うちのおばはんは夕べのplalaのサーバーエラーのおかげで寝るのが遅くなっちゃったんだけど、今日は缶・ビンごみの収集日だからちゃんと早起きしてたわよ。コーヒーもどっさり飲んでたけどね。
夕べの話の続きが少し残ってたの。たいしたことじゃないんだけどさ、うちのおばはん、生活保護になる前はまだ30代の元気な盛りで健康で、仕事も印刷会社の技術系だったから、本当なら、仕事に就けないなんてわけがなかったのよ。パソコンの時代になって、いろいろ変わったけど、そのまま勤めていられればそれなりに出来る仕事はあったと思うわ。だけど、まともに会社勤めが出来なくなっちゃって、どうしようもなくなっちゃって、ある人が裏で手を回して生活保護受給にしちゃったと言うのが真実なのよね。
25、6年前のある出来事以来、おばはんはマスコミにつきまとわれて、神経がくたびれてまともに仕事が出来なくなって、会社を辞めちゃったのがすべての始まりよ。それからも新しい会社に入るとまた、そこにもマスコミの関係者がつきまとって、会社側から、うちで欲しいのは普通の人だからと首になってしまうし、どうにもならなくなったの。
当時、ここには書けない話を持って、杉並区に相談に行ったら、当時の弁護士さんが、「あなたが黙っているしかないことです」っていってたのよね。去年、法テラスにいってみたときも「あなたの問題は普通の控訴とか裁判のほうになる話で、うちでは扱えません」て言われちゃってそれでおしまいだったの。ものすごく大きな国際的な問題だったのにもうすっかり隠されちゃって、誰もおぼえちゃいないのよ。当事者も亡くなったり年をとってぼけちゃったり、困ってるのはうちのおばはんばかり。言ったって仕方ない話だからそれは言わないけど、とにかくうちのおばはんの生活保護になった原因て、全然一般的なことじゃなかったのよ。
だからこそ、うちのおばはんも何とか話せるところだけでも真実を伝えるためにパソコンを手に入れようと働いたのよ。パソコンと周辺機器とパソコン教室の授業料でほとんどお金は消えたの。部屋をみればわかるでしょうに、何にもないのよ。銀行の取引も福祉事務所で全部調べたけどあるわけがないじゃない。パソコンとケータイ、つまり、インターネットだけがおばはんの必要な道具なのよ。後は全部あの人の頭の中から生まれてくる言葉だけしかないんだから。
これって一種自助努力のための必要あってのことだと思うんだけど、杉並区や福祉事務所は何故しっかりきちんと真実を調べてくれないの。本当は問題はもう一つあって、これも大きな組織だから、福祉事務所が調べようとしても多分無理なのかもねえ。日本て本当に無力だもん。そのあげくに国民が大変な思いをするんだわ。
うちのおばはんに代わって言える限りのことは言ったわよ。あとはとにかくまず、物語を書かなくちゃ。その仕事が先決よ。ほんじゃあ、またね。