うちの娘、今18歳で,養護学校に通う、個性的な娘です。小さいころ~小学校までは、普通の子と同じクラスですごし、限界を感じ、中学からは普通学校の特別支援クラス、そして高校は養護学校の高等部に通ってます。
普通の子になってほしい、頑張ればきっとなる、絶対そうするんだと頑張れば頑張るほど、悪いほうへ悪いほうへところ転がって行きました。もう、頑張るのはやめよう、無理はやめよう、身の丈に合った環境を選ぼう、そう決めた瞬間からとても楽に、楽しく過ごせるようになりました。
小さいころから歌が得意、ダンスも大好きだった娘。幼稚園から小学4年生のころまでは普通の子が通うダンス教室に通っていました。でもだんだん周りの子が成長していくと、お遊戯的だったダンスはどんどん高度になって難しくなり、ついていけない娘はダンスの時間にいろいろいたずらをしては先生を困らせるようになりました。先生は根気よく注意をしてくれる、理解ある先生でしたが、私がもう限界を感じ、娘をやめさせてしまいました。
そのころの私は、きっとそのうち普通の子に追いつくから、そうなったらまた復活すればいい、と「高校生になったら、またダンス教室に入るから・・・」ということで、娘をあきらめさせていました。その後、障害児として歩むことになった娘、もう普通のダンス教室の扉をノックする勇気は私にはなくなっていました。
高校生になった娘は「ダンス教室は?」と、時々聞いてきたのですが、「また今度ね」と先延ばしにする私。
そんなとき、去年の2月、たまたま朝のNHKニュースで、障害のある子のダンス教室の選手権をやる準備をしているという男性を取り上げていました。その人は福地龍介さん。全国ニュースでしたので、どこだろうなあ、この先生、いいなあ、こんな教室、と思いながら見ていました。そしたら、なんとその先生の教室は西尾!愛知県!
家からはちょっとあるけど、通えない距離じゃない!ということで急いで調べると出てきました.
MIX-JAM
すぐに連絡を取り、見学をさせてもらうことにしました。西尾だけではなくて安城にも教室があったので、そちらを見学させてもらい、すぐに入れてもらうことにしました。
初めは週1でしたが、すぐに上のクラスに入れてもらえることになり。今は週2で通ってます。
家に帰ってくると21:30くらいになるのだけれど、ダンス好きの娘はそんなこと、ものともせず、楽しく通っています。