーとつきあい始めてからはまず見た目が若返り、声も力強く、そして全世界をツアーして回ったり大活躍だった。

ファンの間では否定的な声が多々聞こえる2001年のアルバムDrivingRainには、名曲が多々含まれている。否定的な声があるのは、あまりよくない曲も1/3程含まれているからだと思うが、高水準の曲が何曲も収録されているのだから充分ではないか?。そういう耳で聴けば、リンダの闘病生活の中作られたFlamingPieなど半分は駄曲だ。荒いアレンジや録音も、リンダと死別し、孤独の中から裸一貫の再出発に感じられ、思わずエールを贈ってしまう内容だと俺は思う。

それからわずか5年。ポール一家にとって哀しい結末となってしまった。
我々としてはとにかく待つしかないですね。