昨日、吉祥寺に行ったついでに時間があったので図書館に寄った。吉祥寺図書館は駅からすぐでとても便利な場所にある。時間つぶしの必要なときなどは最適だ。
昨日、図書館で見つけたのは今は亡き手塚治虫のまんが、ブッダの文庫版3から12まで。1,2は欠けているが探せばたぶん杉並区の図書館にも1,2はあるだろう。出版社はと見ると、潮出版。なるほど、らしい内容だが、以前読んだ記憶ではこれはそこいらの仏教の宣伝まんがなどではない。
自分は縁あってカトリック信者になったけれど、古い歴史のある、世界中で多くの人々によい影響を与えて、社会や文化にも大きな貢献をしてきた思想は必ず共通した部分があり、決して軽んじてよいなどとは思っていないのだ。手塚治虫のまんがには小中学生の頃からたっぷりと浸かっていた世代だから、手塚氏のまんがの変遷と自分の成長過程とが重ね合わせて思い出される。
青年世代の漫画雑誌が登場して、漫画がそれまでの子供向けのまんがから大人が読んでも耐えられるものへと変わっていき、手塚氏は多くの実験的な作品を書き、そこからあの未完の名作『火の鳥』もうまれてきたわけで、『ブッダ』はおそらく『火の鳥』のテーマとも深くかかわっているのではないだろうか。
医学博士でもあった手塚氏が追い求めた思想に、われわれがちょっぴりでも触れられるのがこれらの作品なのだろうと思っている。
昨日、図書館で見つけたのは今は亡き手塚治虫のまんが、ブッダの文庫版3から12まで。1,2は欠けているが探せばたぶん杉並区の図書館にも1,2はあるだろう。出版社はと見ると、潮出版。なるほど、らしい内容だが、以前読んだ記憶ではこれはそこいらの仏教の宣伝まんがなどではない。
自分は縁あってカトリック信者になったけれど、古い歴史のある、世界中で多くの人々によい影響を与えて、社会や文化にも大きな貢献をしてきた思想は必ず共通した部分があり、決して軽んじてよいなどとは思っていないのだ。手塚治虫のまんがには小中学生の頃からたっぷりと浸かっていた世代だから、手塚氏のまんがの変遷と自分の成長過程とが重ね合わせて思い出される。
青年世代の漫画雑誌が登場して、漫画がそれまでの子供向けのまんがから大人が読んでも耐えられるものへと変わっていき、手塚氏は多くの実験的な作品を書き、そこからあの未完の名作『火の鳥』もうまれてきたわけで、『ブッダ』はおそらく『火の鳥』のテーマとも深くかかわっているのではないだろうか。
医学博士でもあった手塚氏が追い求めた思想に、われわれがちょっぴりでも触れられるのがこれらの作品なのだろうと思っている。