あまりサプリの類は使わないのだが、ポポンSだけは昔から気が向くと買ってきて飲んでいる。何故かというと、油断しているといつも何か皮膚疾患に悩まされることになるためだ。
この間から問題のウイルス性のイボにしても、皮膚が丈夫なら治りも早いはずだが、このところ食生活がかなり偏りっぱなしなのは自分でもわかっているし、食事に頼っていては無理なこともわかっている。ここはビタミンAや、そのほかの皮膚に作用するビタミンを薬で摂るしかないと思うと、ポポンSの出番になるわけだ。
今日買いに行ってみると、新しく他の成分も強化されたプラスというのが出ていたが、普通のポポンSで十分だと思うのでいつものほうを買ってきた。薬局やドラッグストアの多いご近所の別の駅で降りて、ドラッグストアめぐりをして、一番安かった店で買ってきた。この先、もしまた消費税が上がれば常に買い物のたびにこういうことをしなければならないことになりそうだ。
うちのほうは物価はあまり安くはない。もともとがお屋敷町だった地域で今も住宅街だから、そんなものだろう。これでウォルマート西友やローソン100がなかったら、今のご時世ではちょっと大変だが、同じ沿線の近くの物価の安い地域がいくつもあるおかげで助かっている。安ければよいというものでもないので、やっぱりちゃんとした良いもの、おいしいものがほしいと思えば、これもまた近くに高級スーパーのクイーンズ伊勢丹もあるし、時と場合でそこは使い分けている。
ところが今日は夏物の普段着や下着も買う予定だったので、なじみの店をいくつか回って驚いた。商店街の店の様子がどんどん変わってきている。普段着や下着などは安いもので十分だし、わざわざデパートに買いに行くほどのものではないと思うから地元や近所の駅の商店街のなじみのお店を愛好してきたのだ。それがどうだろう。
商店街がどんどん様変わりしてきれいになるのはいいのだが、昔からのお店が消えてしまって、若い子向きのどうしようもないものばかり扱っている店だけが増えていた。生き残っているお店の店員さんと話して、これは建て替えが進んできれいになると家賃が高くなってくることなど、古くからの店が戻れない事情がわかってきた。今でも昔ながらの地元の衣料品を扱っている店が生き残っているのは古い、しかしそれでも何とか活気のある商店街だけらしい。スーパーなどでも衣料品はもはや扱いたがらなくなって来ているというのだ。
しかし、若い人ならそれなりにサイズも見つかるが、中高年のおばはんには大変な時代だ。ユニクロではとてもではないがちゃんと着られるものは少ない。どうにもならないのだ。別にリサイクルに文句を言うつもりはないが、下着ばかりは絶対新品でなければいやなのだ。自分が着て古くなったのはかまわないが他人の古着の下着なんて冗談ではない。
それこそこの先はただの普段着や下着を買いにわざわざ巣鴨の地蔵通りや、他の有名な古い商店街に行くことになるのかもしれぬ。妙な時代だ。